神河当時 - 反転デッキ その2
神河当時 - 反転デッキ その2
DEATH BY PINGINGCreature (16)
4 Ember-Fist Zubera
4 Vulshok Sorcerer
4 Initiate of Blood
3 Gravedigger
1 Ryusei, the Falling Star

Instant (11)
4 Magma Jet
4 Shriveling Rot
3 Wail of the Nim

Artifact (4)
4 Darksteel Brute

Enchantment (4)
4 Honden of Infinite Rage

Land (25)
11 Mountain
4 Swamp
4 Lantern-Lit Graveyard
4 Urborg Volcano
1 Shinka, the Bloodsoaked Keep
1 Shizo, Death’s Storehouse

60 Cards


ENCHANTATHONCreature (16)
4 Sakura-Tribe Elder
4 Yavimaya Enchantress
4 Verduran Enchantress
4 Kitsune Mystic

Sorcery (4)
4 Kodama’s Reach

Artifact (2)
2 Skull of Orm

Enchantment (16)
4 Indomitable Will
4 Ghostly Prison
3 Spirit Link
3 Cage of Hands
2 Lure

Land (22)
8 Forest
4 Plains
4 Elfhame Palace
4 Tranquil Garden
1 Eiganjo Castle
1 Okina, Temple to the Grandfathers

60 Cards


GRAVE ROBBERCreature (28)
4 Nezumi Graverobber
4 Ravenous Rats
4 Chittering Rats
4 Solemn Simulacrum
4 Nekrataal
4 Duplicant
3 Gravedigger
1 Marrow-Gnawer

Sorcery (8)
4 Night’s Whisper
4 Zombify

Land (24)
22 Swamp
2 Shizo, Death’s Storehouse
60 Cards


ODIOUS PORTALCreature (12)
4 Nezumi Shortfang
4 Ravenous Rats
4 Sakura-Tribe Elder

Sorcery (7)
4 Kodama’s Reach
3 Journey of Discovery

Artifact (7)
4 Possessed Portal
3 Skullcage

Enchantment (11)
4 Megrim
4 Honden of Night’s Reach
3 Honden of Life’s Web

Land (23)
13 Swamp
8 Forest
1 Okina, Temple to the Grandfathers
1 Shizo, Death’s Storehouse
60 Cards


GREEN EGGS AND HAMCreature (31)
4 Dripping-Tongue Zubera
4 Sakura-Tribe Elder
4 Vine Trellis
4 Viridian Zealot
4 Orochi Eggwatcher
4 Viridian Shaman
4 Solemn Simulacrum
3 Dosan the Falling Leaf

Artifact (2)
2 Orochi Hatchery

Enchantment (4)
4 Honden of Life’s Web

Land (23)
21 Forest
2 Okina, Temple to the Grandfathers

60 Cards


引用元
INTOTHEAETHER IS FLIPPING CRAZY Posted in Feature on January 11, 2005
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/intotheaether-flipping-crazy-2005-01-11



前回の反転デッキ特集記事(※1)の続きで、残りの反転カード5枚を主力にしたデッキです。

個人的には、《鼠の短牙/Nezumi Shortfang》デッキが面白いと思いました。能力から言えば、ハンデスと《拷問台/The Rack》系のカードを積むのが定番ですが、《取り憑かれた扉/Possessed Portal》という変わったカードが採用されているからです。



※1
神河当時 - 反転デッキ その1
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202101092353241813/

神河当時 - 《卑血の芙巳子/Fumiko the Lowblood》の攻撃性能
神河当時 - 《卑血の芙巳子/Fumiko the Lowblood》の攻撃性能
低く進めば
《卑血の芙巳子》の防御性能はこんな具合だ。だが、やっぱり彼女は攻撃に回そう。彼女をブロックしたいなんて思う相手はどのぐらいいる?

もちろん、無理やり《寄せ餌/Lure》で解決することもできる。だが、それは《卑血の芙巳子》が対処しきれる以上のものを引っ張り込む可能性がある。いずれにせよ、一つの目的をやりすぎるカードは好きじゃないし、代わりに望む結論のためにもっとしっかりした戦略がデッキに入れられるんならそっちの方がいい。

《卑血の芙巳子》は赤だ。赤は攻撃時に突如パワーが上がることで恐れられている。何を言いたいかわかるか? 《ギトゥのときの声/Ghitu War Cry》とか、もっと単純に《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》でもいい。攻撃のダメージが3点で足りないならその倍を通すことを考えればいいし、まあ5点でも7点でも10点でもいいだろう。

この美しさは、おそらくこの手のカードはお前のデッキにすでに入ってるだろうってことにある。違うか? (「もちろん!」) それに、いいか! お前はどこぞの妙ちきりんなおべっか使いのコラム書きに、お前のデッキを作って欲しいのか、どうなんだ! (「やなこった!」) 俺の意見を聞きたいんならな、おい、それが何だか教えろや! そら! (「おお! ガツンと行け、アロンジ!」) それじゃ俺のデッキリストを……おっと、今回はデッキリストが要りようになるとは思ってなかったぜ。

攻撃的なデッキの中には、防御側がブロックする必要があるものがすでに入ってるもんだ。それ以上やりすぎることはない――相手にやらせてやりゃいいんだ!

血は低く、ダメージは痛く

もちろん、プレイヤーの中には《卑血の芙巳子》の武士道能力を悪いことに使う方法を探そうってやつもいるだろう。コンボデッキのリストは出さないよ。だが、話の取っ掛かりぐらいは教えてやってもいいだろう。

ちらっと上のルールの項目で書いたが、《卑血の芙巳子》を1ターンに複数回攻撃に行かせれば、そこに可能性が出てくるだろう(《山賊の頭、伍堂/Godo, Bandit Warlord》を出すとかな)。そうなった場合、こんな事態が起こるだろう。

1.《卑血の芙巳子》が最初にブロックされたとき(他に5体の攻撃クリーチャーがいるとして)、次の戦闘の開始時はこいつは8/7の武士道X持ちだ。
2.《卑血の芙巳子》が二度目にブロックされたら(攻撃クリーチャーが4体しか残ってないとして)、X=4になるからこいつは12/11になる。
3.そこで《凶暴な打撃/Savage Beating》を双呪で撃つと、こいつは12/11の二段攻撃の武士道Xで、X=、おっと、5ってことにしとくか?
4.ここで《侍の御大将、武野/Takeno, Samurai General》が出てるとすると、今やこいつは17/16の二段攻撃持ちで武士道5ってことになる。
5.《投げ飛ばし/Fling》には「投げ飛ばしをプレイするための追加コストとして、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。投げ飛ばしはそれに生け贄に捧げたクリーチャーのパワーに等しい点数のダメージを与える。」と書いてある。

まあとにかく、何か思いつくだろうな。

アンソニーはデッキ構築の助けを行えない。彼は「武士道X、Xは許可したときに流れ込んでくるリクエストの数」の能力を持っていないからだ。

引用元
卑血圧の女 更新日 Serious Fun on 2005年 1月 11日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/serious-fun/%E5%8D%91%E8%A1%80%E5%9C%A7%E3%81%AE%E5%A5%B3-2005-01-11


昨日の記事の続きです。

相手へ攻撃を強制して返り討ちにする防御面は昨日とりあげました。今日は、自分のクリーチャーとともに攻撃する場合の話です。

《山賊の頭、伍堂/Godo, Bandit Warlord》などで追加の戦闘フェイズを得れば、武士道の修整が複数回誘発するので、攻撃してブロックされるたびにサイズが大きくなっていきます。そして上がったパワーを《投げ飛ばし/Fling》などでさらに活用することも可能です。

武士道は侍ならどれでも持っていますし、赤には戦闘フェイズを追加するカードもパワーを参照するカードも豊富なので、赤い侍デッキに自然と組み込めるコンボである点が嬉しいと言えるでしょう。

神河当時 - 《卑血の芙巳子/Fumiko the Lowblood》と警戒と多人数戦
神河当時 - 《卑血の芙巳子/Fumiko the Lowblood》と警戒と多人数戦
昨日の記事の続きです。

卑血、貴血、熱血、冷血
《卑血の芙巳子》と普通に合うクリーチャーは警戒持ちだ――安全に殴りにいけるんだからな。総元締めは《セラの天使/Serra Angel》だが、他にも警戒持ちがこんだけいる。そのほとんどは天使とかその類だが、クリーチャー・タイプに特にこだわらないんなら、《急降下するグリフィン/Diving Griffin》なんて珍しいカードもある。

だが、今回俺が選んだ《卑血の芙巳子》の仲間は全然飛ばない。《タールルームの勇士ターンガース/Tahngarth, Talruum Hero》は《卑血の芙巳子》の色と合っていて、しかも小型のクリーチャーをほとんど面倒なしに取り除く能力があることで、ブロックの選択肢を狭めてやることができる。

クリーチャー選択にもっと融通を利かせたいってんなら、お前の攻撃クリーチャーに警戒を与えるもっといい方法は《天使のトランペット/Angel’s Trumpet》だ。こうすれば、お前は《卑血の芙巳子》と一緒にあらゆるもので殴りかかることができる――まあ、《双子エンジン/Gemini Engine》あたりなんだろうが、《大蛇の孵卵器/Orochi Hatchery》からの100体の蛇トークンだっていいだろう。

卑血の栄光
警戒が無い状態でも、《卑血の芙巳子》は多人数ゲームでは優秀な防御クリーチャーだ。その理由は少なくとも二つある。

・多人数ゲームでは、3体なり4体なり以上のクリーチャーで複数回の攻撃を行うは非常に難しい。プレイヤーのうち誰かが耐え切れなくなって、ピンポイント除去なり大量除去なりを飛ばしちまうこともある。ほとんどのプレイヤーは、防御的な目的である程度のクリーチャーを残しておく。

・それと関係ある話なんだが、攻撃的な場合の《卑血の芙巳子》は攻撃クリーチャーが増えれば増えるほど強くなる。攻撃クリーチャーを増やすためには場に大量のクリーチャーを出す必要があり、大量のクリーチャーは場の緊張を必要以上に高め……そして、多人数ゲームにおける緊張の高まりすぎは、一対一における同じ状況よりもずっと危険だ。

なんで、警戒を使うやり方はやめにして(俺はそっちの方が好きだがな)、代わりに《卑血の芙巳子》を防御に回すことにしよう。どうすればいいか?

そうだな、こっちでも白と組み合わせるとこから始めるってのはどうだ? 《絡め武具/Entangler》はいい感じのエンチャントで、これを《卑血の芙巳子》に使って1/1軍団を押さえつけるのもいいだろう。白の力として《生真面目な君、昌子/Masako the Humorless》を入れるのも歩く無い。こうすれば、基本的にクリーチャーで攻撃と防御の両方が行えるようになる。

だが、俺が《卑血の芙巳子》と白を組み合わせる理由は、そこには彼女にとってマジック最強の友人がいるからだ。

《栄光/Glory》を《卑血の芙巳子》と組み合わせて使う方法は、少なくとも三通りある。第一に、《栄光》が防御に回るなら、《卑血の芙巳子》は自由に攻撃にいける。第二に、《卑血の芙巳子》はなんだかんだで注目の的となるクリーチャー――望まない注目も、だ。彼女から恩恵を受けるはずのプレイヤーですら、「場が面倒くさくなってきたぞ」とか思うだろう。《栄光》が墓地にあれば、《卑血の芙巳子》は防御でより強くなるし、《恐怖/Terror》だの《地震/Earthquake》だの《剣を鍬に/Swords to Plowshares》あたりでつまらない事態になることを気にしなくてよくなる。

最後に、《栄光》はちょっとばかりすばらしいことをしてくれる。こいつがいればお前の防御は鉄壁になるから、《卑血の芙巳子》は全員にどこかを攻めるよう命ずることになるわけだ。

そんなわけで、《栄光》は最強なんだが(まあ、全員をびびらすためにはちょっと墓地に送る努力をしなくちゃいけないが)、最後の効果に近いものでよければ、他にもカードはある――《独房監禁/Solitary Confinement》とか《スパイクの織り手/Spike Weaver》とか、《西風の魔道士アレクシー/Alexi, Zephyr Mage》ですら使えるだろう。「攻撃しろ!」の後に「俺意外をな」ってメッセージが着いてるのはいいもんだ。

引用元
卑血圧の女 更新日 Serious Fun on 2005年 1月 11日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/serious-fun/%E5%8D%91%E8%A1%80%E5%9C%A7%E3%81%AE%E5%A5%B3-2005-01-11


《卑血の芙巳子》と相性のいいカードとして、警戒もちクリーチャーが挙げられています。相手へ攻撃を強制するため、それを返り討ちにするだけの戦力がある方が良いでしょう。当然白に多いのですが、赤にも《タールルームの勇士ターンガース/Tahngarth, Talruum Hero》がいますし、無色の《天使のトランペット/Angel’s Trumpet》も選択肢にあります。

続いて、多人数戦においての活躍が考察されています。どうせ攻撃を強制するなら、自分以外を狙ってくれた方が良いでしょう。ここでも、《栄光/Glory》をはじめとして、白に相性のいいカードが多数あります。

白にも侍は多数いて、部族カードの支援も受けられるので、白に相性のいいカードが多いことは願ったり叶ったりと言えるでしょう。

神河当時 - 《卑血の芙巳子/Fumiko the Lowblood》のプレビュー
神河当時 - 《卑血の芙巳子/Fumiko the Lowblood》のプレビュー
マジックの多人数ゲームを行う上で学ぶべき最も大変なことはバランスだ。クリーチャーと除去のバランス。土地と呪文のバランス、重い呪文と手軽な呪文のバランス、その他諸々。

しかし今週は、独自のバランスを非情にすばらしく保っているやつに注目しようと思う。待機してブロッカーとなることと、(最終的には必要に駆られて)的を葬り去る欲望とのバランスだ。

(ルール部分については省略)

血は低く、賭け金は高く

《卑血の芙巳子》をデザイン上の観点から見たときの最も感動的なところは、二つの能力が戦いのテンションをかきたててる所だ。

もしこいつがただの(2)(赤)(赤)で3/2で攻撃クリーチャーの数と同じ武士道ってだけなら、お前だってこいつを何体かの仲間と一緒に毎度殴りに行かせるだろう。だが、お前がリスの軍団になだれ込まれてるってんなら、彼女はすばらしいブロック・クリーチャーだ――もっとも、なだれ込んでくるのがリス程度なら、まあ《灰色熊/Grizzly Bears》だっていい仕事をするだろう。《卑血の芙巳子》は赤だし、能力も悪くないんだから、ブロックするのは怖いだろう……となれば、彼女は殴りにいくことになる。

だが、こいつに“嘲る”能力が足されると、お前だって《卑血の芙巳子》をいつどうやって使うかを考え直さなくちゃいけない。みんなが毎ターン攻撃に行き、対戦相手も2人以上いるってんなら、ブロッカーを残すかどうかを考える必要がある。そして、ブロックの構えを見せるクリーチャーは大抵攻撃には行かない。

そうだろう?

引用元
卑血圧の女 更新日 Serious Fun on 2005年 1月 11日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/serious-fun/%E5%8D%91%E8%A1%80%E5%9C%A7%E3%81%AE%E5%A5%B3-2005-01-11


《卑血の芙巳子/Fumiko the Lowblood》のプレビュー記事です。

かなり長いので、ルール部分は飛ばします。そもそも最後には「このカードのルールに関する面倒な話は、土曜学校のマネージャーのジョン・カーターのところに送ってくれ。まあとにかく、俺もこのセットを覚えてる最中だしな!」と丸投げしていますし。

デザインを見ていきましょう。武士道の数値がXと不安定であることがまず新しいポイントです。このようなデザインは、数値をもつ他のキーワード能力でも可能でしょう。例えば、『フィフス・ドーン』では、「接合 ― 烈日」を持った《電結の放浪者/Arcbound Wanderer》が登場していました。

そして、この「攻撃クリーチャーの数」を参照する能力と、2つ目の攻撃強制能力が見事にシナジーを発揮しています。面白いのが、相手のクリーチャーでも、自分のクリーチャーでもカウントする点でしょう。先述の《電結の放浪者》は自分が多色を揃えればそれで終わりです。しかし、《卑血の芙巳子》は、自分と相手の行動次第で、強さが常に変動し続けます。よく言えば上振れが大きく、悪く言えば不安定です。こうした性質を嫌う人もいますが、面白く感じる人もいるので、デザインの多様性には必要でしょう。
神河当時 - 《静風の日暮/Higure, the Still Wind》のプレビュー
Art Description
The first step of the creation of a card’s art is its art description. The art description tells the artist what the card will do, what its flavor is, and what the mood of the illustration should be. Here were the instructions given to Chris for Higure, the Still Wind:

Color: Blue
Location: Doesn’t matter; should probably be a night scene
Action: When you want something done quickly/cheaply, you hire a black-aligned ninja. When you want it done *right* you hire a blue-aligned ninja. This is a master blue-aligned human ninja, the height of artfulness. This character is *able* to assassinate as well as anyone, but is more suited to spying and thieving-type jobs.
Focus: the human ninja (male or female)
Mood: I will never leave a trace.
Notes: This is a legendary creature and should look it.


Next the artist submits one or more sketches with his vision of the art description.

Sketch
Here’s Mr. Moeller’s initial sketch submitted for Higure, the Still Wind (called "Leiko, the Silent Hand" during playtest):

Higure, the Still Wind sketch by Christopher Moeller

As you know, the Kamigawa block is inspired by Japanese mythology, but with a Magic twist -- and its ninja are no exception. Magic’s version of these traditional secretive warriors need to show all the legendary stealth and prowess of the ninja while at the same time placing them in a context of powerful magic and gritty fantasy. Chris’s Higure captures this well -- we can see that the figure is escaping from a mission, several steps ahead of his pursuers, about to make it worse for them with a smoking device.

Final Art
In full color Higure comes truly to life. And so does the background around him -- note the ogre bruiser (using a spiked club similar to Sokenzan Bruiser) recruited to help guard the building -- unsuccessfully, we might add.

Higure, the Still Wind final art by Christopher Moeller

Finished Card
And here’s how you’ll see the card in its final state, in booster packs of Betrayers of Kamigawa. Get ready to sneak in with ninja (with a little help from Chris Moeller) at the prerelease!

引用元
SKETCHES: HIGURE, THE STILL WIND Posted in Arcana on January 11, 2005
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/sketches-higure-still-wind-2005-01-11


《静風の日暮/Higure, the Still Wind》のプレビュー記事です。能力ではなく、イラストを元に語られています。

黒の忍者が暗殺を得意とするのに対し、青の忍者はスパイや泥棒を得意とする方針だったようです。カラーパイ的にも納得でしょう。イラストにおいてもそれは現れており、背景にいる、門番の鬼が警備に失敗したことが分かります。記事では言及していませんが、それは「ブロックされない」能力にも現れていると言えるでしょう。

アートの指示では「人間の忍者(男女問わず)」とあります。実際、プレイテスト中は《沈黙の手、レイコ/Leiko, the Silent Hand》という女性的な名前でした。「百合子」だったらなおさら面白いところでしたが。

神河当時 - ドラフトにおける侍デッキと秘儀デッキ
神河当時 - ドラフトにおける侍デッキと秘儀デッキ
Samurai!
The first topic relates to a deck I’ve found myself drafting a few times lately. This is a slightly extreme example of it but it’s not far from what the average version tends to look like. A few weeks back I wrote an article on the importance of aggression and this deck is about as extreme an example of that theory as you can get. It looks like it contains a lot of awful cards, but in reality it plays out a lot better than you might think.

(省略)

Splice to victory
In limited formats you often find that the decks that focus heavily on the main mechanics within the block tend to be quite powerful when they’re drafted properly. In Mirrodin block we saw this with Affinity. In Onslaught block a lot of the Tribal effects were very powerful. In Champions we’ve already seen the black-red Spiritcraft decks become popular as well as the ultimate mechanic deck: Dampen Thought.

Recently I’ve started trying to abuse the Splice mechanic a bit more in other decks. It used to be routine that you would have your six or seven spells and maybe five or six of them would be Arcane if you were lucky. Abusing the Splice mechanic wasn’t very likely. Lately though, I’ve tried a couple of blue-white decks where I focused on drafting the Arcane card drawers over the mediocre creatures that usually filled up the deck, and then combining these with a few cards that I could grab with the Splice mechanic.

The resulting decks are typically quite creature light, but they play a much more controlling game, which is something I like. The creatures you do have tend to be of higher quality and you can gain a big advantage if you’re able to Splice a few spells successfully.

引用元
HOLIDAY ASSORTMENT Posted in Limited Information on January 10, 2005
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/limited-information/holiday-assortment-2005-01-10


プレビュー期間ですが、『神河物語』のドラフトの記事です。

質の劣るクリーチャーを入れてまでひたすら前のめりに組んだ侍デッキと、メカニズム中心で固めた秘儀デッキを紹介しています。侍の武士道が特に相互作用のないのに対して、秘儀の連繋は逆に完全に依存した関係で、対極的です。どちらが良いメカニズムという訳ではなく、両方があることが、ドラフトにおけるデッキの多様性に重要なのだと思います。

神河当時 - 梅澤俊郎の能力
昨日の記事の続きです。

さて、そろそろプレビューカードの時間ですね……まあ、いつもなら、ですが。しかし、magicthegathering.com の意地悪い面々は、ちょっと違う方針で今回行くようです。物語に関わるセットの看板カードを、毎週水曜の「カード戦略」の筆者のエイドリアン・サリヴァンに渡すことにしたのです! まあ、そんなわけで彼がどんなことをしてくれるのかは、もう少し待ってもらうことになります。しかし、彼は《梅澤俊郎/Toshiro Umezawa》の能力の可能性について、私よりも深く掘り下げてくれるでしょう。

ここで私が教えてあげられるのは、神河物語の小説「無頼の徒」で彼が見せた「漢字の術」が、そのままカードの能力となっているということです。彼は戦闘でもなかなかのものですし、うまくやれば彼の漢字の術が作動します。その能力ですが、実は昔のエキスパンションに登場した、プレイヤーの間で好評だったある能力に似ています。それは……おっと、この先はエイドリアンにまかせましょう。そして、前述の通り、彼はマジックにおいて初の黒単色のカードとなった主人公です。待ちきれない方のために、彼のイラストだけお見せしておきましょう。

長年の諍いの後、神の乱は激しさを増していきます。やがてそれも終わりを迎えるでしょう。しかし、神ですらどちらが勝者となるかは知りませんし、そもそも最終的に神河が存在しているのかも定かではありません。しかし、これだけは言えます。生き延びる術があるなら、あるいは事態が好転するとしたら、それを見つけるのは梅澤俊郎その人です。唯一残った問題は、彼がそれを成し遂げたとき、生き残っているのが誰かということだけでしょう……。

引用元
謀叛の傷跡 更新日 Feature on 2005年 1月 10日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/%E8%AC%80%E5%8F%9B%E3%81%AE%E5%82%B7%E8%B7%A1-2005-01-10


詳細なカードプレビュー、は別の記事に譲られました。ヒントとして、梅澤俊郎の能力が「漢字の術が能力になったもの」「昔のエキスパンションの能力に似ている」とだけ示唆されています。

ストーリーの結末について、「どちらが勝つかは分からない」「神河が存在するかすら分からない」「生き残る術を見つけるのは梅澤俊郎だろうが、誰が生き残るのか分からない」と語られています。この時点で結末が決まっていたのかどうかは定かではありません。しかし、梅澤の末路を知った今から見るとなんとも面白いものです。

神河当時 - ラスボス、大口縄
神河当時 - ラスボス、大口縄
昨日の記事の続きです。

しかし、世の中には皆さんが考えもしなかったであろう、移ろいやすいものがあるのです——それは生ある者たちです。そもそも、マジックでは人々は死んでしまうと、一般的には霊 になるということになっています。しかし、神河の世界では、霊はすなわち神なのです。それじゃ、戦における数千もの犠牲者の霊はどうなるのでしょう? 彼らは神になるのでしょうか? そうだとしたら、彼らは誰に仕えるのでしょう? 新たな仲間なのでしょうか、それとも生前愛していた者なのでしょうか? これらの新しい神は、最強の神である大口縄 とはそれほど強く結び付けられておらず、違う方向に進んでくれる望みも十分あるでしょう。

さて、大口縄の話をすると、彼は神河の現実世界に姿を現そうとしています。そしてもちろん、言うまでも無いことですが、彼は喜んでいるわけではありません。彼は実際のカードにはなりません(プレーンズウォーカーたちと同様に、彼はマジックのカードにするには強大すぎるのです)が、彼の怒りが世界に与える影響は計り知れません。この神の存在と、他のすべての神を倒すこととの間には様々な説が飛び交っていますが、その答えはいずれ示されるでしょう。

一方でこのセットには、物事が神の望む方向に進むような、実に手に負えない事態も多数発生しています。様々な種族の魂の奥深く存在する神が姿を現し始めたのです。他の神と同様に、彼らはかつての崇拝者に襲い掛かることを躊躇したりしません。さらに悪いことに、土地そのものに存在する神までもが集まり立ち上がり、自分たちの上を歩き泳ぐ者たちを襲い始めます。安全な場所などどこにも無いようです。

おそらく神河謀叛で、あなたにとって最も物語と密接に繋がっている点は、大口縄や他の神がなぜここまで怒り狂っているかの理由が判明することでしょう。事実、その原因自身が、派手で格好いいカードになってるんですからね! そしてそれ自身が、大名今田や永岩城にまつわる謎を解き明かしてくれるのです。しかし、非常に重要な疑問についてはいまだに謎のままで、その答えは空民にすら分からないのです。

引用元
謀叛の傷跡 更新日 Feature on 2005年 1月 10日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/%E8%AC%80%E5%8F%9B%E3%81%AE%E5%82%B7%E8%B7%A1-2005-01-10


今度は神サイド、特に大口縄の話です。

大口縄が怒り狂ったことから、神の乱が始まりました。それゆえに、大口縄を倒せば神の乱が終わる、つまり、この神河ブロックのストーリーにおけるラスボスと言えるポジションです。

「彼は実際のカードにはなりません(プレーンズウォーカーたちと同様に、彼はマジックのカードにするには強大すぎるのです)」とあります。実際、神河ブロックにおいてはカード化しなかったのですが、12年後に『統率者2017』にて《復讐の神、大口縄/O-Kagachi, Vengeful Kami》とカード化されました。同様の理由でカード化されていなかった旧世代プレインズウォーカーも、カード化されるようになった新しい方針による変化が伺えます。

当時は、彼自身はカード化しませんでしたが、彼が神の乱を起こす原因は「派手で格好いいカード」としてカード化されています。そして、これもまた物語の結末において重要な役割を果たしますが、それは後の話です。

神河当時 - 主人公、梅澤俊郎
神河当時 - 主人公、梅澤俊郎
物事がこれ以上悪くならないなら、現状も悪くなんかないのでしょう。この事実は、 神河 の人々の方がよく分かっていることです。彼らは神の怒りと戦わなくてはいけない事態になっていますが、新たな軍勢がそこに加わってきたとき、世界は本当に大変な事態へと落ち込んでしまうのです。しかし、だからといってその争いの中から生まれてくる素晴らしいカードを楽しんじゃいけないという道理は無いですよね。 神河謀叛プレビューページでは、神河物語プレビューページに掲載された短編ストーリーと小説の「無頼の徒」から続く短編ストーリーが紹介されています。前回も素晴らしいストーリーが掲載され、反響もなかなかのものでした。今回も要注目ですよ! でもまずは、これらの物語の背景を知っていかなくちゃいけないでしょう。というのも、事態は深刻な変化を示してきているからです。

神河謀叛では神の乱の物語の続きが語られていきます。主人公たるアンチヒーロー、梅澤俊郎 はプレイヤーの注目を浴びることになった。なんと言っても、マジック界において、ここまで自分勝手でずるがしこく、それでいて魅力的な主人公はなかなかいなかったですからね。今田魅知子 だけではなく皆が魅了されるのはおかしくないはず。彼がマジックの物語の「英雄」として初の黒いカードになるというのも、驚きには値しないでしょう。しかしまあ、カードはもう少し後の話になります。

神の乱には大きな変化がありますが、その理由は我らが友の俊郎本人が手を出したせいでもあるのです。争いは長きにわたって続いていますが、事態が加速する兆しもはっきり見えています。例えば、碑出告 をはじめとする鬼の崇拝者たちは、その影響力を真火砦 や竹沼 を超えて広げ始めています。大峨 はそもそも巨大で卑劣ですが、暗黒の神の力を得て、彼らは全く無視できない軍勢となっていきます。望むなら彼らは神河全土を押しつぶすこともできるでしょうが、そもそも碑出告はこの戦の波をどう変えていこうとしているのでしょうか?

もちろん、今後も殺戮や悲劇などがマジックの物語を飾っていくのでしょう。疑問は解かれることになるのでしょうが、より重要な問題はしばらくの間は謎のままです。答えを得るのはどちらなのでしょうか? 広がった戦乱をどうにかするために、俊郎と魅知子は何ができるのでしょうか? そして、あらゆる物事の背景にいると思われている人物は、本当にすべての原因なのでしょうか? それを示すのは、時と、小説だけです。しかし、俊郎(とあなた)は世界の背景で何が起こっているかを知ってしまうと、神の怒りの原因も当初よりもっと複雑な事態であることに気がつくことでしょう。

今回、神河謀叛で注目すべきは忍者です。この傭兵たちは忍び込みと妨害工作の達人であり、他と同様に、神の乱の中での役割を見つけています。彼らは確かに暗殺や盗みなどを行っています。しかし、他の生ある者たちと同様に、彼らは自分たちの技量を、自身が生き延びるために使っていきます。彼らも他の人間たちと同様に、神の乱の一端を担っています——自分自身の特殊な力が、実際のカードによる戦いと同様に、神との戦いで優位に立つために使われることを願っているでしょう。

引用元
謀叛の傷跡 更新日 Feature on 2005年 1月 10日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/%E8%AC%80%E5%8F%9B%E3%81%AE%E5%82%B7%E8%B7%A1-2005-01-10


『神河謀叛』のプレビューですが、カードではなく、ストーリー面について語られています。

主人公である梅澤俊郎が、神の乱にどのように関わっているのか。1つには、神の乱の元凶を追求すること。もう1つには、自身の行動で戦禍を広げていることが伺えます。

詳しいことは小説を読んでいくしかありません。この小説についても、いずれ取り上げることが出来ればと思います。
神河当時 - 忍術のデザイン
昨日の記事の続きです。

次、そこの長い三つ編みの髪の……どっちか。手袋をしてる人。

Q:忍術能力はどこから思いついたん?

面白い話があるんだよ。神河謀叛のデザインチーム(早い話がマイクとランディ)は、忍者を採用する方向で進めていた。それが黒や青になることもはっきりしていた。そして、武士道が侍同士のつながりをはっきりさせているように、忍者同士のつながりとなるキーワード能力が必要なのもわかっていた。それもイメージたっぷりなやつだ。最初の提案は確かリチャード・ガーフィールドから来たはずだ。彼の提案は、それらがみんな場に出たときの能力を持っているのはどうかというものだった。リチャードの主張は、忍者は侍ほど戦士として強くない(それと、ポップカルチャー的観点から言えば、負けるのはいつも忍者の方だ)というものだった。掘り進めるべきは、彼らの隠密性だ。リチャードの考えでは、“場に出たとき”の能力ならそれが擬似的に表現できるだろうというものだった。そこでデザインチームは、リチャードのデザインによるカードを何枚か試してみた。その後、彼らはインスタントとしてプレイできるクリーチャーを実験してみた。次に試したのは、インスタントとしてプレイでき、場に出たときの能力を持っているクリーチャーだった。しかし最終的に、どのバージョンも忍者としては平凡な者だったんだ。

次に試されたのは、テンペストの《日和見主義者/Opportunist》と若干のつながりのあるものだった。それらのクリーチャーは、対戦相手に何らかのダメージを与えたときにのみ起動できるタップ能力を持っているものだった。 しかし、カードの動きとしてはうまく行ったものの、それは忍者のイメージをうまく捕らえていなかった (例えば、君の忍者は攻撃には行かないだろう)。そしてアーロン・フォーサイスは、シャドーを復活させるアイデアを持ち出してきた。アーロンが言うには、これはイメージ的に完璧だというものだった。そこで我々はカードを何枚か作って試してみたが、シャドーではメカニズム的にうまくは行かなかった。
 次に我々が試したのは、リチャードがオデッセイ時代にデザインしたもので、それ以来居場所を探していたメカニズムだ (それがどんなものかはここでは語らない。いつか居場所が見つかるだろうからね)。そのメカニズムはかなりいい線までいったけど、残念ながら決定までには至らなかった。さて、ここでようやく神河謀叛のデザインに私がちょっと交わることになる(後に色々と紹介することになるけど、ほとんどそんなレベルだ)。私はその問題に、イメージ的な問題からあたることにした。我々は忍者に何をさせたいのか?

まあ、攻撃をさせたいんだろう。そして、実際にダメージを与えたときに、何か悪いことをさせるのがいいんだろう。それに、奇襲的要素も加えたい。そこで、私は忍者が隠し持っている能力について考え始めた (もちろん、手裏剣は別にしてだ)。そして、ピンときた――偽装だ。忍者が自分を別なクリーチャーに偽装しているとしたらどうなるだろうか? そしてここぞと言うときになって、彼らは覆面を外して「ゴチ!」とか言うのさ(ああ、できればアンヒンジド的には考えて欲しくないな)。

そんな考えを頭に、私はどうやってそれを現実にするかを考え始めた。私はそれがブロック後の話でなければいけないと考えた。忍び込むことのお楽しみは、あくまで敵の防御を抜けてからの話だからね。そして、私がその考えに至ったとき、答えは明白だったのさ。手札の忍者を攻撃クリーチャーと交換することにしたんだ。私が元のクリーチャーを墓地でなく手札に戻すことにしたのは、墓地に置くんでは忍者がそのクリーチャーを殺しているように見えたからだ。代わりに手札に戻すことで、そこには私が付け加えたかった“ずっと何かに化けていた忍者”のイメージができることになるだろう (ゲーム的にも価値が出てくるしね)。

イメージはうまくいった。そして、テストプレイを進めていくにつれ、このメカニズムは二次的な効果があることが分かってきた。プレイヤーはあらゆるクリーチャー、特に軽くて小さいやつに対してより強く疑心暗鬼になるようになったんだ。私はこのメカニズムを「隠密(sneak)」と名づけた。私が最初に作ったカードは、偶然にも小型の青クリーチャーで、対戦相手にダメージを与えるたびにカードが引けるやつだったね(これは神河謀叛のコモンカードだ)。

さて、親愛なる読者諸君も、忍者がとにかく気になってきたことだろう。

が、今回はどうやら時間となってしまったようだ。今回の記事が、神河謀叛の世界や忍者の出自に関してのイメージになってくれるといいと思う。

それでは、またお会いできるときまで。

それまでの間、あなたが忍者で“隠密”の楽しさを知ることを祈念しつつ。

マーク・ローズウォーター

引用元
忍者襲来 更新日 Making Magic on 2005年 1月 10日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/making-magic/%E5%BF%8D%E8%80%85%E8%A5%B2%E6%9D%A5-2005-01-10


忍者の能力を作る過程が明かされています。

以外にも、最初は単純にETB能力でした。忍者は侍ほど戦闘力がなく、隠密行動をとるから、その表現とのことです。イメージはその通り(※1)ですが、その表現がETBというのは私にはピンときません。ただ、結果的には忍術と相性が良い能力なのは、奇妙な偶然と言えます。

また、(当時はキーワード化してませんが)瞬速がつけられていたのも面白いところです。ここ最近だと、『ゼンディカーの夜明け』でならず者が多く持っていました。そしてならず者はサボタージュ能力もまた、多く持っていました。真正面からの戦闘をしない、絡め手の職業というイメージが近いゆえでしょうか。

次に試された「対戦相手に何らかのダメージを与えたときにのみ起動できるタップ能力」は、自分以外でもOKになったサボタージュとも捉えられます。ただ、攻撃に行かないことが不満だったようです。不得手とは言え、忍者も戦闘しない訳ではありません。

次の候補、シャドーは隠密性の表現としては納得しやすいでしょう。和風世界でシャドーという名前も違和感はありますが。

ここまでの試行錯誤から、忍者にさせたいこと「攻撃」「ダメージを与えたときに何かさせる」「奇襲」をまとめ、新しく「偽装」という要素を加えることによって、イメージが完成しました。それを形にしたのが、現在の忍術、ということです。

最後に触れられている、マローが最初に作ったカードは《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》のことでしょう。一番活躍した忍者と言っても過言ではないカードです。それが一番に出来たというのも面白いところです。




※1
もっとも、最近では忍者マンガというとだいたいが「むしろ忍んでない」イメージです。pixivに以下のような項目すらありますし。
「忍んでない」
https://dic.pixiv.net/a/%E5%BF%8D%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%AA%E3%81%84
「忍ぶ気ゼロ」
https://dic.pixiv.net/a/%E5%BF%8D%E3%81%B6%E6%B0%97%E3%82%BC%E3%83%AD
また、バトル漫画ともなると、戦闘力も強いでしょう。刀一本の侍よりも、多彩な忍術が使える忍者のほうが向いている、というのもあるかもしれません。

神河当時 - 忍者が登場した理由としなかった理由
神河当時 - 忍者が登場した理由としなかった理由
ようこそ、神河謀叛プレビュー第1週へ! そして今回、皆さんと神河謀叛のプレビューカードを初めて分かち合う栄誉を担うことになったのが、この私だ。それに、こいつは忍者だ。思うに、こいつは神河謀叛における最初のニュースだと思うね。マジックにも忍者が登場することになったんだから。それじゃ、なぜそれが登場することになったのか? どうして神河物語には入っていなかったのか? その質問には一通り答えていくつもりだけど、まずはとにかくプレビューカードをお見せすることにしよう。冬休みを三週間ほどいただいて、これが明けて最初のコラムになる(コラムを書くのは好きだけど、時には毎週書かなくてもいいことが好きになるのもあるんだよ)ので、ここではぜひとも読者の皆さんをイライラさせたいと思う (今後もそうする時間はたっぷりあるんだけどね)。

さて、それじゃ今回のコラムの進行を決めておこう。まずはプレビューカードをお見せする。それから、質疑応答をやっていこう。いいかい? オーケー、それじゃプレビューだ。カードの紹介前に言うことは特に無いけど、紹介の文句は「“あれを見ろ! 忍者だ!」でいくんだろうね。

《静風の日暮/Higure, the Still Wind》

さて、質疑応答に入ろう。

(デザインチームの紹介については省略)

さて次、そこの二十代の赤いネクタイの君。

Q:忍者だって? なんで忍者なんか入れることになったんだい?

神河物語のデザインチームがブロックのデザインを始めたとき、彼らは日本の神話に登場するあらゆるものや、日本に関してマジックのプレイヤーが知っているであろう事をリストにした。彼らはそれを元にアンケートを作成し、ウィザーズ者でマジックをプレイしていると思われる面々に対して実行したんだ。トップに並んだ二つ(間違いなくアンケートに参加した全員がマークしただろうね)は、侍と忍者だった。もう一つ重要だった発見は、落とすべきアイテムがあっというまに見つかったことだ。最終的には、人々は二本の親和について少しだけ理解しているものの、我々が期待していたほどではなかったことが判明した。忍者は間違いなく入るべきものだったね。

次、Magic Onlineのターンの合間にこのコラムを読んでる君。そこで神河物語のドラフトをやってる君だ。黒シャツの。今「犬を追い出してるんだ」って発言した君だよ。

Q;なぜそれが神河物語に入らなかったんですか?まあ、前の段落を見れば、そう来るだろうね。

この質問に答えるには、ちょっと引いた観点から見なくちゃいけない。マジックのセットは個別にデザインされているわけじゃない。それらはブロックでまとめてデザインされているんだ。つまり、ブロックの最初のセットでは、ブロックの他のセットのことも考えなくちゃいけないってことだ。で、神河物語のデザインで、我々は忍者がどれだけ面白い要素になるかに気がついていた。それゆえに、とっておくべき価値があったのさ。そこで我々はそこでは侍を導入し、次のセットで――忍者が登場したってことさ!

次、そこの銀縁の眼鏡っ娘。

Q:えっと、忍者はみんな忍術を持ってるんですか?

その通り。侍がみんな武士道を持ってるのと同じことだ。ただし、戦闘ダメージにより誘発する内容は、忍者ごとに違っている。だからプレイの仕方もさまざまなものになるだろう。

次、そこの唇が荒れてる君。

Q:忍者はみんな黒なの?

いいや。開発部が話し合った結果、忍者の隠密行動は青にもふさわしいということになったんだ。

次、スタバでノートパソコンを開いてる君。ラテを頼んでる君だ。

Q:ってことは、白とか赤とか緑には忍者はいないんですか?

いない。

引用元
忍者襲来 更新日 Making Magic on 2005年 1月 10日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/making-magic/%E5%BF%8D%E8%80%85%E8%A5%B2%E6%9D%A5-2005-01-10


『神河謀叛』のプレビューが始まりました。その第一弾が忍者についての記事です。エキスパンションシンボルが手裏剣(※1)なこともそうですが、やはり忍者への期待は大きかったのでしょう。実際、入れた理由は「日本へのイメージの2トップが侍と忍者だった」とのことです。

となると、「それだけ重要ならなぜ『神河物語』で最初から登場しないのか?」という疑問が出てくるのは自然でしょう。そして、その解答は、「忍者が面白いから取っておいた」、とのことです。実際、忍者が(特殊セットとは言え)新規カードが何枚も作られていること(※2)や、新メカニズムの元となったこと(※3)を考えると、忍術の面白さに対する評価はかなり的を射ています。


※1
神河当時 - 神河謀叛のビジュアル
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202012062006403610/

※2
神河資料 - 忍者の再録
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/201912242220598631/
神河資料 - 『プレインチェイス2012』の忍者デッキ
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202003201125002777/

※3
神河資料 - 現出の元ネタ
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/201912292132592618/
神河資料 - 忍術と現出と献身
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202002192051153261/
神河資料 - 《殺しのメアリー/Mary O’Kill》
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202002082034537715/
神河資料 - 忍術から生まれたオーラ交換
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202008082330235946/
神河当時 - ルールQ&A 2005/01/08
神河当時 - ルールQ&A 2005/01/08
神河当時 - ルールQ&A 2005/01/08
Q: I know that the Hondens count the other Hondens in their "for each shrine you control" ability. My question is about the shrines from Odyssey. Do the Hondens count all of those as shrines, or does this ability ONLY count Hondens? –Michael

A: “Shrine” is a sub-type of Champions enchantments.
The CHK Shrines all have type lines that read “Legendary Enchantment—Shrine” just like a creature such as Nagao, Bound by Honor reads “Legendary Creature—Human Samurai”… Shrine, Human, and Samurai are all sub-types of their respective types. The Odyssey enchantments have “Shrine” in their name only and so won’t be counted for the Hondens. Time will tell if more Shrines will be seen.

引用元
IT’S A WHOLE NEW YEAR Posted in Feature on January 8, 2005
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/it%E2%80%99s-whole-new-year-2005-01-08



毎週更新のQ&A記事です。

『神河物語』の《浄火の本殿/Honden of Cleansing Fire》サイクルは、「祭殿/shrine」であることを参照するので、『オデッセイ』の《エイヴンの祭殿/Aven Shrine》も参照するのか?という質問です。

あくまでもサブタイプのを参照するので、そうした相互作用はありません。そもそも、こうした名前の一部だけを参照するのは、翻訳したときに問題が起きるので、MTGでは避けられる傾向にあります。

面白いのが、「もっと祭殿が見られるかどうかは時が経てばわかるでしょう(Time will tell if more Shrines will be seen)」という最後の一文です。神河ブロックにおいてはこれ以上は出なかったのですが、その10年以上後に、『基本セット2021』で新しく祭殿が登場しています。このような展開は、質問者も回答者も思いもよらなかったでしょう。

神河当時 - 2004年の振り返り、R&D編
This past year was my very first full one as a member of Magic Research & Development, and what a year it was. Granted, I knew my way around the department by the time I started--I had played in the Future Future League and chimed in with random design and development thoughts long before I actually started the position--but there were plenty of opportunities for me to learn. Here’s a quick recap of 2004 from my eyes here in R&D.

Earth’s Formation
About this time last year, the set we called “Earth”--now known as Champions of Kamigawa--was finishing up development. The lifespan of the set inside the company to this point had been a tumultuous one. Many people--myself included--were unsure we’d be able to pull off a Japanese-themed set well, especially one that was going to use the overall look and feel of the cards as the major theme as opposed to some widespread mechanic-based hook, like the tribal theme in Onslaught or the pervasiveness of artifacts in Mirrodin.

Luckily my pessimism was due mostly to my lack of exposure to what would be the final names and art--my decks all featured blank cards with names like “Planar Samurai” and “Trampling Tree.” As the finished artwork started showing up in our card database, along with the evocative card titles our expert creative team cooked up, my eyes really opened to how potentially cool this set could be--and how wrong I was for doubting its potential. I have learned to trust my coworkers, that’s for sure! Of course, I’d have to wait a few months before the cards were made public.

引用元
MY YEAR IN R&D: 2004 Posted in Latest Developments on January 7, 2005
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/my-year-rd-2004-2005-01-07


2004年を振り返る記事は一昨日とりあげましたが、あれはトーナメント視点でした。これはそのR&D視点編です。

日本モチーフの次元を作成するにあたっては不安がつきまといました。もっともこれは、開発中はアートがなく、カード名も素っ気ないものだったためです。後に、完成したカードで、フレイバーに富んだカード名やアートを見て、それらは吹き飛んでいます。

フレイバー重視のトップダウンデザインのセットだからこそのエピソードです。

また、これ以外にも、当時まだ発売されていない『神河謀叛』『神河救済』のことにも言及しています。開発は2004年時点でも行われていたからです。やはり、『神河謀叛』において、忍者が重要視されていたことが伺えます。
神河当時 - ネズミデッキ
神河当時 - ネズミデッキ
神河当時 - ネズミデッキ
Happy new year!

Exciting, huh? 2005! What, you aren’t impressed? Ok, so maybe it’s very similar to, say...five years ago, but not every year can be the new millennium, you know! I decided to kick this year off with another tribal deck, newly inspired by Champions of Kamigawa – Rats. Now, it would be really cool if it were the Chinese year of the Rat, and I could say that was the excuse for talking about this Rat deck, but alas...we would have to wait until 2008, and the Chinese New Year isn’t on January 1 anyhow.

Regardless, Rats are back in force, and I imagine that they will only get stronger with Betrayers of Kamigawa. But even with the Rats that are available right now, a good competitive deck can be made. We have come a long way since Plague Rats!

BUILDING ON A BUDGET: RATS WITHOUT HONOR (ABOUT 30 TICKETS...OKAY, LESS.)
Creature (26)
4 Ravenous Rats
4 Swarm of Rats
4 Chittering Rats
4 Nezumi Cutthroat
4 Nezumi Graverobber
2 Nezumi Ronin
4 Nezumi Shortfang

Sorcery (4)
4 Night’s Whisper

Instant (4)
4 Devour in Shadow

Artifact (4)
4 Æther Vial

Land (22)
22 Swamp

60 Cards


引用元
RATS WITHOUT HONOR Posted in Building on a Budget on January 7, 2005
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/building-budget/rats-without-honor-2005-01-07


ネズミデッキの紹介です。年明けそうそうの記事なので、子年であればちょうど良かったのですが、2005年当時は酉年なので、2008年まで待たなければなりません。

それはさておき、デッキの中身を見てみると、動きは分かりやすいでしょう。ネズミを並べて殴ります。特別にネズミであることを参照したシナジーはありませんが、
《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》や《騒がしいネズミ/Chittering Rats》の手札破壊と《憎まれ者の傷弄り/Stabwhisker the Odious》の《拷問台/The Rack》効果はシナジーを形成しています。

神河当時 - 2004年の振り返り
October
Grand Prix events in Vienna and Austin, Texas, kicked off the Limited PTQ season and marked the first high-profile events to use Champions. In Austin, every undefeated player from the Sealed Deck rounds had Nagao, Bound by Honor in his deck. In the finals, Jon Sonne finally won a major event and also showcased the power of red-white with four Cage of Hands in his Rochester Draft deck.

(省略)

November
November saw five Limited Grand Prix events dotting Europe and Asia. Grand Prix–Helsinki was yet one more notch in Olivier Ruel’s belt as he overcame very long odds to make the Top 8, and then after a unusual draft managed to duck the only other name in the draft, Anton Jonsson, for the win.

(省略)

December
December was mostly quiet with only one Grand Prix for the Pro level of competition as the Team PTQ season got underway. Grand Prix–Chicago was won by :B (Tim Aten, Gadiel Szleifer, and John Pelcak) who built on their near-miss from Pro Tour–Seattle. Joining them in the Top 4 was the other American team that just missed earning a Sunday spot in Seattle. The Max Fischer Players (Josh Ravitz, Chris Pikula, and Igor Frayman) fell to a Charles Gindy-led team of Adam Chambers and Zack Parker. This was remarkable because it was the third time Gindy has made the finals of a Team Grand Prix -- each time with a different team.

Standard Deck Breakdown
25 Affinity
13 Red Green
11 Death Cloud
9 Mono Green
7 Urza Tron
6 Green Blue
6 Ironworks
6 Ponza
3 Green White
2 Mono Red
2 Blue Black
1 Mono Blue
1 Mono Black
1 Blue Red
1 Black Red
Akira Asahara bested the best of Japan at The Finals.


引用元
2004: THE YEAR THAT WAS, PART II Posted in The Week That Was on January 6, 2005
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/week-was/2004-year-was-part-ii-2005-01-06


2004年を振り返る記事のpart2です。1~6月を扱ったpart1は、神河発売前のため、省略します。また、神河物語の発売は2004年10月1日のため、7~12月の記事中の約半分の期間でしかありません。

やはりと言うべきか、神河物語発売後のスタンダードは、親和の支配下でした。それでも当初は、黒緑スピリット、白ウィニー、赤白侍、キキジキコントロールなどの新しいデッキが現れていたようです。親和に対抗できるだけの力が揃わなかったのが惜しいところですが。

神河当時 - 《渦巻く霧/Swirl the Mists》デッキ
神河当時 - 《渦巻く霧/Swirl the Mists》デッキ
False Colors

Jake Zahn found a nifty use for Swirl the Mists: Combine it with the Apocalypse Sanctuaries. Ceta Sanctuary becomes “At the beginning of your upkeep, if you control a blue or blue permanent, draw a card, then discard a card. If you control a blue permanent and a blue permanent, instead draw two cards, then discard a card.” If you’ve got both Swirl the Mists and Ceta Sanctuary out, what are the odds you control a blue permanent and a blue permanent?

TILT-A-SWIRL
Sorcery (8)
4 Chainer’s Edict
2 Counsel of the Soratami
2 Probe

Instant (4)
4 Hideous Laughter

Enchantment (24)
2 Ceta Sanctuary
2 Honden of Infinite Rage
2 Honden of Night’s Reach
2 Honden of Seeing Winds
4 Necra Sanctuary
2 Raka Sanctuary
4 Standstill
4 Swirl the Mists
2 Words of Wind

Land (24)
10 Island
8 Swamp
1 Mountain
1 Bloodstained Mire
1 Polluted Delta
2 Shivan Reef
1 Sulfurous Springs

60 Cards


引用元
WAKE ME NEXT YEAR Posted in Feature on January 6, 2005
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/wake-me-next-year-2005-01-06


《渦巻く霧/Swirl the Mists》は、「色を指定する言葉」「すべて」を書き換えることを活かし、2色を参照する『アポカリプス』の聖域サイクルを、たった1色でどの聖域でもフルに条件を満たすコンボです。後のカードになりますが、同様に2色を参照する『イーブンタイド』『シャドウムーア』のカードも相性がいいでしょう。

《絵描きの召使い/Painter’s Servant》のように、すべてを単一の色に塗り替えるものだと、こうはいきません。一方で、《魂の消耗/Consume Spirit》のようなカードは、支払うマナに黒を要求する一方で、Xには青しか使えなくなる、といった事態になるので相性は悪いです。

今後登場するカードと、有力なコンボが生まれる可能性を感じさせます。

神河当時 - 《冒涜する者、夜目/Nighteyes the Desecrator》デッキ
神河当時 - 《冒涜する者、夜目/Nighteyes the Desecrator》デッキ
神河当時 - 《冒涜する者、夜目/Nighteyes the Desecrator》デッキ
昨日の記事の続きです。

Which Recycling Bin Do Golems Go Into?
Two of my most reliable fellow madmen, AJ Richardson and Fox Murdoch, wrote in within a day of each other with the exact same combo: Nighteyes the Desecrator (the flipped version of Nezumi Graverobber) and Composite Golem. You sac the Golem for (W)(U)(B)(R)(G), use that to pay for Nighteyes’ ability, put the Golem back into play from your graveyard, and repeat forever. The loop needs a victory condition; the simplest is the beloved-by-everyone Disciple of the Vault. That guy’s the life of the party! No one ever rolls their eyes and threatens to throw you out of their play group when you slap down a Disciple of the Vault on turn one. There are other roads to travel down than Disciple Boulevard -- Fox is in favor of the Arcbound Crusher path (possibly Dismantling the counters over to a Darksteel Reactor), while AJ lists Goblin Sharpshooter, Fecundity, Kavu Lair, Grave Pact, Death Match, Moriok Rigger, or (bonus points for bringing up a 5-mana 1/1 rare) Vermiculos as ways to take advantage of the loop.

COMPOSITE SKETCH
Creature (22)
1 Bringer of the Black Dawn
1 Bringer of the Green Dawn
4 Composite Golem
3 Disciple of the Vault
2 Kokusho, the Evening Star
4 Nezumi Graverobber
2 Pentavus
2 Phyrexian Plaguelord
3 Viridian Shaman

Sorcery (7)
3 Diabolic Tutor
4 Wrench Mind

Artifact (4)
4 Necrogen Spellbomb

Enchantment (3)
3 Fecundity

Land (24)
14 Swamp
6 Forest
4 Mirrodin’s Core
60 Cards


引用元
WAKE ME NEXT YEAR Posted in Feature on January 6, 2005
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/wake-me-next-year-2005-01-06


《冒涜する者、夜目/Nighteyes the Desecrator》がマナのみでリアニメイトができること、《合成ゴーレム/Composite Golem》が生贄で5マナを生成することから、無限にリアニメイトするコンボです。これだけでは勝ちにつながらないので、《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》を誘発させて無限ライフロスを狙います。

《死体のダンス/Corpse Dance》と組み合わせた同じコンセプトのコンボデッキ、ゴーレムダンス(Golem Dance)があるので、方向性は悪くないでしょう。

神河当時 - 《血塗られた悪姥/Wicked Akuba》デッキ
神河当時 - 《血塗られた悪姥/Wicked Akuba》デッキ
神河当時 - 《血塗られた悪姥/Wicked Akuba》デッキ
Wicked Things Besides Candles
David Moser built a deck that slaps a Viridian Longbow on Wicked Akuba. Whenever you have a creature with some kind of damage-based ability, it’s always worth checking to see if the ability cares if it’s combat damage or not. If not, the combo possibilities abound. David’s deck tried to squeeze the most out of each Akuba ping by going the mega-black mana route. He had Cabal Coffers and Dark Rituals along with Drain Life, Consume Spirit, and Nantuko Shade. What, no B.F.M.? Putting the Akuba alongside the Shade is interesting. If you have a Longbow out, would you rather draw the above-the-curve chase rare from Torment or the same-cost, same-power, bigger-toughness, also-deals-extra-damage-for-each--you-pump-through-it common from Champions? They’re not even close to being the same, of course; the Akuba is locked into the size and shape of Grizzly Bears while Nantuko Shade can do its Barktooth Warbeard impersonation at a moment’s notice.

I don’t really believe that Dark Ritual exists (it’s a figment of other people’s imaginations), so my inclination is to snap the deck into being at least Extended legal (and, preferably, Online Extended legal). That left some space, so I incorporated The Indomitable Bug’s suggested Horobi, Death’s Wail-Goblin Sharpshooter combo. I know, adding red to the deck is a terrible idea. Terribly fun!

SOMETHING WICKED
Creature (23)
2 Crypt Rats
4 Goblin Sharpshooter
2 Grimclaw Bats
4 Horobi, Death’s Wail
4 Nantuko Shade
3 Twisted Abomination
4 Wicked Akuba

Sorcery (6)
4 Consume Spirit
2 Soul Burn

Artifact (4)
4 Viridian Longbow

Enchantment (3)
3 Phyrexian Arena

Land (24)
15 Swamp
1 Mountain
4 Bloodstained Mire
4 Tainted Peak
60 Cards


引用元
WAKE ME NEXT YEAR Posted in Feature on January 6, 2005
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/wake-me-next-year-2005-01-06


『神河謀叛』発売前に、『神河物語』と過去のカードとのコンボデッキを特集した記事です。

1つ目は、神河とミラディンから、《血塗られた悪姥/Wicked Akuba》と《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》のコンボを紹介しています。ティム能力で直接本体にダメージを通せば、マナがあるだけ相手へのライフロスに回せます。
擬似的なシェイド能力とも言えるでしょう。デッキには、他にもシェイド能力もちのクリーチャーがいます。

それ以外にも、サブコンボとして、《死者の嘆き、崩老卑/Horobi, Death’s Wail》も入っています。ティム能力でクリーチャーを対象にとれることを上手く利用しています。

神河当時 - 『神河物語』のシールドおすすめカード
神河当時 - 『神河物語』のシールドおすすめカード
神河当時 - 『神河物語』のシールドおすすめカード
In a few short weeks you are going to discover Betrayers of Kamigawa—a card set that will expand upon the story of a brutal war between humans and spirits in a Japanese-themed setting. In laying the groundwork for this new setting, Wizards’ R&D has done it again—they created a distinctly unique play environment to match the story.

CREATURE TYPE MATTERS
True to the story of the war, a successful Limited deck in this format should concentrate on working with either Spirit or non-Spirit creatures. Although it is technically possible to draft a solid deck where a creature mix is even, you won’t be able to take as much advantage of the possibilities the cards offer.

(中略)

BEST PICKS
Each color has a few exceptionally powerful commons that stand out head and shoulders above the rest. When you open your Champions tournament pack at the pre-release, look for these to help you decide which colors you are going to be playing.

引用元
KAMIGAWA SEALED PLAY PRIMER Posted in Feature on January 5, 2005
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/kamigawa-sealed-play-primer-2005-01-05


『神河謀叛』のプレスリリースを控えて、『神河物語』のシールドの復習です。

当時は、ブロック制度でしたから、複数のセットを混ぜて使うことが当たり前でした。そのため、前の環境を復習することで、次のリミテッド環境をある程度予測できます。

ここでは、クリーチャー・タイプ(特にスピリットか否か)と、各色ごとに、オススメのカードを挙げています。

神河当時 - 『神河謀叛』と『神河物語』のサイト
神河当時 - 『神河謀叛』と『神河物語』のサイト
Announcing the Betrayers of Kamigawa site!
Conveniently located at www.magicthegathering.com/bok, the site will expand to contain stories about the heroes of the Kamigawa world, wallpapers and screensavers, and an archive of cards previewed on magicthegathering.com.

The First Betrayers Vignette

Ready for the first legend vignette from the Betrayers set? Because it’s already out. This week’s story is "A Servant’s Mission" by Jay Moldenhauer-Salazar. Enjoy!

引用元
BETRAYERS OF KAMIGAWA SITE Posted in Arcana on January 5, 2005
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/betrayers-kamigawa-site-2005-01-05


『神河謀叛』の公式サイトが作成された、というアナウンスです。

今では消えていますが、Web archiveには残っています。
https://web.archive.org/web/20050122171934/http://www.wizards.com/magic/displayexpansion.asp?set=bok&page=1

また、これをキッカケに、『神河物語』のサイトも調べてみました。
こちらも同様に、Web archiveに残っています。
https://web.archive.org/web/20040919081045/http://www.wizards.com/magic/displayexpansion.asp?set=chk&page=1

Announcing the Champions of Kamigawa site!

Conveniently located at www.magicthegathering.com/kamigawa, the site will expand to contain stories about the background of the Kamigawa world, wallpapers and screensavers, and an archive of cards previewed on magicthegathering.com.

引用元
CHAMPIONS OF KAMIGAWA Posted in Arcana on August 11, 2004
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/champions-kamigawa-2004-08-11


かつて記事のアーカイブを調べた範囲よりさらに昔の記事であったため、取り上げ損ねていたようです。

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