昨日の日記で紹介した指針アンコモン以外の、各アーキタイプ用のコモン・アンコモンカードをまとめてみます。
(昨日の日記の補足としていたのですが、分けることにしました)
あくまでも主観に基づく分類です。
例えばアーティファクトテーマでも、アーティファクトであるカードではなく、アーティファクトをコントロールするとメリットがあるカードを載せる、といった具合です。
また、ドラフトを攻略するためではなく、カードセットをデザインする、という観点からの話になります。
白青:機体
《乗り手の生まれ》《有能な整備士》《狐の腕利き》《メカ格納庫》
機体を直接強化するのはシンプルなもの以外に、クリーチャー化しやすくする補助があるのは機体の特性を生かしたものと言えます。
また、青はアーティファクトシナジーがすでにあるためか、機体シナジーカードがありません。
なお、クリーチャーか機体を対象とした効果は省略しました。
青黒:忍者
《未来派の調査員》《月回路のハッカー》《月罠の専門家》《裕福な盗人》《眠らぬ影の神》《魁渡の追跡》《うろつく鼠》
忍術はシナジーを形成しやすいので、デザインの幅が広いです。
ブロックされない能力、戦場に出たときの能力、サボタージュ能力、部族カードは従来通りと言えます。
新しく登場したものとして、戦場に出た時だけ強化されるサボタージュ能力、(レアや緑ですが)キーワードカウンターを消費する能力、はこういうデザインがあったかと感心させられました。
特に後者は、旧神河の後に登場したメカニズムとの複合であり、改善とのシナジーでもある点が面白いです。
黒赤:サクリファイス
《波止場の料理人》《地下街のたかり屋》《霜剣山の製錬者》《電圧のうねり》《屑鉄場の鉄殴り》《折り紙細工のおとり》
サクリファイスは黒赤のアーキタイプとしてたびたび採用されています。
ネオ神河らしい点は、アーティファクトを生け贄に捧げる点でしょう。
白黒の調和や、青赤のアーティファクトとも兼用できる利点があります。
赤緑:改善
《悪忌の種火守り》《野心的な突撃》《炎の排出》《神の火炎》《蜂起軍の無法者》《古の牙を継ぐ者》《大蛇の統合守り》《都和市の案内ボット》《歩行する摩天楼》
基本的には「改善されているクリーチャーをコントロールしていたら〜」というものです。
バランスを調整しやすいので、コモンでも持たせやすいでしょう。
一方で、それだけではロマンがないというか、デッキの主軸にするだけの面白みに欠けるので、「改善されているクリーチャーの数だけ〜」というのもあります。
この手のデザインの定番である、パワー強化とコスト軽減です。
緑白:エンチャント
《詩人、山崎典華》《執政の権限》《空に祝福されし侍》《精霊との融和》《気前のいい訪問者》《物語編み》《神社の世話役》
カードタイプを参照するのは、アーティファクト共々何度か登場しています。
墓地回収、コスト軽減、ドロー、対象とする強化、唱えるたび強化、サーチとバリエーション豊富なのも、そうした過去の例から、デザインもバランス調整も慣れたものなのでしょう。
白黒:調和
《払拭の斬撃》《幼き日々》《暗殺者の色墨》《恐るべき秘密の神》《祝福刃の鼠》《大牙勢団の回収》《道路脇の聖遺》《魅知子の真理の支配》
ドラフト用の特殊なアーキタイプです。
「アーティファクトとエンチャントの両方をコントロールしていたら〜」という条件そのものがテーマなので、デザインも類似性が強くなります。
やや捻ったところでは、アーティファクトとエンチャント片方でも効果があり、両方揃えると最大の効果を発揮する、というものです。
これは、エンチャント軸やアーティファクト軸との兼用という役割もあるのでしょう。
黒緑:墓地
《眠らぬ影の神》《大牙勢団の回収》《慈悲無き者》《更生の季節》《暴走ごみ収集ボット》
これも定番のアーキタイプで、基本的には墓地からの回収やリアニメイトです。
勝ちに直結するものとしては、墓地にあるカードの枚数に応じて強化される、《ルアゴイフ》系のカードがあります。
緑青:魂力
《隔離用構築物》 《暴走ごみ収集ボット》
アーキタイプとはしたものの、魂力を集めたくなるような効果は多くありません。
能力語なので参照しづらいのも一因でしょうか。
今回のデザインの方針上、緑のエンチャントや青のアーティファクトについていることが多いのは確かなのですが。
軸となるカードが少ない分、それを強力にする、というデザインなのかもしれません。
また、青緑の魂力は、時間稼ぎやランプに向いた効果が多いため、集めていけば自然とランプ戦略になるという形で、特定のアーキタイプに向かわせるデザインかもしれません。
青赤:アーティファクト
《思慮深い達人》《攪乱プロトコル》《現実の強奪》《複製の専門家》《空泳ぎの鯉》《知識の渇望》《龍火花の反応炉》《将軍、山崎兵子》《勤勉の神》《都和市の整歌師》《自動操縦の工匠》《ネットワーク端末》《継ぎ接ぎ自動機械》
これもエンチャント同様、効果のバリエーションが幅広いです。
踏み倒し、タップアウトレット、コスト軽減、コピー、出る・唱えるたび、墓地回収・リアニメイト、マナ加速、などがあります。
赤白:侍
《祖先の刀》《永岩城の模範》《皇国の鎮圧者》《無私の侍》《悪忌の浪人》《無双の侍》《孤独な鍛錬》
これも調和と同様、条件が固定なので、デザインの幅は広くありません。
条件のタイミングがタイミングなので、効果の方も戦闘関係になりがちです。
そう思っていたのですが、赤はコスト軽減(擬似的マナ加速)・ルーティング・衝動的ドローとむしろ戦闘関係を外しています。
意図的かは定かではありませんが、面白いです。
その他の情報です
原哲夫氏インタビュー。「マジック:ザ・ギャザリング」のコラボアートを手がけた漫画界の巨匠は,“厨二”の心を忘れずに“かっこいい人 ”への憧れを込めて絵を描く
https://www.4gamer.net/games/136/G013687/20220126008/
(昨日の日記の補足としていたのですが、分けることにしました)
あくまでも主観に基づく分類です。
例えばアーティファクトテーマでも、アーティファクトであるカードではなく、アーティファクトをコントロールするとメリットがあるカードを載せる、といった具合です。
また、ドラフトを攻略するためではなく、カードセットをデザインする、という観点からの話になります。
白青:機体
《乗り手の生まれ》《有能な整備士》《狐の腕利き》《メカ格納庫》
機体を直接強化するのはシンプルなもの以外に、クリーチャー化しやすくする補助があるのは機体の特性を生かしたものと言えます。
また、青はアーティファクトシナジーがすでにあるためか、機体シナジーカードがありません。
なお、クリーチャーか機体を対象とした効果は省略しました。
青黒:忍者
《未来派の調査員》《月回路のハッカー》《月罠の専門家》《裕福な盗人》《眠らぬ影の神》《魁渡の追跡》《うろつく鼠》
忍術はシナジーを形成しやすいので、デザインの幅が広いです。
ブロックされない能力、戦場に出たときの能力、サボタージュ能力、部族カードは従来通りと言えます。
新しく登場したものとして、戦場に出た時だけ強化されるサボタージュ能力、(レアや緑ですが)キーワードカウンターを消費する能力、はこういうデザインがあったかと感心させられました。
特に後者は、旧神河の後に登場したメカニズムとの複合であり、改善とのシナジーでもある点が面白いです。
黒赤:サクリファイス
《波止場の料理人》《地下街のたかり屋》《霜剣山の製錬者》《電圧のうねり》《屑鉄場の鉄殴り》《折り紙細工のおとり》
サクリファイスは黒赤のアーキタイプとしてたびたび採用されています。
ネオ神河らしい点は、アーティファクトを生け贄に捧げる点でしょう。
白黒の調和や、青赤のアーティファクトとも兼用できる利点があります。
赤緑:改善
《悪忌の種火守り》《野心的な突撃》《炎の排出》《神の火炎》《蜂起軍の無法者》《古の牙を継ぐ者》《大蛇の統合守り》《都和市の案内ボット》《歩行する摩天楼》
基本的には「改善されているクリーチャーをコントロールしていたら〜」というものです。
バランスを調整しやすいので、コモンでも持たせやすいでしょう。
一方で、それだけではロマンがないというか、デッキの主軸にするだけの面白みに欠けるので、「改善されているクリーチャーの数だけ〜」というのもあります。
この手のデザインの定番である、パワー強化とコスト軽減です。
緑白:エンチャント
《詩人、山崎典華》《執政の権限》《空に祝福されし侍》《精霊との融和》《気前のいい訪問者》《物語編み》《神社の世話役》
カードタイプを参照するのは、アーティファクト共々何度か登場しています。
墓地回収、コスト軽減、ドロー、対象とする強化、唱えるたび強化、サーチとバリエーション豊富なのも、そうした過去の例から、デザインもバランス調整も慣れたものなのでしょう。
白黒:調和
《払拭の斬撃》《幼き日々》《暗殺者の色墨》《恐るべき秘密の神》《祝福刃の鼠》《大牙勢団の回収》《道路脇の聖遺》《魅知子の真理の支配》
ドラフト用の特殊なアーキタイプです。
「アーティファクトとエンチャントの両方をコントロールしていたら〜」という条件そのものがテーマなので、デザインも類似性が強くなります。
やや捻ったところでは、アーティファクトとエンチャント片方でも効果があり、両方揃えると最大の効果を発揮する、というものです。
これは、エンチャント軸やアーティファクト軸との兼用という役割もあるのでしょう。
黒緑:墓地
《眠らぬ影の神》《大牙勢団の回収》《慈悲無き者》《更生の季節》《暴走ごみ収集ボット》
これも定番のアーキタイプで、基本的には墓地からの回収やリアニメイトです。
勝ちに直結するものとしては、墓地にあるカードの枚数に応じて強化される、《ルアゴイフ》系のカードがあります。
緑青:魂力
《隔離用構築物》 《暴走ごみ収集ボット》
アーキタイプとはしたものの、魂力を集めたくなるような効果は多くありません。
能力語なので参照しづらいのも一因でしょうか。
今回のデザインの方針上、緑のエンチャントや青のアーティファクトについていることが多いのは確かなのですが。
軸となるカードが少ない分、それを強力にする、というデザインなのかもしれません。
また、青緑の魂力は、時間稼ぎやランプに向いた効果が多いため、集めていけば自然とランプ戦略になるという形で、特定のアーキタイプに向かわせるデザインかもしれません。
青赤:アーティファクト
《思慮深い達人》《攪乱プロトコル》《現実の強奪》《複製の専門家》《空泳ぎの鯉》《知識の渇望》《龍火花の反応炉》《将軍、山崎兵子》《勤勉の神》《都和市の整歌師》《自動操縦の工匠》《ネットワーク端末》《継ぎ接ぎ自動機械》
これもエンチャント同様、効果のバリエーションが幅広いです。
踏み倒し、タップアウトレット、コスト軽減、コピー、出る・唱えるたび、墓地回収・リアニメイト、マナ加速、などがあります。
赤白:侍
《祖先の刀》《永岩城の模範》《皇国の鎮圧者》《無私の侍》《悪忌の浪人》《無双の侍》《孤独な鍛錬》
これも調和と同様、条件が固定なので、デザインの幅は広くありません。
条件のタイミングがタイミングなので、効果の方も戦闘関係になりがちです。
そう思っていたのですが、赤はコスト軽減(擬似的マナ加速)・ルーティング・衝動的ドローとむしろ戦闘関係を外しています。
意図的かは定かではありませんが、面白いです。
その他の情報です
原哲夫氏インタビュー。「マジック:ザ・ギャザリング」のコラボアートを手がけた漫画界の巨匠は,“厨二”の心を忘れずに“かっこいい人 ”への憧れを込めて絵を描く
https://www.4gamer.net/games/136/G013687/20220126008/
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