神河現代 - 公式ストーリー第16章
2022年1月28日 Magic: The Gathering
公式サイトで、ネオ神河のストーリー記事が公開されました。
これで完結です。
今回も、大雑把な流れを抑えておきます。
[1] 魁渡たちはテゼレットを拘束するも、彼が現実チップをコントロールして、皇の灯を不安定にしたため、皇は現実チップを外した。
[2] 蜂起軍による永岩城の襲撃に対処するため、タミヨウが現実チップをつけて、監視メカを制御して四人を運ぶ。移動中、テゼレットが脱出し、監視メカは墜落。
[3] 再びテゼレットと交戦して拘束するも、彼が現実チップを通じてタミヨウをコントロールし、ポータルを起動して連れ去ってしまう。
[4] 皇は蜂起軍との戦いに勝利するも、灯の制御に限界が近づいたため、統治者の座を軽脚へと譲渡し、プレインズウォークした。
[5] 魁渡は、再び皇を、そしてさらわれたタミヨウを探す旅に出る。
[6] 捕らえられたタミヨウはジン=ギタクシアスの手により、初のファイレクシアン・PWとなった。
タミヨウのファイレクシア化、という衝撃的な結末を迎えました。
神河出身のPWということでストーリーでの活躍が期待されていただけに、なんとも残念です。
前回、ジン=ギタクシアスがアッサリ退場したのかとも思われましたが、むしろPWのファイレクシア化によりその地位を向上させています。
PWのファイレクシア化ということで思い出すのはかつてのカーンです。
油は昔から保持していたのですが、(PWの灯を失うまでは)ファイレクシア化はしていませんでした。
この点は、若月繭子さんが、PWがファイレクシアの油を持つ場合は、油は不活性になると、考察しています(※1)。
この考察が正しいとすると、今回のジン=ギタクシアスの研究により、PWでも油が活性化するようになった、ということでしょうか。
現状、それほどいい変化はなかったと言えます。
タミヨウの結末はもちろんのこととして、皇は灯の制御を一旦は可能になったものの結局はまた失いますし、魁渡は再び皇を探すことになります。
蜂起軍が鎮圧され、統治者の不在が解消されたことは、良かったと言える点です。
もっとも、他次元やPWのことを知らない、大勢の定命の視点からすれば、これで十分ハッピーエンドとも言えてしまうのですが。
また、精霊と定命の領域の統合については謎のまま終わりました。
今回のストーリーの整合性のために設けただけに過ぎない可能性もありますが、再訪した時にストーリー軸として残しておいたものであって欲しいところです。
※1
あなたの隣のプレインズウォーカー 第111回 カルドハイムで何があったのか
https://article.hareruyamtg.com/article/48288/
これで完結です。
「目覚メヨ、最初ノファイレクシアン・プレインズウォーカー。ソシテオ前ガ最後トハナラヌデアロウ」
ジン=ギタクシアスの声に、タミヨウは瞼を震わせた。彼女は身体を起こし、周囲の様子を確認した。研究室で目覚めたのは初めてではなかった。だが……それが普段通りだと感じたのは初めてだった。
顔をしかめ、タミヨウは鞄に手を伸ばすと物語の巻物を取り出した。その紙を見つめると、書かれた言葉は金属的な光沢をひらめかせ、全く別の言語へと変化した。ずっとそうしてきたのかのように、彼女はファイレクシア語の文章を読むことができた。奇妙な満足感があふれた。
ファイレクシアが彼女の新たな家だった。今や彼女はその一部だった――心も、身体も、魂も。
腕を見下ろすと、光沢のある金属が奇妙な継ぎ接ぎのように明滅していた。それは再生されたジン=ギタクシアスの胸部と同じく、磨き上げられたばかりだった。
その怪物は傍らで身動きをし、歯を鳴らしながら眩い光が流れるワイヤーを観察していた。それらはタミヨウの皮膚から近くの機械へと繋がれていた。
この怪物には感謝の念しかなかった。タミヨウは常に家族を愛し、彼らを守るためなら何も厭わなかった。今や彼女は、その尽きることのない忠節でファイレクシアを守るのだ。
引用元
神河:輝ける世界 EPISODE 16
メインストーリー第5話:次なる戦いへ
https://mtg-jp.com/reading/ur/NEO/0035757/
今回も、大雑把な流れを抑えておきます。
[1] 魁渡たちはテゼレットを拘束するも、彼が現実チップをコントロールして、皇の灯を不安定にしたため、皇は現実チップを外した。
[2] 蜂起軍による永岩城の襲撃に対処するため、タミヨウが現実チップをつけて、監視メカを制御して四人を運ぶ。移動中、テゼレットが脱出し、監視メカは墜落。
[3] 再びテゼレットと交戦して拘束するも、彼が現実チップを通じてタミヨウをコントロールし、ポータルを起動して連れ去ってしまう。
[4] 皇は蜂起軍との戦いに勝利するも、灯の制御に限界が近づいたため、統治者の座を軽脚へと譲渡し、プレインズウォークした。
[5] 魁渡は、再び皇を、そしてさらわれたタミヨウを探す旅に出る。
[6] 捕らえられたタミヨウはジン=ギタクシアスの手により、初のファイレクシアン・PWとなった。
タミヨウのファイレクシア化、という衝撃的な結末を迎えました。
神河出身のPWということでストーリーでの活躍が期待されていただけに、なんとも残念です。
前回、ジン=ギタクシアスがアッサリ退場したのかとも思われましたが、むしろPWのファイレクシア化によりその地位を向上させています。
PWのファイレクシア化ということで思い出すのはかつてのカーンです。
油は昔から保持していたのですが、(PWの灯を失うまでは)ファイレクシア化はしていませんでした。
この点は、若月繭子さんが、PWがファイレクシアの油を持つ場合は、油は不活性になると、考察しています(※1)。
この考察が正しいとすると、今回のジン=ギタクシアスの研究により、PWでも油が活性化するようになった、ということでしょうか。
現状、それほどいい変化はなかったと言えます。
タミヨウの結末はもちろんのこととして、皇は灯の制御を一旦は可能になったものの結局はまた失いますし、魁渡は再び皇を探すことになります。
蜂起軍が鎮圧され、統治者の不在が解消されたことは、良かったと言える点です。
もっとも、他次元やPWのことを知らない、大勢の定命の視点からすれば、これで十分ハッピーエンドとも言えてしまうのですが。
また、精霊と定命の領域の統合については謎のまま終わりました。
今回のストーリーの整合性のために設けただけに過ぎない可能性もありますが、再訪した時にストーリー軸として残しておいたものであって欲しいところです。
※1
あなたの隣のプレインズウォーカー 第111回 カルドハイムで何があったのか
https://article.hareruyamtg.com/article/48288/
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