神河現代 - 公式ストーリー第14章
2022年1月26日 Magic: The Gathering コメント (2)
公式サイトで、ネオ神河のストーリー記事が公開されました。
今回も、大雑把な流れを抑えておきます。
[1] 魁渡はテゼレットの調査を進め、彼が鼠人の村を襲撃した事件(※1)について歴演衆から情報を得て鼠人の村へ行き、事件の生き残りである那至のとこを尋ねる。村人が口を閉ざすので、ドローンによる偵察から情報を得て大田原へ向う。
[2] 道中でタミヨウと遭遇し、陛下の情報を聞き出せそうにないことから戦うことになり、互角に渡り合うも、最後は呪文で拘束される。テゼレットの名を出すことでようやく会話をする流れに。
[3] タミヨウの話によると、テゼレットは現実チップで香醍を支配しようとしたところ失敗し、代わりに皇がPWとして覚醒し放浪者となり、力を制御できないために帰還できない様子。タミヨウは協力を申し出るも、準備を整えてようとする彼女とは折り合いがつかず、単独でテゼレットを探し現実チップを奪うことを決めた。
[4] タメシの実験室に入ると、衰弱した神を見つけ、現実チップを入手した。ジン=ギタクシアスと遭遇し、雇われ忍者と交戦するも、途中で逃亡。
[5] 逃げた先で龍型のメカの攻撃を受けるかと思った一瞬、放浪者が現れ、それを一刀両断した。彼女と連絡をとっていたタミヨウの手引きにより、三人でその場を離れた。
主人公のピンチに仲間が駆けつける、王道の展開です。
しかも、それが行方不明となっていた友人なのですから。
事前情報では、「神河のエンペラーは見覚えのあるかもしれない人物です」と言われていました(※2)が、放浪者のこととは思いもよりませんでした。
また、灯争大戦のストーリーにおいて、放浪者はラルと組んでテゼレットを追う時、「私も、テゼレットと昔関わったのよ。あいつを知ってる。」と言っていました(※3)。
なるほど、このことだったのかと納得しました。
となると、放浪者を登場させた段階で、ここまで考えられていたのでしょうか。
また、ようやくタミヨウが登場です。
神河に来たのですから、当然でしょう。
いつ登場するのかと待っていました。
剣術の達人である魁渡とも渡り合えているので、基礎的な戦闘能力も十分ある様です。
学者肌であり中立を貫くスタンスですが、家族が絡むとなると話は別とのこと。
冷徹に知識を求めるだけではないという点もさることながら、PWの中では珍しく家族が平和的に暮らしていることが明言されている、タミヨウらしいと言えます。
余談
ところで、こうして正体が明かされた以上、放浪者のPWタイプは空欄から本名に変わるのでしょうか?
※1
テゼレットの襲撃事件については過去の公式ストーリー記事で、タミヨウの口からあらましが語られています。
Magic Story -未踏世界の物語- 2016.10.6 解放
https://mtg-jp.com/reading/ur/0017708/
※2
あなたの隣のプレインズウォーカー ~第121回 ネオ神河まで何マイル?~
https://article.hareruyamtg.com/article/55004/
※3
あなたの隣のプレインズウォーカー ~第93回 指名手配犯、テゼレット~
https://article.hareruyamtg.com/article/36135/
そしてその時、龍が吠えた。
魁渡が再び見上げると、メカの口の中の光は消え、装甲に覆われた喉には橙色の光が一直線に輝いていた。一瞬、そのメカは静止した――そして両断された身体が続けざまに地面に崩れ落ちた。もはや、何の危険もなかった。
壊れた機械の背後に、ひとりの女性が立っていた。純白の髪、その手には一振りの剣。顔を上げると、その容貌が大きな帽子の下から現れた。その茶色の瞳を、魁渡はすぐさま認識した。
最後に見た神河の皇は、まだ少女だった。だが年月は彼女を変えた。その瞳に深く宿した知啓は、百もの人生を経てきたかのようだった。ただ歳を経たのではなく、戦士として成長していた。プレインズウォーカーとして成長していた。
放浪者。
感情を抑えられないかのように、魁渡は胸に手をあてた。安堵に。
友が、ついに故郷に帰ってきたのだ。
屋根の上の人影には目もくれず、皇は魁渡へと向かってきた。彼女は魁渡だけを見つめていた。
近くで別の動きを察し、魁渡は視線を離した。口元に柔らかな非難を宿し、夜空にタミヨウが浮遊していた。
「協力を提案しましたが、このような形ではありませんでしたよ」 タミヨウは手の中の巻物を広げ、簡素な頷きで皇の姿を認めた。
タミヨウの両目が巻物を走り、すると屋根の上の人影は動きを止めた。ジン=ギタクシアスの手下たちはもはや駆けていなかった。彼らは探す目標を見失っていた。
「ここに留まらない方が良いでしょう」 タミヨウは低い声で言った。「再会を喜ぶにはもっと相応しい場所があります。そして不可視の呪文も永遠には続きません」
タミヨウの魔法に隠れ、プレインズウォーカー三人は無言で大田原から離れていった。
引用元
神河:輝ける世界 EPISODE 14
メインストーリー第3話:予期せぬ協調
https://mtg-jp.com/reading/ur/NEO/0035745/
今回も、大雑把な流れを抑えておきます。
[1] 魁渡はテゼレットの調査を進め、彼が鼠人の村を襲撃した事件(※1)について歴演衆から情報を得て鼠人の村へ行き、事件の生き残りである那至のとこを尋ねる。村人が口を閉ざすので、ドローンによる偵察から情報を得て大田原へ向う。
[2] 道中でタミヨウと遭遇し、陛下の情報を聞き出せそうにないことから戦うことになり、互角に渡り合うも、最後は呪文で拘束される。テゼレットの名を出すことでようやく会話をする流れに。
[3] タミヨウの話によると、テゼレットは現実チップで香醍を支配しようとしたところ失敗し、代わりに皇がPWとして覚醒し放浪者となり、力を制御できないために帰還できない様子。タミヨウは協力を申し出るも、準備を整えてようとする彼女とは折り合いがつかず、単独でテゼレットを探し現実チップを奪うことを決めた。
[4] タメシの実験室に入ると、衰弱した神を見つけ、現実チップを入手した。ジン=ギタクシアスと遭遇し、雇われ忍者と交戦するも、途中で逃亡。
[5] 逃げた先で龍型のメカの攻撃を受けるかと思った一瞬、放浪者が現れ、それを一刀両断した。彼女と連絡をとっていたタミヨウの手引きにより、三人でその場を離れた。
主人公のピンチに仲間が駆けつける、王道の展開です。
しかも、それが行方不明となっていた友人なのですから。
事前情報では、「神河のエンペラーは見覚えのあるかもしれない人物です」と言われていました(※2)が、放浪者のこととは思いもよりませんでした。
また、灯争大戦のストーリーにおいて、放浪者はラルと組んでテゼレットを追う時、「私も、テゼレットと昔関わったのよ。あいつを知ってる。」と言っていました(※3)。
なるほど、このことだったのかと納得しました。
となると、放浪者を登場させた段階で、ここまで考えられていたのでしょうか。
また、ようやくタミヨウが登場です。
神河に来たのですから、当然でしょう。
いつ登場するのかと待っていました。
剣術の達人である魁渡とも渡り合えているので、基礎的な戦闘能力も十分ある様です。
学者肌であり中立を貫くスタンスですが、家族が絡むとなると話は別とのこと。
冷徹に知識を求めるだけではないという点もさることながら、PWの中では珍しく家族が平和的に暮らしていることが明言されている、タミヨウらしいと言えます。
余談
ところで、こうして正体が明かされた以上、放浪者のPWタイプは空欄から本名に変わるのでしょうか?
※1
テゼレットの襲撃事件については過去の公式ストーリー記事で、タミヨウの口からあらましが語られています。
Magic Story -未踏世界の物語- 2016.10.6 解放
https://mtg-jp.com/reading/ur/0017708/
※2
あなたの隣のプレインズウォーカー ~第121回 ネオ神河まで何マイル?~
https://article.hareruyamtg.com/article/55004/
※3
あなたの隣のプレインズウォーカー ~第93回 指名手配犯、テゼレット~
https://article.hareruyamtg.com/article/36135/
コメント
ついに姿を現した陛下!
魁渡は、仲間と共に、いよいよ次元レベルの大陰謀に対峙することに!
ストーリーが面白くなってきました!
メタ的に見れば、カルドハイムと同じく、最終的にファイレクシアが勝ち逃げする気もしますが!
そして、
記事にかかれておられるように、
神河のPWの先輩2人が強くて驚きました!
剣の達人の放浪者はともかく、タミヨウさんも、接近戦で魁渡に勝てるなんて!
梅澤と明確に違うのは、魁渡がPWということで次元を渡ってファイレクシアやテゼレットを追うことも能力的にはできる、ということです。
この先、魁渡がこの争いを通じてどのような考えに至るのか、楽しみです。