神河現代 - 公式ストーリー第11章
2022年1月22日 Magic: The Gathering コメント (2)
公式サイトで、ネオ神河のストーリー記事と新カード《天空に至る母聖樹》のアートが公開されました。
まさかの1日2本更新です。
ネオ神河がサイバーパンク世界になった経緯が語られています。
外部から技術が持ち込まれた説も囁かれていましたが、現地人による技術革新によるものでした。
ただ、その技術革新には2つあります。
1つが神に与えられた力を増強するものであり、もう1つが神との繋がりなしに魔力を引き出すという、対になるものです。
いずれにしても、神との深い繋がりがあるものだけに限られていた力が、多くの定命にも持てるようになりました。
皇国は支配力の点から、樹海の兵団は次元全体の点から、危惧しているようです。
そして定命だけでなく、神の中でもこのような流れに抵抗するものがいます。
一方で、この変化を面白がっている神もおり、実新たな技術にまつわる神も登場しているようです。
このような神河の変化をもたらした技術革新の1つは悪忌によるものでした。
かつてはシャーマンとして神との繋がりを持っていたので、「神に与えられた力」を増幅する方法を編み出すのは自然な流れでしょう。
一方の技術を編み出した、「サイバ未来派」とは一体何なのでしょうか。
ネオ神河発表時から連想されていた、『ニンジャスレイヤー』に出てきそうな単語です。
どのような種族なのか、何を目的としているのか、誰がそのトップなのか。
詳細はこれから明らかになっていくことでしょう。
なお、神との繋がりなしとは言え、「精霊の領域から力を直接引き出す」とあるので、結局のところ、神河における魔力の根源は精霊の領域にあるようです。
「そして時代は現代へと移る……」との一言で締め括られていることから、旧神河とネオ神河の間のストーリーはこれで一通り終わりのようです。
次回から始まる、現代のストーリーを楽しみにしています。
まさかの1日2本更新です。
神河の歴史の大半において、力とは特権階級だけのものであった。香醍(きょうだい)の祝福とともに次元を動かす皇国、多くの将軍、そして神の力を使う者たち。だが近年では、さまざまな革新によってあらゆる人々がより広範囲かつ安価に力を利用できるようになり、旧体制は重大な混乱に直面した。この革新の鍵となったものはふたつ。霜剣山市(そうけんざんし)の悪忌(あっき)の職人たちが創案した増強機械、そして精霊の領域から力を直接引き出すサイバ未来派の手法だった。
悪忌の職人には発明と創意工夫の長い伝統があり、彼らは希少な資源を有効活用するだけでなく、神に与えられた力も用いて大きな効果を発揮した。増強機械によって、皇国や樹海の兵団の一部の者たちのように神との深い繋がりがなくとも、与えられた力を更に効率よく使用できるようになった。
同時に、サイバ未来派は精霊の領域の性質を試すために統合の実験を執り行った。その意外な副産物として、彼らは神との繋がりを必要とせずに魔力を直接引き出す方法を発見した。霜剣山市の職人と未来派は直接協働したわけではなかったが、ふたつの技術者集団はすぐに協力して新技術の急発展の基礎を作り上げ、それはこの次元へと爆発的に広がった。
だがこの近代化の全てが歓迎されたわけではなかった。足元の安定が揺らぐのを感じた皇国は、新技術の流れを制御しようとした。また、この新技術の発展は樹海の兵団と呼ばれる新たな組織を隆盛させた。技術をそのように無制限に使用することは、無謀で危険な方法で力を引き出すことであり、ふたつの領域の構造に取り返しのつかない損害を与える恐れがある――そう信じる者たちである。
神の間では、意見はさまざまである。抵抗する神もいるが、物事がどのように変化するのかを見たがっている神もいる。多様な意見はあるものの、技術に関連する新たな神が出現している。多くの者はそれを、技術的社会的大変動によって、神河の魂そのものが後戻りできない形で変化している証であるとみなしている。
そして時代は現代へと移る……
引用元
神河:輝ける世界 EPISODE 11
神河史譚:当世
https://mtg-jp.com/reading/ur/NEO/0035738/
ネオ神河がサイバーパンク世界になった経緯が語られています。
外部から技術が持ち込まれた説も囁かれていましたが、現地人による技術革新によるものでした。
ただ、その技術革新には2つあります。
1つが神に与えられた力を増強するものであり、もう1つが神との繋がりなしに魔力を引き出すという、対になるものです。
いずれにしても、神との深い繋がりがあるものだけに限られていた力が、多くの定命にも持てるようになりました。
皇国は支配力の点から、樹海の兵団は次元全体の点から、危惧しているようです。
そして定命だけでなく、神の中でもこのような流れに抵抗するものがいます。
一方で、この変化を面白がっている神もおり、実新たな技術にまつわる神も登場しているようです。
このような神河の変化をもたらした技術革新の1つは悪忌によるものでした。
かつてはシャーマンとして神との繋がりを持っていたので、「神に与えられた力」を増幅する方法を編み出すのは自然な流れでしょう。
一方の技術を編み出した、「サイバ未来派」とは一体何なのでしょうか。
ネオ神河発表時から連想されていた、『ニンジャスレイヤー』に出てきそうな単語です。
どのような種族なのか、何を目的としているのか、誰がそのトップなのか。
詳細はこれから明らかになっていくことでしょう。
なお、神との繋がりなしとは言え、「精霊の領域から力を直接引き出す」とあるので、結局のところ、神河における魔力の根源は精霊の領域にあるようです。
「そして時代は現代へと移る……」との一言で締め括られていることから、旧神河とネオ神河の間のストーリーはこれで一通り終わりのようです。
次回から始まる、現代のストーリーを楽しみにしています。
コメント
個人的には、すごくうれしいです!
悪忌(=ゴブリン)が、2つの系列の技術の内、比較的安全そうな「元々の力を効率よく使う技術」を開発しているのが、ちょっと意外でした。
ゴブリンと言えば、赤で危なっかしいイメージがあったので!
それに対して空民の技術は、神を経由せず幽世の力を現実世界にもたらす、ということで、けっこう危険そうです。
(2つの世界の統一の原因の1つではないか、とまで妄想してしまいます。)