昨日の記事の続きです。
《鏡の画廊/Mirror Gallery》と組み合わせたい、伝説のパーマネントについて考察されています。なお、ここでは神河のカードのみを引用していますが、元の記事では他のカードも登場しています。
伝説であることは基本的にデメリットであるため、その分強力です。そのデメリットを無視できるのは良いことですが、並べる意味がどこまであるかはカード次第でしょう。
カードを見ると、ロード系が何度も挙がっています。マイナス修整を逆ロードとみれば、《魂の裏切りの夜》も同様でしょう。こうしたカードは、並べる効果が大きいことは一目瞭然です。
また、本殿サイクルは、伝説で複数並ばないことを前提に作られているので、レジェンドルールを無視する効果は強力です。ロードとは言いませんが、「同じサブタイプ(本殿)を強化する」という点で見れば、これもロードの一種とみなすことは可能です。
こうしたルール破壊カードは、ルール前提のバランス調整を覆します。そこから生まれる新しいコンボを探すのが楽しい人にはたまらないでしょう。
鏡像を見れば……
オーケー、そろそろ《鏡の画廊/Mirror Gallery》には飽きてきた頃かな。いいだろう。何か別な話を書こうと思ってたところだ。……何だって——まだ《鏡の画廊》に飽きてなんかいないって? この馬鹿馬鹿しい物体の話をもっと聞きたいってのかい? その声は本当の声じゃないと? このコラムを書いてる最中はまだ読者の目に届いていないから。その声は自分の頭の中から響いているだけだって? 面白い、実に面白いねぇ。
全部の伝説のパーマネントが、《鏡の画廊》のせいでひどいものになるってわけじゃない。《ラクァタス大使/Ambassador Laquatus》が2枚出たからって別にどうと言うことはない。1人目の能力を複数回使えばいいんだからね。事実、こいつはちょっとばかり危険だ——それは《湧出/Upwelling》が積み上げてきた計画が《帰化/Naturalize》1枚でふっとんでマナ・バーンに化けちゃうのと同じようなもんで、《鏡の画廊》が積み上げてきた計画も《帰化》1枚でふっとんで、重複してる伝説の必殺技は全滅しちゃうんだ。結果、こいつは3対1交換(あるいはそれ以上)の被害を受ける可能性を秘めてるのさ。でも、いかれたカードは大抵そうだけど、その異議があるカードもある。
《鏡の画廊》がとんでもない事態を引き起こすのはどれだろうか?
本殿:こいつは100万ドルの回答だ。こいつのイカレっぷりを示してやるのが個性派ゲーマーの宿命さ! 本殿デッキを組んだ。そいつをプレイした。同じ本殿がかぶって手札の中で腐るのにイライラした。《激憤の本殿/Honden of Infinite Rage》が2枚出せれば、1枚じゃターンに1点のダメージのところ、ターンに4点撃てるのになぁと思った。ずっと続くダメージ源が4倍になるってのはいい話だろう。《浄火の本殿/Honden of Cleansing Fire》が2枚なら1ターンに8ライフだ。こいつは馬鹿っ速だぜ。
《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》:こいつは神河謀叛向きのカードじゃないかい? すべてのクリーチャーに-2/-2なりそれ以上なりの修整を与えることは、あっちにとってみれば脚が痛むなんてもんじゃすまないだろう。《隆盛なるエヴィンカー/Ascendant Evincar》を2枚なり3枚なり出すってのも面白いかもね。
《山崎兄弟/Brothers Yamazaki》2枚目は現状でもフリーパスだ。でも3枚目だって二人の兄弟にそれぞれ+2/+2するんだから、結局全員が+4/+4されることになる。2/1のベースを考えれば、3体目が出ることで全体のパワーとタフネスは(2)(R)で+9/+10上がることになるんだ。
(省略)
《清められし者、せし郎/Seshiro the Anointed》:蛇デッキでこいつが1枚出ると、全部に《十字軍/Crusade》が2枚出て、なおかつこっちのクリーチャーは全部超《知恵の蛇/Ophidian》になるのさ。それはまあ普通だよな? それじゃ、追加の《清められし者、せし郎》は普通とは言えなくなっちゃうかな? そもそも蛇がルールに従うなんて誰が決めたんだい?
引用元
鏡の画廊画の鏡 更新日 Feature on 2005年 1月 20日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/%E9%8F%A1%E3%81%AE%E7%94%BB%E5%BB%8A%E7%94%BB%E3%81%AE%E9%8F%A1-2005-01-20
《鏡の画廊/Mirror Gallery》と組み合わせたい、伝説のパーマネントについて考察されています。なお、ここでは神河のカードのみを引用していますが、元の記事では他のカードも登場しています。
伝説であることは基本的にデメリットであるため、その分強力です。そのデメリットを無視できるのは良いことですが、並べる意味がどこまであるかはカード次第でしょう。
カードを見ると、ロード系が何度も挙がっています。マイナス修整を逆ロードとみれば、《魂の裏切りの夜》も同様でしょう。こうしたカードは、並べる効果が大きいことは一目瞭然です。
また、本殿サイクルは、伝説で複数並ばないことを前提に作られているので、レジェンドルールを無視する効果は強力です。ロードとは言いませんが、「同じサブタイプ(本殿)を強化する」という点で見れば、これもロードの一種とみなすことは可能です。
こうしたルール破壊カードは、ルール前提のバランス調整を覆します。そこから生まれる新しいコンボを探すのが楽しい人にはたまらないでしょう。
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