昨日の記事の続きです。
「点数で見たマナ・コストを参照してドロー」という共通点から、《流れ込む知識/Rush of Knowledge》と比較しています。《流れ込む知識》は確実性こそありますが、戦場に出すのが一苦労です。そこは親和などのコスト軽減メカニズムが相性がいいでしょう。実際、パウパーにおいて親和に採用されていたこともあります。《霧の用心》は場に出す苦労がいらないとは言え、ライブラリー操作の手間がありますので、実際の所、かかる労力は大差ないのかもしれません。
なお、この後もオンラインフォーマットでの活躍について考察されています。簡単に触れているのみで、語ることも少ないので省略します。
用心vs知識
ぱっと見では、多くの人が《霧の用心》は機能的に《流れ込む知識》と同じだと思うでしょう。どちらも5マナの青のソーサリーですし、点数で見たマナ・コストに関連してカードを引くことができます。《流れ込む知識》の方がタッチできる分強いと思う人もいるでしょう。よくわからないカードを受け入れるよりは、わかっているほうのカードにしがみつく人もいるでしょう。そもそも霧に用心するのはごめんだって人もいるでしょう。
実際、《霧の用心》と《流れ込む知識》は、似て非なる使い方をします。どちらもコストの高いカードを必要としますが、《流れ込む知識》の場合はそれがまず場にあることを要求するのに対し、《霧の用心》はライブラリーの一番上のカードを直接利用します。つまり、《流れ込む知識》デッキには《尖塔のゴーレム/Spire Golem》がなじみますし、《霧の用心》デッキには《ドラコ》がぴったり来るわけです。さらに、《流れ込む知識》はパーマネントだけを問題にする(《押収/Confiscate》して《流れ込む知識》)のに対し、《霧の用心》はすべての土地でないカードを問題とします(《時間の滝/Temporal Cascade》して《霧の用心》)。さらに、普通の《流れ込む知識》では関係の無い墓地や秘儀といった側面は、《霧の用心》デッキに様々な可能性をもたらすでしょう。どっちがどっちより強いとかは言いませんが、双子の兄弟であるのは間違いないでしょうね。
引用元
電脳世界の用心 更新日 Feature on 2005年 1月 18日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/%E9%9B%BB%E8%84%B3%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E7%94%A8%E5%BF%83-2005-01-18
「点数で見たマナ・コストを参照してドロー」という共通点から、《流れ込む知識/Rush of Knowledge》と比較しています。《流れ込む知識》は確実性こそありますが、戦場に出すのが一苦労です。そこは親和などのコスト軽減メカニズムが相性がいいでしょう。実際、パウパーにおいて親和に採用されていたこともあります。《霧の用心》は場に出す苦労がいらないとは言え、ライブラリー操作の手間がありますので、実際の所、かかる労力は大差ないのかもしれません。
なお、この後もオンラインフォーマットでの活躍について考察されています。簡単に触れているのみで、語ることも少ないので省略します。
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