神河当時 - 《思考の鈍化/Dampen Thought》と《蝋燭の輝き/Candles’ Glow》のデザイナー
神河当時 - 《思考の鈍化/Dampen Thought》と《蝋燭の輝き/Candles’ Glow》のデザイナー
昨日の記事の続きです。

セットの調整
私が仕事をしていく中で一番びっくりしたのは、様々な変更のすべてに関して行われる考察の量や、ここのチームが考慮する要素の種類のものすごさです。これは信じて欲しいのですが、あなたがどんなカテゴリーのプレイヤーであろうと、どんな些細な点を重視するプレイヤーであろうと、チーム内の誰かが何らかの視点であなたのために戦っているはずです。セットをまとめるのは誰でもできると思っている人もいるかもしれませんが、実際ここにいる人はそのための経験をものすごい量積んでいます。彼らが仕事をするのを見ればわかるでしょう。私は彼らの言うことすべてに同意するわけではない(事実、開発部における議論はもう伝説となっています)ですが、私はそれに敬意を表していますし、その進行の中から多くを学んでいます。

また、神河謀叛の中には私のカードも若干入っています。それがどんなものかは(まだ)言えないですけど、神河物語に入った私の2枚のカードが、最近になってドラフトで 20 点のダメージを与える方法以外で勝利することで注目を浴びていることに、感動を隠し切れませんね。私がウィザーズ社で仕事を始めてまだ間もないころ、連繋呪文のデザインの支持が出て、私も何枚かのカードをデザインしました。そのうち2枚、《思考の鈍化/Dampen Thought》と《蝋燭の輝き/Candles’ Glow》が生き残ったのです(もっとも、後者は[ダメージ吸収]と言うカードで、当初はダメージを2点軽減するだけだったのですが、ありがたいことに調整リーダーのブライアン・シュナイダーの目に留まり、もっと強くなったんです)。とにかく、私のカードが世界中で勝利に貢献していることはうれしい限りです。

引用元
材木襲来 更新日 Latest Developments on 2005年 1月 14日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/latest-developments/%E6%9D%90%E6%9C%A8%E8%A5%B2%E6%9D%A5-2005-01-14


『神河謀叛』のプレビュー記事ですが、『神河物語』の話です。というのも、筆者であるPaul Sottosantiが、《思考の鈍化/Dampen Thought》と《蝋燭の輝き/Candles’ Glow》のデザイナーであることが明かされています。

《思考の鈍化/Dampen Thought》と言えば、公式記事でも何度も登場し、この日記でも何度も取り上げたカードです。自分のデザインしたカードが活躍し、人気を得ていることは、デザイナーとして何よりの喜びでしょう。

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