神河当時 - 《梅澤俊郎/Toshiro Umezawa》とインスタント
神河当時 - 《梅澤俊郎/Toshiro Umezawa》とインスタント
昨日の記事の続きです。

正しいタイミング
世の中にはものすごい枚数のインスタントがある。事実、これまでに897種類ものインスタントが作られている。ありがたいことに、どのインスタントが使うに値するかを調べるためには、全部のインスタントを見るには及ばない。見つけるための簡単なコツがいくつかある。

軽いもの――クリーチャーはありえないタイミングで死ぬこともある。こいつは人生における真実であり、頭にくることでもあるが、その瞬間のために準備をしておかなくちゃいけない。君がの手元に軽いインスタントたくさんあるなら、準備ができているということだ。一つ把握していなくてはいけないのが、相手のクリーチャーが死んだときに、《梅澤俊郎》の能力の適切な対象となるインスタントはすでに墓地になければいけないということだ。対象の選択は、誘発した能力がスタックに置かれるときにしなくてはいけない。

殺しまくれ——すでに触れてきているが、インスタントの除去は優秀だ。《梅澤俊郎》の能力は血を見ることで動き出すので、殺しのためのカードは、能力を誘発する元として、また彼の能力の対象として、優秀なカードとなる。

より深く——ライブリーを掘り進めるカードは、それがカードを探すものであろうと引くものであろうと、この場合は通常より優秀である。基本的に、この手のカードは共にデッキのキーとなるものを見つけるためのものであり、その中にはさらに掘り進むためのインスタントなどが含まれる。さて、ここまで来ると、君たちの中にもかつての“殺人的”アイデアに思い至った人がいるんじゃないだろうか。

墓穴深く
インスタントを墓地に送り込む方法は、三つのカテゴリーに分かれる。自然型、加速型、積極型だ。

自然型のいい例は、マイク・フローレスの「きしむ車輪」デッキで(Dojo 時代の文章を見たければここへ)、ノルウェーの我らが友、シュトゥーラ・ビンゲンのプレイングで好成績を収めた。基本的に「きしむ車輪」は赤黒の《ヨーグモスの意志》デッキで、カードを引きながら墓地を埋めてそれをプレイするものだ。若干のサイクリングを除いては、積極的にカードを墓地に置くことはしない。そこには自然に積みあがっていくのだ。

で、この車輪を加速させていくと、加速型のデッキになる。この例となる私のお気に入りのデッキは、当時マイク・ドネとシェイヴ・ネヴィルによってデザインされた「はぐれ陰謀団」デッキだ。ブライアン・コワルはそのデッキを磨き上げ、後にウルザのエクステンデッドの初期の段階でこれを使い、デッキも実にすばらしい動きをした(ただし、ウルザズ・レガシーの発売までの話)。参照のために、リストを掲載しよう。

(省略)

最後に、積極型だ。やりたければ《トレイリアの大海蛇/Tolarian Serpent》や《心の傷跡/Traumatize》でドカドカいってもいいんだが、よりまともな方法は、《留意/Mental Note》、《直観/Intuition》、《けちな贈り物/Gifts Ungiven》などだ。こうすれば、自分の墓地に特定のカードを埋めつつ、カードを手にすることができる。さらに、他の方法とは異なり、これら自身も再利用可能なインスタントなのだ。

まとめ
このカードを使うやり方は数多くあるが、今回は“間に合わせ”をそこはかとなくベースにして進めていこうと思う。願わくば、若干のカナダ人以外にも、このリストが面白いものであることを。これは新しいレガシーのフォーマットのものだ。お試しを。

引用元
《梅澤俊郎》 更新日 Feature on 2005年 1月 12日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/%E3%80%8A%E6%A2%85%E6%BE%A4%E4%BF%8A%E9%83%8E%E3%80%8B-2005-01-12


《梅澤俊郎/Toshiro Umezawa》の活用方法の考察の続きです。

誘発条件を満たしたあとは、どんなインスタントを使うか?そのインスタントを墓地にどうやって送り込むか?という点が課題になります。

やはり、本命は除去呪文でしょう。盤面に干渉する、カードアドバンテージが優秀、誘発条件を再び満たせる、黒に多い、など、好材料が多いです。

墓地に送り込む手段については、どのスペルを使い回すかによるでしょう。先述の除去呪文の場合は、コントロールに寄せていけば、自然と墓地にカードが溜まっていくのでそれでも十分です。コンボというよりは、アドバンテージ獲得手段として機能します。瞬殺コンボやチェインコンボのような場合は、より積極的に墓地送りにする必要があるでしょう。

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