昨日の記事の続きです。
《梅澤俊郎/Toshiro Umezawa》の活用方法が考察されています。
まず、「対戦相手のクリーチャーが死亡する」という条件です。ビートダウン同士であれば自然と達成されますが、クリーチャーの少ないデッキもありますので、能動的に達成させる方法を探っています。
恒久的に相手にクリーチャーを出すという点では、《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》が最上級でしょう。5色土地ゆえに色を選びませんし、妨害されにくく、出すコストも、起動するコストも不要です。さらに、オース系のデッキにおいて採用された実績もついています。
次に出したクリーチャーを死亡させる番ですが、なぜかここで《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》が出てきません。《梅澤俊郎》と色が同じで、一度貼ってしまえばあとはマナなしで自動的に殺し続けられます。相性は抜群のはずですが。また、対戦相手にトークンを出す手段として《Varchild’s War-Riders》を投入した場合にさらに良いシナジーが発生します。ターン毎に相手に与えるクリーチャーが増えるので、再利用できる呪文も毎ターン増えていくことになり、圧倒的なアドバンテージを稼ぐことができるでしょう。
また、《梅澤俊郎》《禁忌の果樹園》《魂の裏切りの夜》と、同じ神河ブロック内でコンボが成立するのが、非常に美しいと思います。
英雄と野獣
《梅澤俊郎》は血に飢えた侍の一人だ——彼は何かが死んだときでなければ、君に力を分け与えてはくれない。相手に殺すべきクリーチャーがいるならこいつは素晴らしい。即座にそいつらを殺しにかかればいいんだから。しかし、簡単に死にそうにないクリーチャーを相手が出したいと思った場合はどうしたらいいだろうか? さらに、もっと恐ろしい考えだが、相手のデッキにまったくクリーチャーがいないとしたら? ありがたいことに、世の中にはその辺を回避してくれるカードがある。
最もわかりやすいカードは、おそらく最近のタイプ1でよく見る例のカードだろう。《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》だ。《禁忌の果樹園》は、この目的のためには様々な理由で素晴らしいカードだ。土地であるがゆえに、その能力はめったに打ち消されない。さらに、このカードはクリーチャーをタダで、実質いつでも生むことができる。そして、《禁忌の果樹園》のどの色のマナでも出すことのできる能力は、簡単にデッキを3色以上に広げられる点において素晴らしく使いでのあるカードとなるだろう。
(省略)
大虐殺
さて、クリーチャーは出た。となれば殺さなくちゃいけない。しかしこの命題の面白いところは、ほとんどのデッキはそもそもクリーチャーでっきとあたるに違いないと決め込んで、すでにデッキにクリーチャー除去を仕込んである点にある。それ以外のデッキの多くは、さまざまな戦略を用いてこの問題を回避する方法をとっている。しかし、《梅澤俊郎》の場合は何かが殺されないと満足できないので、血を流す方向で行かなくちゃならない。となると、かなりの枚数のインスタントのクリーチャー除去を入れるか、何か場に出っぱなしになっていてクリーチャーを殺してくれるものが必要になる。
クリーチャーを殺し続けていくものとなると、選択肢は山ほどある 《Drop of Honey》や《選別の秤/Culling Scales》はクリーチャーをゆっくりと、一定のペースで殺し続けていってくれる。特に《選別の秤》は、《梅澤俊郎》がなくてもそこそこの働きをする使い勝手のいいカードだ(あまりにも使い勝手がいいものだから、コラムCulling Scalesを一本書いてしまっている)。他にも《拷問室/Torture Chamber》や《花崗岩の破片/Granite Shard》や《呪われた巻物/Cursed Scroll》なども悪くないが、これらで何かを殺すにはマナが必要だ。何かを殺すときにコストがかかるとなると、能力により使えるインスタントが制限されてしまう分、問題となりかねない。
引用元
《梅澤俊郎》 更新日 Feature on 2005年 1月 12日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/%E3%80%8A%E6%A2%85%E6%BE%A4%E4%BF%8A%E9%83%8E%E3%80%8B-2005-01-12
《梅澤俊郎/Toshiro Umezawa》の活用方法が考察されています。
まず、「対戦相手のクリーチャーが死亡する」という条件です。ビートダウン同士であれば自然と達成されますが、クリーチャーの少ないデッキもありますので、能動的に達成させる方法を探っています。
恒久的に相手にクリーチャーを出すという点では、《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》が最上級でしょう。5色土地ゆえに色を選びませんし、妨害されにくく、出すコストも、起動するコストも不要です。さらに、オース系のデッキにおいて採用された実績もついています。
次に出したクリーチャーを死亡させる番ですが、なぜかここで《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》が出てきません。《梅澤俊郎》と色が同じで、一度貼ってしまえばあとはマナなしで自動的に殺し続けられます。相性は抜群のはずですが。また、対戦相手にトークンを出す手段として《Varchild’s War-Riders》を投入した場合にさらに良いシナジーが発生します。ターン毎に相手に与えるクリーチャーが増えるので、再利用できる呪文も毎ターン増えていくことになり、圧倒的なアドバンテージを稼ぐことができるでしょう。
また、《梅澤俊郎》《禁忌の果樹園》《魂の裏切りの夜》と、同じ神河ブロック内でコンボが成立するのが、非常に美しいと思います。
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