神河当時 - 《卑血の芙巳子/Fumiko the Lowblood》と警戒と多人数戦
神河当時 - 《卑血の芙巳子/Fumiko the Lowblood》と警戒と多人数戦
昨日の記事の続きです。

卑血、貴血、熱血、冷血
《卑血の芙巳子》と普通に合うクリーチャーは警戒持ちだ――安全に殴りにいけるんだからな。総元締めは《セラの天使/Serra Angel》だが、他にも警戒持ちがこんだけいる。そのほとんどは天使とかその類だが、クリーチャー・タイプに特にこだわらないんなら、《急降下するグリフィン/Diving Griffin》なんて珍しいカードもある。

だが、今回俺が選んだ《卑血の芙巳子》の仲間は全然飛ばない。《タールルームの勇士ターンガース/Tahngarth, Talruum Hero》は《卑血の芙巳子》の色と合っていて、しかも小型のクリーチャーをほとんど面倒なしに取り除く能力があることで、ブロックの選択肢を狭めてやることができる。

クリーチャー選択にもっと融通を利かせたいってんなら、お前の攻撃クリーチャーに警戒を与えるもっといい方法は《天使のトランペット/Angel’s Trumpet》だ。こうすれば、お前は《卑血の芙巳子》と一緒にあらゆるもので殴りかかることができる――まあ、《双子エンジン/Gemini Engine》あたりなんだろうが、《大蛇の孵卵器/Orochi Hatchery》からの100体の蛇トークンだっていいだろう。

卑血の栄光
警戒が無い状態でも、《卑血の芙巳子》は多人数ゲームでは優秀な防御クリーチャーだ。その理由は少なくとも二つある。

・多人数ゲームでは、3体なり4体なり以上のクリーチャーで複数回の攻撃を行うは非常に難しい。プレイヤーのうち誰かが耐え切れなくなって、ピンポイント除去なり大量除去なりを飛ばしちまうこともある。ほとんどのプレイヤーは、防御的な目的である程度のクリーチャーを残しておく。

・それと関係ある話なんだが、攻撃的な場合の《卑血の芙巳子》は攻撃クリーチャーが増えれば増えるほど強くなる。攻撃クリーチャーを増やすためには場に大量のクリーチャーを出す必要があり、大量のクリーチャーは場の緊張を必要以上に高め……そして、多人数ゲームにおける緊張の高まりすぎは、一対一における同じ状況よりもずっと危険だ。

なんで、警戒を使うやり方はやめにして(俺はそっちの方が好きだがな)、代わりに《卑血の芙巳子》を防御に回すことにしよう。どうすればいいか?

そうだな、こっちでも白と組み合わせるとこから始めるってのはどうだ? 《絡め武具/Entangler》はいい感じのエンチャントで、これを《卑血の芙巳子》に使って1/1軍団を押さえつけるのもいいだろう。白の力として《生真面目な君、昌子/Masako the Humorless》を入れるのも歩く無い。こうすれば、基本的にクリーチャーで攻撃と防御の両方が行えるようになる。

だが、俺が《卑血の芙巳子》と白を組み合わせる理由は、そこには彼女にとってマジック最強の友人がいるからだ。

《栄光/Glory》を《卑血の芙巳子》と組み合わせて使う方法は、少なくとも三通りある。第一に、《栄光》が防御に回るなら、《卑血の芙巳子》は自由に攻撃にいける。第二に、《卑血の芙巳子》はなんだかんだで注目の的となるクリーチャー――望まない注目も、だ。彼女から恩恵を受けるはずのプレイヤーですら、「場が面倒くさくなってきたぞ」とか思うだろう。《栄光》が墓地にあれば、《卑血の芙巳子》は防御でより強くなるし、《恐怖/Terror》だの《地震/Earthquake》だの《剣を鍬に/Swords to Plowshares》あたりでつまらない事態になることを気にしなくてよくなる。

最後に、《栄光》はちょっとばかりすばらしいことをしてくれる。こいつがいればお前の防御は鉄壁になるから、《卑血の芙巳子》は全員にどこかを攻めるよう命ずることになるわけだ。

そんなわけで、《栄光》は最強なんだが(まあ、全員をびびらすためにはちょっと墓地に送る努力をしなくちゃいけないが)、最後の効果に近いものでよければ、他にもカードはある――《独房監禁/Solitary Confinement》とか《スパイクの織り手/Spike Weaver》とか、《西風の魔道士アレクシー/Alexi, Zephyr Mage》ですら使えるだろう。「攻撃しろ!」の後に「俺意外をな」ってメッセージが着いてるのはいいもんだ。

引用元
卑血圧の女 更新日 Serious Fun on 2005年 1月 11日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/serious-fun/%E5%8D%91%E8%A1%80%E5%9C%A7%E3%81%AE%E5%A5%B3-2005-01-11


《卑血の芙巳子》と相性のいいカードとして、警戒もちクリーチャーが挙げられています。相手へ攻撃を強制するため、それを返り討ちにするだけの戦力がある方が良いでしょう。当然白に多いのですが、赤にも《タールルームの勇士ターンガース/Tahngarth, Talruum Hero》がいますし、無色の《天使のトランペット/Angel’s Trumpet》も選択肢にあります。

続いて、多人数戦においての活躍が考察されています。どうせ攻撃を強制するなら、自分以外を狙ってくれた方が良いでしょう。ここでも、《栄光/Glory》をはじめとして、白に相性のいいカードが多数あります。

白にも侍は多数いて、部族カードの支援も受けられるので、白に相性のいいカードが多いことは願ったり叶ったりと言えるでしょう。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索