神河当時 - ラスボス、大口縄
神河当時 - ラスボス、大口縄
昨日の記事の続きです。

しかし、世の中には皆さんが考えもしなかったであろう、移ろいやすいものがあるのです——それは生ある者たちです。そもそも、マジックでは人々は死んでしまうと、一般的には霊 になるということになっています。しかし、神河の世界では、霊はすなわち神なのです。それじゃ、戦における数千もの犠牲者の霊はどうなるのでしょう? 彼らは神になるのでしょうか? そうだとしたら、彼らは誰に仕えるのでしょう? 新たな仲間なのでしょうか、それとも生前愛していた者なのでしょうか? これらの新しい神は、最強の神である大口縄 とはそれほど強く結び付けられておらず、違う方向に進んでくれる望みも十分あるでしょう。

さて、大口縄の話をすると、彼は神河の現実世界に姿を現そうとしています。そしてもちろん、言うまでも無いことですが、彼は喜んでいるわけではありません。彼は実際のカードにはなりません(プレーンズウォーカーたちと同様に、彼はマジックのカードにするには強大すぎるのです)が、彼の怒りが世界に与える影響は計り知れません。この神の存在と、他のすべての神を倒すこととの間には様々な説が飛び交っていますが、その答えはいずれ示されるでしょう。

一方でこのセットには、物事が神の望む方向に進むような、実に手に負えない事態も多数発生しています。様々な種族の魂の奥深く存在する神が姿を現し始めたのです。他の神と同様に、彼らはかつての崇拝者に襲い掛かることを躊躇したりしません。さらに悪いことに、土地そのものに存在する神までもが集まり立ち上がり、自分たちの上を歩き泳ぐ者たちを襲い始めます。安全な場所などどこにも無いようです。

おそらく神河謀叛で、あなたにとって最も物語と密接に繋がっている点は、大口縄や他の神がなぜここまで怒り狂っているかの理由が判明することでしょう。事実、その原因自身が、派手で格好いいカードになってるんですからね! そしてそれ自身が、大名今田や永岩城にまつわる謎を解き明かしてくれるのです。しかし、非常に重要な疑問についてはいまだに謎のままで、その答えは空民にすら分からないのです。

引用元
謀叛の傷跡 更新日 Feature on 2005年 1月 10日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/%E8%AC%80%E5%8F%9B%E3%81%AE%E5%82%B7%E8%B7%A1-2005-01-10


今度は神サイド、特に大口縄の話です。

大口縄が怒り狂ったことから、神の乱が始まりました。それゆえに、大口縄を倒せば神の乱が終わる、つまり、この神河ブロックのストーリーにおけるラスボスと言えるポジションです。

「彼は実際のカードにはなりません(プレーンズウォーカーたちと同様に、彼はマジックのカードにするには強大すぎるのです)」とあります。実際、神河ブロックにおいてはカード化しなかったのですが、12年後に『統率者2017』にて《復讐の神、大口縄/O-Kagachi, Vengeful Kami》とカード化されました。同様の理由でカード化されていなかった旧世代プレインズウォーカーも、カード化されるようになった新しい方針による変化が伺えます。

当時は、彼自身はカード化しませんでしたが、彼が神の乱を起こす原因は「派手で格好いいカード」としてカード化されています。そして、これもまた物語の結末において重要な役割を果たしますが、それは後の話です。

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