Godo, Bandit Warlord
Godo is the result of two divergent threads combining, as evidenced by his two abilities. The first ability springs from trying to make the “legend” theme of the set exist at commonalities other than rare in the set, and the second results from the desire to enable Samurai decks right away.
We’ll start with the second ability first. The very first iteration of Godo in the design file is actually a white card:Anayama, Samurai Princess
3WW
Legendary Creature – Samurai
3/3
Bushido 1
After your attack step, untap all samurai you control. You get an additional attack step in which only samurai can attack.
引用元
THREE OF KAMIGAWA’S CHAMPIONS Posted in Latest Developments on December 10, 2004
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/three-kamigawa%E2%80%99s-champions-2004-12-10
『神河物語』の伝説のクリーチャー3体の裏話についての記事です。1人目は《山賊の頭、伍堂/Godo, Bandit Warlord》です。
引用にある通り、元々は侍クリーチャーのロードとして、デザインされていました。しかし、背景設定の作成中に出て来たのが、「山賊を率いる裏切り者」というアイデアです。そこで、侍からバーバリアンになり、武士道を失いました。
その代わりにどんな能力を与えるのか?それは、伝説テーマと関連したものでした。
当時、「すべてのレアクリーチャーを伝説にする」だけでは伝説テーマが伝わらないのではないか、との懸念から、以下のようなデザイン方針が出来ました。
1 アンコモンにも伝説のクリーチャーを作る。例:《義理に縛られし者、長雄/Nagao, Bound by Honor》
2 コモンやアンコモンが伝説のクリーチャーに言及する。例:《密の守護兵/Hisoka’s Guard》のカード名、《謙虚な武道家/Humble Budoka》のフレイバーテキスト、《敬虔な狐/Pious Kitsune》の能力。
《伍堂の大槌、天鎖/Tenza, Godo’s Maul》も、そのようなデザインの1つです。名前に「伍堂」がありますし、能力は伝説のクリーチャーに関係するものです。
そこで、伍堂が自分の武器を持ってこれるように、1つ目の装備品サーチ能力が誕生しました。最初は《伍堂の大槌、天鎖》限定でしたが、より自由で面白くするために、装備品すべてに拡張されています。
伝説テーマが回りまわって、装備品サーチが誕生したというのは、意外な結果です。
2つ目の能力は、侍だけをアンタップし、侍だけを追加攻撃できるようにしていました。しかし、侍ではなくなったので、変更です。「追加攻撃できるのは侍だけ」というのは、ルールテキストが長くなるとの理由で廃止されました。単純に自分と侍だけをアンタップすれば、普通は自分と侍だけが追加攻撃できるので充分です。一方で、警戒とのシナジーが誕生したのは面白いところでしょう。
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