神河資料 - 忍術から生まれたオーラ交換
2020年8月8日 Magic: The Gathering
『未来予知』に収録された、将来的に実現すると思って作ったカード「ミライシフト」についての記事です。
「ミライシフト」は未来から来たという名目で作られたカードですが、実際に未来のセットで登場するか?という可能性を語っています。
これを読んで、《奥義の翼》のオーラ交換が『神河謀叛』の忍術を元に作られたことを知りました。忍術を元にしたメカニズムというと、ディミーアの没メカニズム「変装」(※1)、『異界月』の「現出」(※2)、『Unstable』の《殺しのメアリー》(※3)を思い出します。これほどに元ネタにされるのも、忍術が人気である証拠の一つと言えるでしょう。
忍術との違いはクリーチャーかオーラか、というだけでなく、起動するのが手札か戦場か、という点でもあります。マローもそこは気にしていて、忍術同様、手札で起動する方が良かったかもしれない、とのことです。
また、戦場で起動する場合、いわゆる踏み倒しになるので、危険性が上がります。重いオーラはそう多くないですが、将来的に作られるカードに制限を与えてしまうでしょう。
幸いなことに、再録の機会はある、とのことです。オーラゆえに枚数は多くないでしょうし、多少調整されて別のメカニズムとして登場するかもしれません。それでも神河由来のものを目にすることがあるのは嬉しい事です。
※1
神河資料 - 忍術とディミーア
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202002071842041105/
※2
神河資料 - 忍術と現出と献身
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202002192051153261/
※3
神河資料 - 《殺しのメアリー/Mary O’Kill》
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202002082034537715/
《奥義の翼》
ミライシフト・カードの目的の1つに、未来のメカニズムの可能性をほのめかすというものがあった。ミライシフト・メカニズムの中には1枚だけに登場したものも複数枚、多くは(サイクルの一部であれば)5枚に登場したものもある。オーラ交換は前者にあたる。我々はこれを、オーラを使い物になるようにするためのまた新たな方法として作ったのだ。この背後にあるアイデアは、オーラ交換を持つクリーチャーにオーラがついていたら何をするかわからないので、驚きの要素を加えることになるというものだった。
このメカニズムは私が『神河謀叛』の忍者のために作った忍術というメカニズムをもとにしており、クリーチャーを交換するのではなくオーラを交換するようになっている。また、メカニズムが手札から働くのではなく、戦場にあるオーラに働くのだ。これはドラマを作るためだったが、今振り返ってみると、手札から働くようにすればすべてのオーラにドラマを持たせることができただろう。
このカードは再録されたことがない。一番ありうるのは、オーラをサブテーマとして持つセットを作ったときだろう。
再録機会:ありうる
引用元
Making Magic -マジック開発秘話- 2020.8.4 バック・トゥ・ザ・『未来予知』(フューチャーサイト)
https://mtg-jp.com/reading/mm/0034247/
「ミライシフト」は未来から来たという名目で作られたカードですが、実際に未来のセットで登場するか?という可能性を語っています。
これを読んで、《奥義の翼》のオーラ交換が『神河謀叛』の忍術を元に作られたことを知りました。忍術を元にしたメカニズムというと、ディミーアの没メカニズム「変装」(※1)、『異界月』の「現出」(※2)、『Unstable』の《殺しのメアリー》(※3)を思い出します。これほどに元ネタにされるのも、忍術が人気である証拠の一つと言えるでしょう。
忍術との違いはクリーチャーかオーラか、というだけでなく、起動するのが手札か戦場か、という点でもあります。マローもそこは気にしていて、忍術同様、手札で起動する方が良かったかもしれない、とのことです。
また、戦場で起動する場合、いわゆる踏み倒しになるので、危険性が上がります。重いオーラはそう多くないですが、将来的に作られるカードに制限を与えてしまうでしょう。
幸いなことに、再録の機会はある、とのことです。オーラゆえに枚数は多くないでしょうし、多少調整されて別のメカニズムとして登場するかもしれません。それでも神河由来のものを目にすることがあるのは嬉しい事です。
※1
神河資料 - 忍術とディミーア
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202002071842041105/
※2
神河資料 - 忍術と現出と献身
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202002192051153261/
※3
神河資料 - 《殺しのメアリー/Mary O’Kill》
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202002082034537715/
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