神河自作 - 考察:おとぎ話と英雄譚
神河自作 - 考察:おとぎ話と英雄譚
神河自作 - 考察:おとぎ話と英雄譚
以前の日記では、おとぎ話を元ネタにした、英雄譚を作るのもありだと考えていました。

神河自作 - 英雄譚の再録
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202001162052021947/

しかし、今ではやや否定的な考えになりました。

というのも、作成の難易度が高いのではないかと思うからです。

まず、英雄譚は3~4章ぐらいからなるものです。それで1つの物語をすべて表現できるのか?という問題があります。要所のみをピックアップして納めることもできますが、それでフレイバーを台無しにしては何のためのトップダウンデザインか分かりません。

また、英雄譚はコモンで出たことがありません。おそらくは複雑さの問題でしょう。2章までの英雄譚とすることでコモンでも可能、とも考えられます。その場合、先述の問題がより深刻になりますが。

西洋のおとぎ話モチーフである『エルドレインの王権』を見ると、1つの物語に出てくる色々な要素を複数のカードで表現しています。

ジャックと豆の木:《交換される牛》《伸びゆく豆の木》《巨人落とし》《巨大な好機》《豆の木の巨人》《黄金の卵》など。

シンデレラ:《カボチャ変化》《フェアリーの導母》《僻森の追跡者》《意地悪な後見人》《敬愛される王女》《水晶の靴》《真夜中の時計》《自然への回帰》《魅力的な王子》《魔法の馬車》など。

枚数をたくさん作ったほうが、よりテーマが伝わり易いでしょう。特に、コモンでも多く作れることは重要です。

以上から、おとぎ話モチーフで英雄譚を作ることにはやや消極的な考えになりました。

かと言って、英雄譚を使う気がない訳ではありません。

『テーロス還魂記』を見ると、英雄譚はモチーフであるギリシャ神話関係よりも、MTG上のストーリー再現であることの方が多いです。

『神河物語』ブロックでは、数々の伝説のクリーチャーがいて、その掌編小説が公式サイトでも公開されていました。『テーロス還魂記』に倣うように、そのストーリーを表現する英雄譚を作成するかもしれません。

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