神河次元は和風の世界であり、『神河物語』ブロックはトップダウンデザインのブロックです。

同様にトップダウンデザインのブロックは、ギリシャ神話のテーロス、エジプト神話のアモンケットなどがあります。それらに比べると、神河のモチーフはやや雑然としていると思います。

そもそもは、数ある神話の中から日本神話が選ばれたことが発端です(※1)。そして、種族の決定には民俗伝承が一因になっています(※2)。

世界観の構築は、日本の戦国時代がモデルです(※3)。侍や忍者は分かり易い一例でしょう。さらには、雪女やのっぺらぼうのような妖怪も存在しています。

和風ファンタジーで使えるような要素が全部ごちゃ混ぜになっている状態です。もっとも、「元ネタの世界を丸ごとコピーするのではなく、あくまでもMTG風にアレンジしなければならない」(※4)ということなので、そうしたアレンジの結果、ということでもあるのでしょう。

また、これだけごちゃ混ぜになっていると、何か1つの要素にスポットを当てたストーリー(エキスパンション)ということも考えられるので、柔軟性は高いとも言えます。

以前考えた(※5)、妖怪にフィーチャーするのもその1つです。他には、戦国時代要素から侍同士の戦いにスポットを当てて、『ポータル三国志』のような覇権争いの物語にすることもできるでしょう。

民俗伝承やおとぎ話は、登場キャラクターの数などから言ってメインに据えるにはもう一捻り必要かもしれません。『エルドレインの王権』はおとぎ話の世界ですがメインストーリーはアーサー王伝説がベースでした。それに倣って、和風ファンタジーの創作物を中心にするのが一つの手でしょう。




※1
神河当時 - 日本神話が選ばれた理由
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202004022151296061/

※2
神河当時 - 土地と種族のコンセプトアート
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202004182050076337/

※3
神河当時 - 神のイラスト
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202004171913478375/

※4
神河当時 - 最初のトップダウン・デザイン・ブロック
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202004011930164120/

※5
神河自作 - 考察:スピリットとの関わり方
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202003162036009784/

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索