神河当時 - 神のイラスト
昨日の記事の続きです。

我々は素晴らしいストーリーのあらすじを受け取っていました。また、我々の新しい世界は日本の“戦国時代”をそこはかとなくモデルにしようと思っていました。

日本には、他の文化と同様に、幽霊や精霊のたくさんいる霊の世界があります。通常はこれは我々が日々過ごす世界は霊の世界とは混じりあうことは無いですけど、時として我々は幽霊をちらりと見ることがあります。しかし我々に必要なのは、人間の住む現実世界に“向こうの世界”の精霊たちが現れることのできる世界なのです。神道によれば、世界中のあらゆる物の中には神様がいるそうです。それじゃ、それらが我々の世界に登場し始めたとしたらどうでしょうか? 我々の夢や悪夢の神が玄関口にと姿を現したとしたらどうでしょうか? こいつは興味をそそられるクリエイティブな挑戦です。

通常の怪物と精霊のクリーチャーをどう見分けていけばいいのでしょうか? 彼らの姿は? 私は、“向こうの世界”の精霊の姿を奇妙なものにして、それらが明らかに“普通の”世界のものとは異なるようにしたいと考えていました。もちろん、アーティストが私を失望させることはありませんでした。彼らが出したアイデアは、我々の世界に現れた精霊は少々不安定で、奇妙なエネルギーの物体を周りに飛ばしているというものでした。神が殺されたり精霊の世界に帰されたりすると、その物体も消えます。このアイデアはなかなかでした。これはビジュアルのきっかけとしては素晴らしいものだったので、我々はそこから行くことにしました。以下の初期の神のコンセプトのスケッチに、そのエネルギーの物体を見ることができます。

初期の神のコンセプト

引用元
舞台裏から:神河世界の創造 更新日 Feature on 2004年 9月 6日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/%E8%88%9E%E5%8F%B0%E8%A3%8F%E3%81%8B%E3%82%89%EF%BC%9A%E7%A5%9E%E6%B2%B3%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%89%B5%E9%80%A0-2004-09-06


「奇妙なエネルギーの物体を周りに飛ばしている」と書いてあるのを読んで、改めて『神河物語』ブロックのカードギャラリーを眺めてみました。

明神やドラゴンサイクルから、さまようものやずべらに至るまで、確かに神クリーチャーの周りには何かしらの物体が浮いています。

こうしたイラスト上の特徴というと、テーロス次元における、神あるいはその使い達のイラストにニクスの星空が映し出されているのを思い出しました。

『神河物語』カードギャラリー
https://mtg-jp.com/products/card-gallery/0000009/
『神河謀叛』カードギャラリー
https://mtg-jp.com/products/card-gallery/0000007/
『神河救済』カードギャラリー
https://mtg-jp.com/products/card-gallery/0000060/




余談
以下の短い記事では、「奇妙なエネルギーの物体」について書かれているのですが、肝心のイラストが表示されません。
KAMI "ENERGY OBJECTS" Posted in Arcana on September 7, 2004
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/kami-energy-objects-2004-09-07

以下の短い記事では、「奇妙なエネルギーの物体」についてのクイズがあるのですが、一部イラストが表示されません。
NAME THOSE ENERGY OBJECTS Posted in Arcana on November 2, 2004
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/name-those-energy-objects-2004-11-02

ちなみに、正解は以下の記事です。
NINTH EDITION THREATEN ART Posted in Arcana on November 3, 2004
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/ninth-edition-threaten-art-2004-11-03

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