最近考察している、2色部族5種類、という点から『イニストラード』を例にとってみます。ここでは特に、コモンに注目します。

コモンクリーチャーの中での、主要部族(人間、スピリット、ゾンビ、吸血鬼、狼男)の枚数は以下の通りです。ただし、狼男は表面では人間でもありますが、ここでは別物とします。

白:スピリット2枚、人間7枚、その他3枚
青:スピリット1枚、ゾンビ3枚、その他5枚(人間3枚)
黒:ゾンビ3枚、吸血鬼3枚、その他3枚(人間0枚)
赤:吸血鬼3枚、狼男2枚、その他5枚(人間0枚)
緑:狼男2枚、人間2枚、その他7枚

クリーチャー数の1/3から2/3まで、割と幅があります。

また、部族を参照する(~でない、という形式も含む)コモンの枚数は、以下の通りです。

人間6枚:《アヴァシン教の僧侶》《信仰の縛め》《上座の聖戦士》《月霧》《夜の歓楽者》《邪悪の排除》
スピリット1枚:《緊急の除霊》
ゾンビ5枚:《グール呼びの詠唱》《グール起こし》《墓所の茨》《夜の犠牲》《猛火の松明》
吸血鬼3枚:《木の杭》《夜の犠牲》《猛火の松明》
狼男2枚:《月霧》《夜の犠牲》

これも、ずいぶん幅があります。スピリットは1枚だけですし、その1枚も除去対象としての参照です。スピリットで固める意義は薄いでしょう。

一方、人間は最多の6枚です。また、人間自体が、コモンクリーチャー52枚中12枚で約1/4であり、最多です。ホラーの被害者役として、ある意味では中心的部族と言えるからでしょうか。「人間でない」と言った参照も複数あり、「人間vs怪物」という構造を描いています。

神河で言うなら、中心的部族はやはりスピリットでしょう。かつてはクリーチャーの1/2がスピリットでしたが、「神の乱」「世界の帳が弱体化」という特殊な状況なので、普段はもっと少ないでしょう。そこで、『イニストラード』の人間に倣うならば、1/4が目安ということになります。

『イニストラード』はホラーがメインであり、部族(や墓地利用)はサブの要素です。『神河物語』も部族要素はメインではありません。それでも「スピリット」という種族は特別な意味を持ちますので、枚数の目安ぐらいは考えておくことにしました。

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