神河当時 - 《戦線維持/Hold the Line》のプレビュー
『神河物語』2日目のプレビューです。今回は、最初から新カードの紹介です。

時には、戦いの正しい側にいることもあるだろう。

そうなったら、相手に偉大なる《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》がいて、こっちにはちっぽけな《入り江の鷹/Bay Falcon》しかいなくたってかまわない。相手にトランプルのついた 6/6 のワームのトリオが揃ってて、こっちにリス・トークンが若干いるなんて事態でも知ったこっちゃない。事実、そもそも戦闘なんか関係ないだろう。

何せ君らは高潔な側にいるんだからな。

このゲームのベテランなら、このカードは《高潔のあかし/Righteousness》のやりたい放題バージョンだと感じるだろう。

俺が神河物語の《戦線維持/Hold the Line》を最初に見た印象は、こいつはエンペラー戦ドラフトで強烈な一枚になるだろうなってことだった。俺たちのグループがこの新しいフォーマットについて数か月検討した結果、皇帝がしばしば求めるのは、副官があまり使えない強くて強烈で使い勝手のいいカードだってことだ。副官も理論的にはこのカードを使えるが、来たパックにはもっとおいしそうなカード――クリーチャーそのものとか――があるだろうし、白が強いと思っている皇帝にとっては取りがいのあるカードだろう。

で、俺がこのカードを見たときの第二印象は、エンペラードラフトなんかやらない magicthegathering.com の読者諸君は、俺のコラムから別なものを読み取んなきゃいけないだろうなってことだった。いいじゃないか、好き嫌いの激しいご友人殿。だからって、俺がいつもの多人数ゲーム寄りのコラムから遠く離れるなんて思うなよ!

《戦線維持》は、俺が“蜘蛛”って読んでるグループのカードだーーこいつはデッキにわなを仕掛け、それによりカードアドバンテージを得るってやつさ。理想的なシナリオはこんな感じになるだろう。

引用元
高潔なる驚き 更新日 Serious Fun on 2004年 8月 31日
https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/serious-fun/%E9%AB%98%E6%BD%94%E3%81%AA%E3%82%8B%E9%A9%9A%E3%81%8D-2004-08-31


以下、このカードの使い道を色々挙げているのですが、そこは省略します。

このカードは、メカニズムあるいはフレイバーという点からではなく、デッキ構築という点(これを中心としたデッキを組みたくなる)から作られたカードのように見えます。あるいは、過去のカード《高潔のあかし》の派生カードという扱いでしょうか。

ただ、結果的にはブロック限定の武士道7を与えているような挙動になっているのは面白いです。




余談
以下の神河の記事は、画像が表示されませんでしたので、飛ばします。
THE ARABA: KAMIGAWA’S CRATER PLAINS Posted in Arcana on August 31, 2004
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/araba-kamigawas-crater-plains-2004-08-31

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