神河自作 - 考察:メカニズムの再録
2020年4月2日 Magic: The Gathering
次元を再訪する場合、以前訪れたときのメカニズムを再録することは珍しくありません。
特に、イニストラードの「変身」、テーロスの「信心」、ゼンディカーの「上陸」などは、今後何回再訪することがあっても必ず出てくると言えるほどのメカニズムと言えます。
神河の場合はどうでしょうか。神河ブロックを通して登場したメカニズム「武士道」「反転」「連繋」「転生」は軒並みストーム値が高く、(通常セットでは)再録される可能性が低いものばかりです。
転生はストーム値が不明ですが、孤立的(他のセットと相互作用しにくい)なメカニズムであること、トーナメント実績が低いことから考えて、おそらく高い値でしょう。
特殊セットとは言え、再録されたことがあるのは小型エキスパンション1つのみに登場した「忍術」だけです。そうした点だけを踏まえれば、忍術の再録が一番よい、ということになります。ただ、これを定番となるようなメカニズムとするには、忍術のデザイン空間はあまり広くない点がネックです。
それ以外では、武士道を改名して再録する、というのもありでしょう。武士道の名前を変えたものや、その調整版が、『エルドレインの王権』での収録を検討されていました。
忍術に比べて非常にシンプルなので、デザイン空間は広いでしょう。
ただ、この場合も引っかかるのは、全ての色や部族がもつメカニズムではない、という点です。武士道は侍だけがもち、侍は白がほとんどなので、それを神河の中心と言っていいのか?という疑問があります。
こう言ってはなんですが、失敗したメカニズムが多いので、まったく再録しない、というのも1つの手かもしれません。その場合、新たに神河の中心的なメカニズムを考えることになるでしょう。
特に、イニストラードの「変身」、テーロスの「信心」、ゼンディカーの「上陸」などは、今後何回再訪することがあっても必ず出てくると言えるほどのメカニズムと言えます。
神河の場合はどうでしょうか。神河ブロックを通して登場したメカニズム「武士道」「反転」「連繋」「転生」は軒並みストーム値が高く、(通常セットでは)再録される可能性が低いものばかりです。
忍術/Ninjutsu 6(改名あり) 5(改名なし)
武士道/Bushido 4(改名あり) 8(改名なし)
反転/Flip 10
秘儀/Arcane 9
歴伝/Epic 9
連繋/Splice 8
献身/Offering 不明
魂力/Channel 不明
掃引/Sweep 不明
転生/Soulshift 不明
引用元
https://mtg.gamepedia.com/Storm_Scale
転生はストーム値が不明ですが、孤立的(他のセットと相互作用しにくい)なメカニズムであること、トーナメント実績が低いことから考えて、おそらく高い値でしょう。
特殊セットとは言え、再録されたことがあるのは小型エキスパンション1つのみに登場した「忍術」だけです。そうした点だけを踏まえれば、忍術の再録が一番よい、ということになります。ただ、これを定番となるようなメカニズムとするには、忍術のデザイン空間はあまり広くない点がネックです。
それ以外では、武士道を改名して再録する、というのもありでしょう。武士道の名前を変えたものや、その調整版が、『エルドレインの王権』での収録を検討されていました。
騎士のフレイバー
戦闘を中心においたゲームで、アーサー王伝説らしさを再現するために重要なのが騎士です。私たちは複数の方法でそれを表しています。
戦闘のメカニズム
騎士の第1の特徴は強い戦士であることなので、すべてではないにせよほとんど騎士に焦点を置いたセットでは戦闘のメカニズムがあることが重要だと考えました。私たちは様々なメカニズムを試しました。
騎士道N/Chivalry N(このクリーチャーがブロックするかブロックされた状態になるたび、ターン終了時まで、これは+1/+1の修整を受ける。)
これは、武士道の名称変更です。これは攻撃時に弱すぎ、防御時に強すぎました。
(中略)
統制N/Discipline N(このカードがブロックされた状態になるたび、このカードの上に+1/+1カウンターをN個置く。)
この最後の戦闘メカニズムは、武士道の調整版です。これは攻撃時にのみ働きますが、効果は永続的です。このメカニズムはプレイテストでもうまく働き、またセットに成長と+1/+1カウンターのテーマを追加しました。
引用元
Making Magic -マジック開発秘話- 2019.11.12 『エルドレインの王権』展望デザインの提出物 その1
https://mtg-jp.com/reading/mm/0033429/
忍術に比べて非常にシンプルなので、デザイン空間は広いでしょう。
ただ、この場合も引っかかるのは、全ての色や部族がもつメカニズムではない、という点です。武士道は侍だけがもち、侍は白がほとんどなので、それを神河の中心と言っていいのか?という疑問があります。
こう言ってはなんですが、失敗したメカニズムが多いので、まったく再録しない、というのも1つの手かもしれません。その場合、新たに神河の中心的なメカニズムを考えることになるでしょう。
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