神河資料 - 忍者の需要
『モダンホライゾン』のプレビュー記事です。

翻訳記事その他 2019.5.24 堕ちた忍び
https://mtg-jp.com/reading/translated/0032558/
いくつかプレビューが忍び寄ってきている。『モダンホライゾン』は我々に、長年やってみたかったがやるべき場所が見つからなかった物事をやる無二のチャンスをくれた。プレイヤーが何度もたずねてくる、最も人気のある物事のひとつが忍者だ。《堕ちた忍び》のエントリーだ。

ゾンビと言えば普通鈍くてヨロヨロ歩くものだが、私は君がこいつに隙を見せたくないと思うことを約束しよう。

《堕ちた忍び》は『モダンホライゾン』の初期バージョンのファイルでは最初《静刃の鬼》の再録だった。しかし開発部メンバーの意見を集めるにつれて、ここが新しい忍者にふさわしい世界だとすぐに気がついた。加えて、この鬼にモダンでちょっとでも使われることを要求するのは無理難題だった。我々は再録されるカードの多くに、新しく使えるようになるフォーマットで足跡を残すあらゆるチャンスを与えたいと考えた。


最初は《堕ちた忍び》ではなく、《静刃の鬼》を再録する予定だったようです。それを、新しい忍者を再録したい、モダンで活躍する忍者を供給したい、ということから、変更されました。

また、「長年やってみたかった」とあります。忍者の再録自体は以前からありますが、エターナルフォーマットでしか使えないものであったため、「モダンでも使える新しい忍者」ということでしょう。

この点は、他の記事からも見て取れます。

Making Magic -マジック開発秘話- 2019.8.27 デザイン演説2019
https://mtg-jp.com/reading/mm/0032977/
マジックのデザイン全体
良かったところ
・プレイヤーの希望を叶えるのがうまくなっている
この例として『モダンホライゾン』を挙げよう。我々はかなりの時間を費やして、プレイヤーの需要にもっともよく応えるどのテーマを使えるかを理解し、そして多相、スリヴァー、忍者、氷雪といった長年のプレイヤーの望みであった多くの要素をセットに詰め込んでいったのだ。

『モダンホライゾン』
良かったところ
・長い間待ち望まれていたテーマを提供した
私がしていることの1つに、プレイヤーから届いていた多くの要求を記録するというものがある。1つの世界を作り上げる上での制限的性質から、1つのセットであまりにも多くの需要に応えることが難しいことは多いが、『モダンホライゾン』にはそのような問題はなかったのでスリヴァーと忍者と多相と氷雪を入れることができた。プレイヤーが、二度と見ることはできないだろうと思っていたメカニズムを再訪できた。また、プレイヤーがずっと望んでいたカードを何枚も作ることができたのだ。私が持っているチェックリストの項目は多いが、その多くにチェックをつけることができたのだ。


『モダンマスターズ 2017年版』でも、忍者は検討されましたが、その時は入りませんでした。

Latest Developments -デベロップ最先端- 2017.3.13 『モダンマスターズ 2017年版』をデザインする
https://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0018481/

我々は忍者を何度も試しましたが、どうにかして忍者をもっと印刷する方法を考え出すまでそれらをマスターズのセットに入れられるかどうかは分かりません。楽しいものがいくつか、特に《深き刻の忍者》がありますが、忍者はかなり浅く、『プレインチェイス』のものはリミテッドに多くのものを加えません――少なくともテーマになるには不十分です。


再録のみという制限があったためでしょう。元々、忍者は小型セット『神河謀叛』に8枚しか収録されていません。その後の特殊セットでも3枚しか増えていないので、セットに合うものを選ぶのは困難でしょう。

逆に言うと、たったそれだけの枚数にも関わらず、これだけ要望があり、実際に新規カードも作られているというのが、忍者の人気の証明と言えます。

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