メカニズム「顕現」について考えてみます。

「神はさまざまなものに宿る」というフレイバーを、さまざまなカードタイプにもつけることで表現できたと思います。

一方で、何にでもつけられるからこそ、呪文の効果とかみ合わないこともあることに、作っていて気づきました。

クリーチャーを出す効果なので、一応はアドバンテージが生まれます。しかし、中盤や終盤で1/1や2/2のような小型を出しても影響は薄いでしょう。

コントロール向けのカードでも同様です。チャンプブロック程度にはなりますが……。

また、当初はクリーチャーカードにも付けていました(※1)。元々のカードと関連付けた誘発型能力を持たせることもできるので、デザインの幅があるだろうと考えていました。

しかし、いざやってみると、やっていることが不朽や永遠と似ていることに気づきました(※2)。常在型などを持たせにくい(ルール上不可能ではないが、紙でプレイするときに把握が困難です)という点ではむしろ劣化版でもあります。

ふり返ってみると、顕現はサイクルの形ばかりで作っていたことに気づきます。ただ、これは反省するべき点でもないのかもしれません。

『神河謀叛』の献身や、『神河救済』の歴伝はサイクルのみであり、最近でも、『テーロス還魂記』の英雄譚が、サイクル2種合計10枚のみだからです。

以上の点や、以前の日記でスピリットについて様々な考察をしたこと(※3)を踏まえると、顕現は次のオリジナルエキスパンションでは採用しない可能性が高いです。



※1
神河自作 - スピリットのメカニズム「顕現」
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/201912032258288071/

※2
神河自作 - 考察:スピリットとの関わり方
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202003162036009784/

※3
神河自作 - 考察:スピリット・トークンによる特徴づけ
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202003172202285972/

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