神河資料 - ゲートウォッチ前後のジェイス・ベレレン
神河資料 - ゲートウォッチ前後のジェイス・ベレレン
神河資料 - ゲートウォッチ前後のジェイス・ベレレン
ゲートウォッチの企画記事第3回からです。

企画記事 2017.3.9 ゲートウォッチの歩み 第3回:ジェイス・ベレレン&チャンドラ・ナラー
https://mtg-jp.com/reading/special/0018467/
ジェイス・ベレレン
<無限連合>
年月が経ち、いつしかラヴニカに身を落ち着けていたジェイスに、別のプレインズウォーカーが目をつけます。表向きは商社、その実は多次元間犯罪組織である「無限連合」の長を務めるテゼレット。ジェイスはその組織に「招待」されたのでした。そこで働きつつ能力を研鑽し、また後に相棒となる青年カリストとも出会いもありました。

ですが時を経るごとにジェイスは連合の行いへの罪悪感と、テゼレットの横暴に対する不満を募らせるようになります。遂にカリストを伴って逃亡した先で、ジェイスは神秘的な美女リリアナ・ヴェスと出会い恋に落ちました。ですがそれは無限連合の真の長、ニコル・ボーラスの任務を受けたリリアナの策でした。彼女はジェイスをテゼレットと対決させるよう仕向け、連合をそのドラゴンへと取り返すのが目的でした。やがて逃亡生活の中でカリストが殺されたことで、ジェイスはテゼレットとの対決を決意します。リリアナの力を借りてテゼレットが隠れ潜む次元へ向かいますが、最後の最後でリリアナの企みと背後関係を知ってしまいます。それでも彼はテゼレットと対峙し、かつて任務で訪れた神河次元、鼠人の村にて死闘の果てにテゼレットの精神を「刻み」、半殺しのまま置き去りにしました。リリアナについては、今は道を分かつとしても、いつの日か彼女の力になろうと心に決めながら。

<イニストラードを覆う影>
ゼンディカーは復興への道を歩みはじめますが、ジェイスはすぐに単身イニストラードへと向かいました。目的はかつてエルドラージを封印した一人、ソリン・マルコフ。その次元に不慣れなジェイスはまず、中途半端な別れ方をしたリリアナのもとへ向かいました。彼女にそれを謝るも助力を得ることはできず、ただ警告を受けてジェイスは単身マルコフ荘園へ向かいます。そこで見つけたのは不可解に破壊された屋敷と殺された吸血鬼の群れ、そして一冊の日誌でした。空民の学者タミヨウが書いたその記述を頼りに彼はネファリアの溺墓へ、そして首都スレイベンへの道をたどります、謎を解く鍵は大天使アヴァシン自身にあると信じて――その間にもイニストラードを覆う不可解な狂気が、次第にジェイスをも蝕んでいきました。

スレイベンにて彼はタミヨウに出会い、彼女の力によって狂気から救い出されます。ですが二人にアヴァシンが襲いかかりました。その窮地に乱入したソリンに助けられるも、アヴァシンは創造主との戦いの末に「破棄」されてしまいます。それとともに、ジェイスとタミヨウはエムラクールの到来を目撃しました。何もかもがエムラクールの名を呼び、触手と格子の異形と化す中、彼はゲートウォッチを呼びに向かいました。

そしてエムラクールを対処すべく、まずはゼンディカーの時と同じ作戦がとられます。ですがニッサもこの次元の力線は上手く扱えず、またエムラクールからの狂気とエルドラージ化した生物による攻撃が途絶えません。その窮地を救ったのはリリアナでした。彼女がエムラクールを押し留めますが、ジェイスはエムラクールの精神攻撃への影響から自身の精神世界で仲間たちの恐怖を目撃し、そして遂にはエメリア、ゼンディカーにて神格化されたエムラクールの姿と対面します。

そのエメリアは、交信を試みるエムラクールの姿なのでしょうか。彼女と礼儀正しいやり取りやチェスの試合を行うも、確信は持てません。そしてエメリアから逃げ出すと、その先で待っていたのは自身の映し身でした。彼自身も忘れていた、万が一のために切り離しておいた自身の一部。その言葉に諭され、そしてリリアナが死にかけていると聞かされて彼は現実へと戻ります。そしてタミヨウの提案で、エムラクールは封じられることになりました。もはや獄庫はなく、ですがその材料となったもの――銀の月へ。タミヨウが呪文を編み、月へと束縛しようとします。その試みが失敗しかけた瞬間、タミヨウは禁断の巻物を開き、エムラクールを封じたのでした。

リリアナを新たな仲間として迎え入れた後、ジェイスはタミヨウから恐ろしい話を聞かされます。彼女はエムラクールに乗っ取られ、そして使用した巻物の呪文は元々書かれていたものではなく、エムラクールは自ら月へ向かったのだと。「私の時じゃない。今はまだ」、エメリアの言葉を思い出してジェイスはただ震えるのみでした。


今回の記事では、特にジェイス・ベレレンとの接点が分かります。

『イニストラードを覆う影』ブロックにおいて、タミヨウがゲートウォッチのジェイス・ベレレンと協力して問題解決に貢献したのは今回の記事でも、昨日の日記で引用した記事も繰り返し語られている通りです。

この記事では、ゲートウォッチ結成以前の、無限連合所属時代のジェイス・ベレレンも、神河との接点があったことが分かります。神河次元において、ジェイスはテゼレットと対決し、勝利しました。また、「かつて任務で訪れた神河次元」とあることから、これが初めての訪問でないようです。

公式で神河を取り上げるとき、こうした過去の出来事を取り上げることはあるでしょうか。事件の規模を考えると、1セットで扱うほどではないかもしれません。ただ、かつて『マジック・オリジン』では、5人のプレインズウォーカーの出身次元と初めて訪れた次元、合計10の次元を扱っていました。そうした特殊な扱い方、例えば「プレインズウォーカーが訪れたことのある次元での出来事」を集めたようなセットの一部であれば、可能性はあるかもしれません。

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