神河自作 - 考察:5色サイクル
2020年3月21日 Magic: The Gathering
MTGのセットにおいては、5色に1枚ずつ同じようなカードを作る「サイクル」が登場します。
ゆえに、オリジナルエキスパンションでもいくつかのサイクルを作成しました。ずべら、ドラゴン、明神、顕現もちスペルなどです。
今ふり返ってみると、スピリットがらみばかりでした。特にそう意識したわけではありませんが。スピリットが5色すべてにいることを考えると、自然な流れではあったのでしょう。
ただ最近は、これらのサイクルについて多すぎたのでは?という疑問が出ています。あまりに似通ったサイクルを作ると、多様性に欠けるからです。
特に、枚数の少ないレア・神話レアでいくつもサイクルを作るのは、リミテッドにおいて問題となりえます。以前の日記(※1)で考察した通りです。
ドラゴン・スピリットサイクルは、その点でやや問題だったかもしれません。点数で見たマナ・コストもサイズもクリーチャー・タイプも統一されています。死亡誘発能力をもっている点も同じで、効果こそ違えどすべて5絡みです。この点は、『神河物語』でのサイクルが少し不揃いだったから、なるべく揃えようとしました。しかし、こだわり過ぎだったようです。神河の世界観から言って、象徴的クリーチャーである天使やスフィンクスが使いづらい以上、各色にドラゴンを作って代用するところまでは仕方ありません。ただ、コストや能力はもう少しばらけさせた方が良かったでしょう。
ただ、似ているからといって、すべてのサイクルを廃止することはありません。スピリットの中でも上位の存在である明神サイクルまでいなくなるのはフレイバー的に問題でしょう。
また、似すぎているのが問題なので、そうでなければ問題ありません。例えば呪文を自由に作って、顕現やフラッシュバックのような能力を持たせるサイクルであれば、コストも効果もバラバラなので、多様性は確保されます。
サイクルが多かったのでは?という疑問ですが、明確にダメとも言えません。各セットにおいて、どれくらいサイクルを入れるのか、ということに特別な決まりはないからです。
例えば、『神河物語』ブロックにおいては、サイクルは以下の通りです。当時としては標準的かやや多め、という程度でしょう。
サイクル一覧
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB%E4%B8%80%E8%A6%A7
一方で、『エルドラージ覚醒』は、コモンの《暁輝きの発動者/Dawnglare Invoker》サイクルただ1種類のみという少なさです。
サイクルの個数をどうするかは未定ですが、サイクル内のコストや効果を揃え過ぎた点は今後のセットでは改めていく予定です。
※1
神河自作 - 考察:爆弾レアの多様性
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202003192114266521/
ゆえに、オリジナルエキスパンションでもいくつかのサイクルを作成しました。ずべら、ドラゴン、明神、顕現もちスペルなどです。
今ふり返ってみると、スピリットがらみばかりでした。特にそう意識したわけではありませんが。スピリットが5色すべてにいることを考えると、自然な流れではあったのでしょう。
ただ最近は、これらのサイクルについて多すぎたのでは?という疑問が出ています。あまりに似通ったサイクルを作ると、多様性に欠けるからです。
特に、枚数の少ないレア・神話レアでいくつもサイクルを作るのは、リミテッドにおいて問題となりえます。以前の日記(※1)で考察した通りです。
ドラゴン・スピリットサイクルは、その点でやや問題だったかもしれません。点数で見たマナ・コストもサイズもクリーチャー・タイプも統一されています。死亡誘発能力をもっている点も同じで、効果こそ違えどすべて5絡みです。この点は、『神河物語』でのサイクルが少し不揃いだったから、なるべく揃えようとしました。しかし、こだわり過ぎだったようです。神河の世界観から言って、象徴的クリーチャーである天使やスフィンクスが使いづらい以上、各色にドラゴンを作って代用するところまでは仕方ありません。ただ、コストや能力はもう少しばらけさせた方が良かったでしょう。
ただ、似ているからといって、すべてのサイクルを廃止することはありません。スピリットの中でも上位の存在である明神サイクルまでいなくなるのはフレイバー的に問題でしょう。
また、似すぎているのが問題なので、そうでなければ問題ありません。例えば呪文を自由に作って、顕現やフラッシュバックのような能力を持たせるサイクルであれば、コストも効果もバラバラなので、多様性は確保されます。
サイクルが多かったのでは?という疑問ですが、明確にダメとも言えません。各セットにおいて、どれくらいサイクルを入れるのか、ということに特別な決まりはないからです。
例えば、『神河物語』ブロックにおいては、サイクルは以下の通りです。当時としては標準的かやや多め、という程度でしょう。
サイクル一覧
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB%E4%B8%80%E8%A6%A7
神河救済
歴伝呪文
麒麟 → 天界の麒麟/Celestial Kirin など
思念 → 星々の光の思念/Shinen of Stars’ Light など
女スピリット → 日光女/Nikko-Onna など
霊光 → 霊光の救出者/Ghost-Lit Redeemer など
麻呂 → 初めて立ったもの、清麻呂/Kiyomaro, First to Stand など
麻呂の名を持つ知恵カード → 清麻呂の末裔/Descendant of Kiyomaro など
「上位の~」反転カード → 上位の狐、呪之尾/Rune-Tail, Kitsune Ascendant など
アップキープに同色クリーチャーをバウンスするクリーチャー → 永岩城の乗り手/Eiganjo Free-Riders など
神河謀叛
源獣 → 野の源獣/Genju of the Fields など
「群れ」ピッチスペル → 輝く群れ/Shining Shoal など
獏 → 蝋鬣の獏/Waxmane Baku など
守護神 → 狐の守護神/Patron of the Kitsune など
反転カード → 信心深い従者/Faithful Squire など
1マナ1/1スピリット → 偽りの希望の神/Kami of False Hope など
マナを使わずに連繋できるカード → 百爪の一撃/Hundred-Talon Strike など
同名カードを追放するカード(再録) → 一掃/Scour など
玻璃凧 → ゆらめく玻璃凧/Shimmering Glasskite など
神河物語
色に対応した伝説の土地 → 永岩城/Eiganjo Castle など
無色マナを生む伝説の土地 → すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All など
お休みランド → 頂雲の湖/Cloudcrest Lake など
祭殿
明神
伝説のドラゴン・スピリット → 明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star など
ずべら → 沈黙の歌のずべら/Silent-Chant Zubera など
詐欺師 → 過酷な詐欺師/Harsh Deceiver など
アンコモンの反転カード → 新参の武士/Bushi Tenderfoot など
レアの反転カード → 狐の神秘家/Kitsune Mystic など
インスタントメント
一方で、『エルドラージ覚醒』は、コモンの《暁輝きの発動者/Dawnglare Invoker》サイクルただ1種類のみという少なさです。
サイクルの個数をどうするかは未定ですが、サイクル内のコストや効果を揃え過ぎた点は今後のセットでは改めていく予定です。
※1
神河自作 - 考察:爆弾レアの多様性
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202003192114266521/
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