神河資料 - 黒歴史の《猛火の群れ/Blazing Shoal》
開発部の黒歴史を扱ったデベロップの記事パート4からです。

Latest Developments -デベロップ最先端- 2016.6.27 開発部の黒歴史・パート4
https://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0017087/
《猛火の群れ》
D1: このクリーチャーを殺すバージョンは黒にもっといい効果があればいける。

D2: プレイヤーに打てるピッチスペル(《火炎破》)は不安だ。だが多分これは安定して大きなダメージを叩き出せるデッキがないための十分な条件が揃っている。

D3: いいデザインだ、理論的に一番いいのはウィニー・デッキに入れてXが点数で見たマナ・コストって書いてる行を読むまでだな。それでもかなりいいかもしれない。

D4: 《山》、《怒り狂うゴブリン》、これ2枚、《焼けつく肉体》2枚で1ターンキルだ。《焼けつく肉体》以外のカードも使えるけど問題はそこじゃない。基本的に極端に早い例を言うのは嫌いだが、このカードは極端に見える。簡単に狂った量の大ダメージを与えるポテンシャルを持ってる。

D5: 1ターン目のコンボはかなり難しいが、2ターン目だとかなり簡単に思える。

D6: このデッキの生み出す一貫性のなさがいいと思うが、きっちりテストしないといけない。

D7: プレイしてみた。私のデッキはクソだったが、いきなり不意打ちで殺すことができた。どこかの誰かがこれを徹底的に悪用して、悲しいことになるだろう。

D3: このカードを残すの外すの?

D5: 残す。

D5: 今日の会議で、D8はこのカードを「問題ない」だろうと言った。

D2: 「問題ない」のはタイプ2でだ。《うつろう爆発》/《ドラコ》がエクステンデッドのプロツアートップ32にある世界では、これはエクステンデッドでやらかすことができる。

ラバーンとシャーリーのテーマソングに乗って《猛火の群れ》と《大祖始》がやって来ました。これが感染と一緒に機能するなどとは知る由もなかったのは明らかですが、《ドラコ》/《うつろう爆発》と同じ方法でコンボになるという考えははっきりしていました。我々はこの当時このようなリスクをあえて受け入れました――これは10年の良い部分を壊したことや、まだ考え出されていないメカニズム、そして新しいフォーマットのことを考慮しても妥当な判断でした。


黒歴史、とは言ってもこれはそう責められるようなものではありません。発売から遠い未来において感染との瞬殺コンボデッキが組まれることなど、想像しようもないからです。

また、スタンダードでは実現しなかったようなカードの組み合わせを発見するのも、下環境の面白さの1つでもあります。それがスタンダード環境ではパッとしなかったカードなら、尚更です。そうした面白さを予め潰してしまうよりは、ゲーム全体のためになるでしょう。

コメント

nophoto
Sin
2020年3月15日23:47

ピッチで使った後すぐ除去されたらカード3枚分のアドバンテージを失うわけで
チェックが甘くなるのも仕方ない部分もありますね。

研究者
2020年3月16日9:51

最近でも《むかしむかし》が禁止になりましたし、ピッチスペルは調整が難しいでしょうね。

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