以前、各セットにおける主要部族の割合について考察しました。

神河自作 - 主要部族の扱い
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202001102227331816/

『神河物語』におけるスピリットは全クリーチャーのほぼ半数(46%)で、『戦乱のゼンディカー』のエルドラージの割合38%を超えて、単一部族の割合としては最大級です。

今回のオリジナルエキスパンションでは、この割合を踏襲しました。全クリーチャー156枚中、47%にあたる74枚がスピリットです。

エキスパンションを一通り作った今となっては、多すぎたのではないか?という疑問があります。というのも、他の部族を入れる枚数が少なくなったからです。

単色カードは各39枚です。仮に生物はその半数として20枚とすると、スピリット10枚、それ以外が10枚となります。こうなると、多くの種族を入れるスペースはありません。

特に苦しいのは、部族の種類が多い色です。例えば黒だと、忍者、シャーマン、侍と3種類いれると、それぞれ3枚ずつ、ということになってしまいます。

実際は生物の比率がもっと高いのですが。仮にすべてをクリーチャーカードとしても、各部族は6枚です。『エルドレインの王権』の白・黒・赤単色の騎士がそれぞれ8・10・9枚なので、それ以下となります。

人気部族である忍者や侍の枚数があまり取れないのは残念なことです。また、できればこのセットのカードだけでも部族デッキが組めるように、と思ったこともあるのですが諦めました。

上述した日記にも書いた通り、スピリットとその他が半々なのは、対立していたからこそ、というのも理由です。普段の神河においては、神と人間のすむところは「世界の帳」で分けられており、そうそう人間たちの世界に顕現するものではないように思います。

こうしたことを考えると、スピリットの割合は減らしていいのかもしれません。

もっとも、今回のオリジナルエキスパンションをここから調整するのは大変なので、次のオリジナルエキスパンションを作る機会があれば、の話です。

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