神河資料 - イゼットと連繋
神河資料 - イゼットと連繋
『ラヴニカへの回帰』についての記事です。

都からの手紙 更新日 Making Magic on 2012年 10月 8日
https://mtg-jp.com/reading/mm/0004201/
Q.ラヴニカへの回帰の1つで既存のメカニズムを使えるとしたら、どれを使いますか?

A.この質問はよく受けた。もし全てのメカニズムが旧ラヴニカのもの以外の再録メカニズムでなければならなかったとしたら何を使うか、という一覧を作ってみた(2つは未来予知からのもの、2つは既存のメカニズムの調整版と、少しばかりズルをさせてもらった)。
アゾリウス  吸収
オルゾフ   陰鬱
ディミーア  変異
イゼット   連繋(インスタント)
ラクドス   萎縮
ゴルガリ   蘇生
グルール   激情
ボロス    喊声
セレズニア  親和(クリーチャー)
シミック   増殖


この記事でも、以前の日記(※1)で紹介した記事でも触れた通り、イゼットのメカニズムとして、連繋先をインスタントやソーサリー全般に拡張したものを再録するアイデアはありました。

イゼットのデザイン 更新日 Making Magic on 2012年 11月 22日
https://mtg-jp.com/reading/mm/0004206/
複製のデザインは、拡大して唱えたときに意味があるような小さな効果を見付けるのが全てだったという点で超過と似ている。複製カードのほとんどは青や赤の基本的な呪文能力そのものだ。マナ・コストと複製コストを同じ値にしたかったので、多少の難点はあったが、デベロップがうまくやってくれた。

もう一つの大きな問題は、その呪文が大きな一つの呪文なのか複数の小さな呪文なのかだった。その前年、神河・ブロックには連繋メカニズムが存在した。これは効果を結合して1つの大きな呪文にするものだった。打ち消し呪文に強いメカニズムにしてもいいと開発部が判断したので、複数の小さな呪文にするというほうを選ぶことになったのだった。


一方で、連繋のデザインが、『ギルドパクト』におけるイゼットのメカニズムである複製に影響を与えていたようです。効果の大きい1つの呪文を作る連繋の反動から、効果の小さい呪文をいくつも作る複製になりました。

それが時を経て、イゼットへ連繋の採用を検討することになったのは興味深いことです。最終的には、連繋は採用されませんでした。しかし、『ラヴニカへの回帰』におけるイゼットのメカニズム超過は、効果の大きい1つの呪文を作るものであり、連繋と同じ方向性が感じられるのは面白いところです。

※1
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/201912222052139775/
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/201912232209389120/
https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202002071842041105/

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