神河資料 - 伝説の土地
2020年2月17日 Magic: The Gathering
二回目のレジェンド・ルールの変更に関する記事です。
翻訳記事その他 2013.5.23 「レジェンド・ルール」の変更
https://mtg-jp.com/reading/translated/0004058/
『神河物語』発売に伴うレジェンド・ルールの変更については、以前の日記に書きました(神河資料 - レジェンド・ルール https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202001072218452110/)。
先出し有利から対消滅になったことも、大きな改善ではあったのですが、それでもまだ不十分でした。
対戦相手に同じ名前のカードを出されると、防ぎようのない方法で自分のパーマネントが除去されてしまいます。かといって、自分で2枚目を引いたときも手札で腐ってしまうのは面白くありません。また、《信仰の足枷》のような無力化したまま戦場に残す効果が作りづらかったようです。
このことは、土地において、より深刻な問題になります。何しろMTGというゲームの基盤になるのが土地なのです。相手に除去されるのも、展開できなくなるのも、その影響はクリーチャー以上に大きくなります。
そのため、伝説の土地は『神河物語』から、このレジェンド・ルールの変更まで、ごくわずかにしか作られませんでした。《ウギンの目》、《トロウケアの敷石》サイクル、《宝石の洞窟》の7枚しかありません。
一方で、神河ブロックでは合計で13枚、『神河物語』だけでも合計8枚も収録されており、その7枚を超えています。単独セットでの伝説の土地枚数ではトップのようです。伝説テーマの大型セットだからこそ、と言えます。
ただ、伝説テーマに再挑戦した『ドミナリア』では、伝説の土地は0枚です。
このことを考えると、神河に再訪する場合、伝説の土地は一体何枚入るのか、気になります。
翻訳記事その他 2013.5.23 「レジェンド・ルール」の変更
https://mtg-jp.com/reading/translated/0004058/
この変更の理由
レジェンド・ルールの変更がなされたのはこれが初めてではありません。元々のルールは、最初に戦場(当時は「場」)に出た伝説のクリーチャー(当時は「レジェンド」)が完封するというものでした。これは、神河物語の時に変更され(リンク先は当時の記事・英語)、現在の対消滅のルールになったのです。神河物語でのルール変更によって伝説のパーマネントの使い方は非常に改善されました(変更なしでのこのブロックのあり方は想像もできません)が、完璧なものではありませんでした。反復を成功させる鍵は、巧く行っているからといって立ち止まらないことです。巧く行っている部分はどこで巧く行っていないのはどこなのか、常に議論を重ねるのが重要です。やがてその議論はレジェンド・ルールに戻ってきました。マジックの他の部分が時とともに進化してきて、レジェンド・ルールだけが可能な最高のゲームプレイから取り残されていたのです。この新ルールが、より大胆に伝説のパーマネントをデッキに入れられるようにするとともに、それぞれのプレイヤーが伝説のパーマネントを出した時にも「レジェンド・ルール」に毎ターン縛られることなく、より普通の相互作用に基づくゲームを可能にする進化だと私たちは信じています。
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この変更によって、再び伝説の土地も作れるようになります。(《ウギンの目》以外では)伝説の土地は神河ブロック以来存在しませんでした。ほとんどのプレイヤーは以前のレジェンド・ルールの元でのプレイは楽しくない、と気付いていたでしょう。対応できない形で土地が破壊され、2枚目を引いたら手札で死に札になるのです。すぐにやる、という話ではありませんが、これは今後強力な土地を作る時にバランスを取るための道具となります。
『神河物語』発売に伴うレジェンド・ルールの変更については、以前の日記に書きました(神河資料 - レジェンド・ルール https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202001072218452110/)。
先出し有利から対消滅になったことも、大きな改善ではあったのですが、それでもまだ不十分でした。
対戦相手に同じ名前のカードを出されると、防ぎようのない方法で自分のパーマネントが除去されてしまいます。かといって、自分で2枚目を引いたときも手札で腐ってしまうのは面白くありません。また、《信仰の足枷》のような無力化したまま戦場に残す効果が作りづらかったようです。
このことは、土地において、より深刻な問題になります。何しろMTGというゲームの基盤になるのが土地なのです。相手に除去されるのも、展開できなくなるのも、その影響はクリーチャー以上に大きくなります。
そのため、伝説の土地は『神河物語』から、このレジェンド・ルールの変更まで、ごくわずかにしか作られませんでした。《ウギンの目》、《トロウケアの敷石》サイクル、《宝石の洞窟》の7枚しかありません。
一方で、神河ブロックでは合計で13枚、『神河物語』だけでも合計8枚も収録されており、その7枚を超えています。単独セットでの伝説の土地枚数ではトップのようです。伝説テーマの大型セットだからこそ、と言えます。
ただ、伝説テーマに再挑戦した『ドミナリア』では、伝説の土地は0枚です。
このことを考えると、神河に再訪する場合、伝説の土地は一体何枚入るのか、気になります。
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