神河資料 - 秘儀スピリットデッキ
2020年2月16日 Magic: The Gathering
『マジック・オリジン』のプレビューに合わせた、開発部メンバーの「オリジン・デッキ」についての記事です。
Daily Deck -今日のデッキ- 2015.6.24 秘儀スピリット(神河ブロック構築)
https://mtg-jp.com/reading/translated/dd/0015201/
『神河物語』の主要メカニズム、スピリットクラフトを活かしたデッキとなっています。そして、デッキには土地以外は、すべてスピリットと秘儀のみという構成です。
通常の部族カードでは、クリーチャーのみを参照するため、インスタントやソーサリーは相互作用しません。
一方、秘儀はスピリット(神)の使う呪文、というフレイバーがあるため、「スピリットか秘儀」という参照の仕方になっています。これにより、スピリット・デッキにおいては、インスタントやソーサリーも相互作用することができます。
スピリット以外でも、カードタイプ「部族」を使うことで、そのようなことはできます。カードタイプ「部族」は再登場の可能性が低いようですが、そこは秘儀も似たようなものです。
ある意味では、秘儀はカードタイプ「部族」の先祖と言えるでしょう。
Daily Deck -今日のデッキ- 2015.6.24 秘儀スピリット(神河ブロック構築)
https://mtg-jp.com/reading/translated/dd/0015201/
今週の「Daily Deck」では、普段とちょっと違うことをやってみようと思います。予告通り、『マジック・オリジン』のプレビューが始まりました――今こそ、この新しいセットへの期待を膨らませつつ、ウィザーズ開発部メンバーの「オリジン(原点)」を知るのにうってつけだと思うのです。マーク・ローズウォーター/Mark Rosewaterやガヴィン・ヴァーヘイ/Gavin Verheyといったよく知られたマジックのデザイナーたちは、すでに彼らのオリジン・ストーリーを記事に書いています。まだ読んでいないなら、ぜひ読んでみてください。
この方針で記事を書くために、私は開発部メンバーたちにそれぞれの「オリジン・デッキ」を尋ねて回りました。彼らがマジックを始めた当初に使っていたデッキや、マジックに熱中するきっかけとなったデッキなど、そういったものです。本日ご紹介するのは、スコット・ヴァン・エッセン/Scott Van Essenの「オリジン・デッキ」です。スコットは『デュエル・マスターズ』のデザイナーですが、たまにマジック開発部にも手を貸してくれています。ウィザーズに入社して1年半の彼は(前職は航空関係のエンジニアでした)、最近もデザイン・チームの一員として来年発売予定のセット『Lock』を手がけました。スコットはまた、2回行われた「グレート・デザイナー・サーチ」の両方で本戦出場の経験があります。
スコットがマジックを始めたのは1997年で、その後はしばらく休止した時期がありました。そして2005年、彼は「Magic Online」と出会い、マジックを再開します。再開後の彼はドラフトに夢中になり、余暇のほとんどの時間を『神河物語』、『神河謀叛』、『神河救済』ドラフトに費やしました。皆さんのご想像通り、多くのドラフトをこなした彼のカード・コレクションは充実していきました。そこで彼は、ドラフトで集めたカードからこれからご紹介するブロック構築用のデッキを組み上げたのです。それは彼にとって「Magic Online」で組んだ最初の構築デッキであり、彼はそれを使って大いに楽しみました。
このデッキは、「女」クリーチャーを駆使して多くのアドバンテージ獲得を狙うものです。デッキに採用されているカードはすべて、「女」たちを手札に戻せるものです。そしてスピリットで盤面を制圧したら、「秘儀」呪文を「連繋」して対戦相手をじわじわと仕留めていくのです。スコットの言を借りるなら、「あのデッキは滅茶苦茶重くて遅かったね。でも邪魔が入らなければ、超楽しいターンを迎えられるんだ(言うまでもなくMagic Onlineだと大量のクリックをしなきゃいけないけどね)」とのことです。
私も神河ブロック構築をやり込んでいたので、このデッキを見て当時を懐かしく思いました。一番思い出深いのは、当時のマナ基盤の弱さです。2色土地とはいえ、色マナを生み出したら次のターンにアンタップしないものを使っていた当時を思うと、現在は大きく進歩しましたよね!Scott Van Essen -「秘儀スピリット」
神河ブロック構築
10 《森》
3 《山》
3 《平地》
4 《松の頂の峰》
4 《平穏な庭園》
-土地(24)-
4 《花の神》
4 《壌土に住むもの》
4 《樹海の古松》
2 《日光女》
4 《春女》
2 《雪女》
-クリーチャー(20)-
4 《霊的な訪れ》
4 《氷河の光線》
4 《木霊の手の内》
4 《引き裂く蔦》
-呪文(16)-
『神河物語』の主要メカニズム、スピリットクラフトを活かしたデッキとなっています。そして、デッキには土地以外は、すべてスピリットと秘儀のみという構成です。
通常の部族カードでは、クリーチャーのみを参照するため、インスタントやソーサリーは相互作用しません。
一方、秘儀はスピリット(神)の使う呪文、というフレイバーがあるため、「スピリットか秘儀」という参照の仕方になっています。これにより、スピリット・デッキにおいては、インスタントやソーサリーも相互作用することができます。
スピリット以外でも、カードタイプ「部族」を使うことで、そのようなことはできます。カードタイプ「部族」は再登場の可能性が低いようですが、そこは秘儀も似たようなものです。
ある意味では、秘儀はカードタイプ「部族」の先祖と言えるでしょう。
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