神河資料 - 選ばれた《鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni》
『From the Vault: Twenty』のカード選出についての記事です。

ReConstructed -デッキ再構築- 2013.8.20 『From the Vault: Twenty』
https://mtg-jp.com/reading/translated/rc/0004310/

#13:2005年
『神河物語』ブロックは、「伝説」テーマを大々的に引き戻した。突然、「伝説」であることが重要になったのだ。日本風の神話を背景にしたこのセットは、忍者を含む新たな世界観をマジックにもたらしてくれた! 《鬼の下僕、墨目》は現在でも統率者戦やキューブ・ドラフトで人気があり、どこからともなく現れては墓地にあるクリーチャーから一番良いものを奪っていって、たくさんの人を驚かせている。

『神河物語』ブロック構築で行われたプロツアー・フィラデルフィア2005は、ゆったりとした相互作用に満ちた環境だった。《師範の占い独楽》や《桜族の長老》、それから《木霊の手の内》といったカードが道をしっかりと固め、そこから伝説のドラゴンか、あるいは《花の神》と《天空のもや》、《魂無き蘇生》を用いたピタゴラ装置的な《けちな贈り物》ロックへと繋いだ。

この環境への解答を探しているなら、攻撃において伝説のドラゴンと十分に渡り合うだけでなく、再生を持ち――さらに、その後墓地に落ちた伝説のドラゴンを奪うことができるクリーチャーより良いものがあるだろうか? 《鬼の下僕、墨目》はゲイディエル・シュライファー/Gadiel Szleiferを勝利へと導き、アメリカ勢の手にプロツアー・タイトルを取り戻したのだ。


『From the Vault: Twenty』はマジック20周年を記念して発売されたセットで、各ブロックから1枚ずつ収録されています。

「マジックの大会の歴史も感じさせたかった」ということで、「各プロツアー・シーズンでのプロツアーや世界選手権の優勝デッキに見られるカード」が採用基準だったようです。

『神河物語』からは、《鬼の下僕、墨目》が選ばれました。最近では、ネズミ年記念のセット『Secret Lair Drop Series: Year of the Rat』にも新規イラストで再録されたカードです。

単純な活躍度で言えば、《梅澤の十手》を筆頭として、これ以上に活躍したと言えるカードはあります。ただ、それだけでは決まらなかったようです。

「神河で注目された部族であるネズミ」「人気部族の忍者」「統率者需要のある伝説のクリーチャー」「イラストも人気が高い」と言った点を考えると、選ばれたのも納得できます。

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