神河資料 - 忍術とディミーア
2020年2月7日 Magic: The Gathering『ラヴニカのギルド』のついての記事です。
Making Magic -マジック開発秘話- 2018.10.30 こぼれ話:『ラヴニカのギルド』
https://mtg-jp.com/reading/mm/0031289/
イゼットに連繋(の調整版)の再録を検討したように、ディミーアに忍術(の調整版)の再録を検討した、とあります。
より詳しい話は以下の通りです。
Making Magic -マジック開発秘話- 2018.9.17 支配するギルド その2
https://mtg-jp.com/reading/mm/0031102/
ディミーアのメカニズム案「変装」は、忍術のようにクリーチャーが変化するものです。面白かったものの、残念ながら、複雑さやシナジーの問題から採用はされませんでした。
最初の記事では、イゼットに連繋の再録を検討したとありました。連繋と言えば、『ギルド門侵犯』でのディミーアのメカニズム「暗号」の発想のベースだった、という形で関わっています。そのことは以前にも記事で触れました(神河資料 - 暗号と刻印と連繋 https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202001201950406447/)。
連繋と忍術。直接再録こそされなかったものの、ディミーアと神河に縁があるのは興味深い所です。
Making Magic -マジック開発秘話- 2018.10.30 こぼれ話:『ラヴニカのギルド』
https://mtg-jp.com/reading/mm/0031289/
Q:他のメカニズムの再録は検討しましたか?
A:イゼット向けに連繋(連繋(秘儀)ではなく、連繋(インスタントやソーサリー))は検討した。ゴルガリ向けに蘇生を検討した。ボロスに関して喊声の話をした。ディミーア向けに、調整版の忍術を提出した。皮肉なことに、展望デザインで再録メカニズムを考えなかった唯一のギルドがセレズニアだったのだ。
イゼットに連繋(の調整版)の再録を検討したように、ディミーアに忍術(の調整版)の再録を検討した、とあります。
より詳しい話は以下の通りです。
Making Magic -マジック開発秘話- 2018.9.17 支配するギルド その2
https://mtg-jp.com/reading/mm/0031102/
ディミーア
展望デザインは、ディミーアのメカニズムにかなり取り組んだ。確か、これが10個の中で(我々は『ラヴニカのギルド』と『ラヴニカの献身』を同時に手がけていた)最後に決めたメカニズムだったはずである。デザインから提出したメカニズムは「変装」と呼ばれ、忍術の変種だった。基本的に、忍術との違いは、変装を持つクリーチャーを攻撃クリーチャーと交換するということであり、それはつまりそれに関連するもの(エンチャントしているエンチャント、装備している装備品、上にあるカウンターなど)はそのまま、同一のオブジェクトであるかのように新しいクリーチャーにつけられるということである。
変装は間違いなく楽しかったのだが、少しばかり複雑過ぎ(セットに5つのメカニズムがあることから、それぞれのメカニズムの複雑さを落とそうとしていた)、また周りのメカニズムとのシナジーもなかった。展望デザインはこれをギルドの小さなテーマに合わせようとしたが、エリック・ラウアー/Erik Lauer(『ラヴニカのギルド』のセットデザイン・リード)は、これが必要な役には立たないということを正しく感じ取ったのだ。
ディミーアのメカニズム案「変装」は、忍術のようにクリーチャーが変化するものです。面白かったものの、残念ながら、複雑さやシナジーの問題から採用はされませんでした。
最初の記事では、イゼットに連繋の再録を検討したとありました。連繋と言えば、『ギルド門侵犯』でのディミーアのメカニズム「暗号」の発想のベースだった、という形で関わっています。そのことは以前にも記事で触れました(神河資料 - 暗号と刻印と連繋 https://researchofkamigawa.diarynote.jp/202001201950406447/)。
連繋と忍術。直接再録こそされなかったものの、ディミーアと神河に縁があるのは興味深い所です。
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