神河資料 - 統率者《天界の麒麟/Celestial Kirin》
統率者デッキの記事です。

ReConstructed -デッキ再構築- 2013.11.12 統率者3分クッキング(クッキーもあるよ)
https://mtg-jp.com/reading/translated/rc/0004322/

天界の麒麟
統率者戦では、他ではなかなか見られないカードを中心にしたデッキを組む絶好の機会に巡り会えることもある。例えば次のデッキのように。

(リストは長いので引用は省きます)

さて、このデッキの大部分を占めるのは、一見弱そうなスピリットの数々だ。《鳥居を見張るもの》や《灯籠の神》といったカードは、統率者戦でも基本的には採用されない。ところがこのデッキに限っては、そういう扱いづらいカードたちを見事に使いこなしている――《天界の麒麟》のおかげで、毎ターン選んだマナ域のカードをすべて吹き飛ばせるのだ!

やや力不足なカードがリストに並ぶこのデッキでは、すべてのゲームを勝ち取ることはできないかもしれない。それでも対戦相手は皆、ある種独特なこのデッキの先を予想することに、勝負そっちのけで夢中になることだろう。(そういう意味では、このデッキは統率者戦というフォーマットの「スピリット」を色濃く映すものである、と私は思うよ)。加えて、統率者戦はプレイヤー間のバランスが自然と調整されていくフォーマットだ。こちらの盤面に大きな脅威がないようなら、対戦相手が厳しく干渉してくることは少ないだろう。

さて、こういったデッキに対して、私はある疑問が思い浮かぶ――このデッキは何を目指したものなのか?

スピリットという部族を用いて......その後は?《天界の麒麟》で何度もしつこく盤面を流すということ以外に、実のあるプランが用意されているだろうか?

このデッキには、ちょっと食い違った部分がある。見たところ《十字軍》や《清浄の名誉》、《旗印》、《共同の功績》、《運命の扉》など、アグレッシブな要素が散見されるのだが、その一方で《天界の麒麟》は盤面を流し続ける。さらに、このデッキは高コストのクリーチャーや、《叱責》のようなかなり受け身なカードも多く抱えているのだ。

私としては、攻めか守りのどちらかに絞って、それを突き詰めていきたい。《順応する自動機械》のようなカードを採用してさらにアグレッシブな方針を推し進めることもできるし、あるいはコントロール側に力を入れて《神の怒り》のようなカードを用いるのもいいだろう。しかし、攻めと守りのどちらも狙うのは危険だ。このデッキは盤面を流すことに長けていて、それから「転生」持ちもたくさんあるので、コントロール・デッキを目指すのが良さそうだね。でも、どちらも試す価値はあるだろう。


『神河救済』に登場した《天界の麒麟》を統率者にした、スピリットデッキが紹介されています。

デッキの強弱はさておき、明確な統一的テーマを持ったデッキは統率者の面白さの一つです。

スピリットをテーマとしてデッキを組むとすれば、統率者もスピリットであるばかりでなく、スピリットを参照する能力が欲しい所です。そのような能力を持つクリーチャーは大勢いますが、統率者にできる伝説の生物となると、殆どが神河ブロックのクリーチャーになります(唯一の例外が、『基本セット2020』の《風の憤怒、カイカ》)。伝説もスピリットもテーマになっている神河ならではです。

ちなみに、この記事では『神河物語』に登場した《統率者ゾーズー》を統率者にしたデッキも紹介されています。

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