神河資料 - 防衛と警戒
2020年2月2日 Magic: The Gathering
(ほぼ)毎回使われるメカニズム、常盤木についての記事です。
Making Magic -マジック開発秘話- 2015.6.9 常磐木な日常
https://mtg-jp.com/reading/mm/0015160/
『神河物語』でキーワード能力となった、防衛と警戒が挙げられています。
警戒は、以前から存在していた能力をキーワード能力として簡略化したものです。ただ、「~は可能ならば攻撃に参加する」「~ではブロックできない」など、昔から存在してもキーワード能力化していないものはあります。単純に昔からある定番、というだけでなく、《セラの天使》という代表的なクリーチャーがいることが、キーワード能力化した上で重要だったのかもしれません。
防衛については、キーワード能力化というよりは、クリーチャー・タイプ「壁」の問題を解消した、という意味合いが強いと思います。クリーチャー・タイプは基本的にはただのマーカーなのですが、「壁」(と「レジェンド」)が独自のルールを持っています。そのため、かつてのクリーチャー・タイプの変更効果には「壁でもレジェンドでもないクリーチャー・タイプを選ぶ」のような制限を付ける必要がありました。これを、「防衛」のキーワード能力化によって、ルールをクリーチャー・タイプから切り離すことで解消できました。
単純にキーワード能力になった、という以上の意味があったことも、常盤木として定着できた理由かもしれません。
Making Magic -マジック開発秘話- 2015.6.9 常磐木な日常
https://mtg-jp.com/reading/mm/0015160/
追加されたキーワード能力
防衛
マジックの黎明期、「壁」というクリーチャー・タイプには追加のルールが存在した。壁では攻撃できない。『レジェンド』が発売されて、もう1つ「レジェンド」というクリーチャー・タイプも追加のルールを持つようになった。時が流れて、『神河物語』の時に「伝説の」をテーマとして扱うことになり、「レジェンド」というクリーチャー・タイプは「伝説の」という特殊タイプに変わった。その結果、「壁」だけが追加のルールを持つクリーチャー・タイプとして残ったので、「攻撃できない」という能力をキーワードにするとともに、ゲーム上は同じ結果になるようにすべての壁に防衛能力を持たせるという決定がなされた。『第9版』はその変更の後の最初の基本セットである。これがキーワード化されたことで、壁でないクリーチャーにもこの能力を持たせることができるようになった。
警戒
これも『アルファ版』から存在していた(《セラの天使》)が、キーワード化されていなかった能力である。『神河物語』でついにキーワード化され、その後の基本セットである『第9版』に登場したのだ。
『神河物語』でキーワード能力となった、防衛と警戒が挙げられています。
警戒は、以前から存在していた能力をキーワード能力として簡略化したものです。ただ、「~は可能ならば攻撃に参加する」「~ではブロックできない」など、昔から存在してもキーワード能力化していないものはあります。単純に昔からある定番、というだけでなく、《セラの天使》という代表的なクリーチャーがいることが、キーワード能力化した上で重要だったのかもしれません。
防衛については、キーワード能力化というよりは、クリーチャー・タイプ「壁」の問題を解消した、という意味合いが強いと思います。クリーチャー・タイプは基本的にはただのマーカーなのですが、「壁」(と「レジェンド」)が独自のルールを持っています。そのため、かつてのクリーチャー・タイプの変更効果には「壁でもレジェンドでもないクリーチャー・タイプを選ぶ」のような制限を付ける必要がありました。これを、「防衛」のキーワード能力化によって、ルールをクリーチャー・タイプから切り離すことで解消できました。
単純にキーワード能力になった、という以上の意味があったことも、常盤木として定着できた理由かもしれません。
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