神河資料 - ストーリーの語り手
2020年1月16日 Magic: The Gathering
英雄譚についての記事です。
Making Magic -マジック開発秘話- 2018.5.8 英雄譚の英雄譚
https://mtg-jp.com/reading/mm/0030559/
「ストーリーが語られることそのものを再現したメカニズム」というものがなかったので、デザインした結果、英雄譚が生まれた、という記事です。
ここでの「ストーリーが語られる」というのは、MTGの背景物語がこの人物視点で語られる、というようなものではなく、その世界における物語(寓話や伝承)を語る設定、ということです。
神河ブロックにおいては、《伝承の語り部》《神河の歴史、暦記》がストーリーの語り手という設定になっており、フレイバーテキストからもその様子はうかがえます。
特に暦記は、「あなたが伝説の呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。」という効果なので、能力的にも伝説の語り手、というフレイバー通りです。伝説テーマの神河ブロックならではの能力と、設定が嚙み合っています。
Making Magic -マジック開発秘話- 2018.5.8 英雄譚の英雄譚
https://mtg-jp.com/reading/mm/0030559/
英雄譚は最初メカニズムですらなく、テーマ要素だった。最初、ドミナリアは歴史の世界であるという発想に我々が集中していた中で、過去が現在を定義する世界においてはストーリーが重要でなければならないという考えが何度も私の頭をよぎっていた。マジックはカードの中でストーリーを伝えようとしてきたが(注目のストーリー・カードが最新の取り組みだ)、メカニズムを通してストーリーを伝えようという試みは非常に新しいものだ。
私は、カード・デザインの中でストーリーやそれを伝えることについてどれだけ触れてきたかを振り返ってみた。大量の本は作ってきたが、私はもっとストーリーそのものに注目することにした。
ストーリーを伝える人物を描いたカードも何枚かある。《遊牧の民の神話作家》(『ジャッジメント』)、《伝承の語り部》(『神河物語』)、《神河の歴史、暦記》(『神河救済』)、《ハートウッドの語り部》(『未来予知』)、《寓話の賢人》(『モーニングタイド』)。
「ストーリーが語られることそのものを再現したメカニズム」というものがなかったので、デザインした結果、英雄譚が生まれた、という記事です。
ここでの「ストーリーが語られる」というのは、MTGの背景物語がこの人物視点で語られる、というようなものではなく、その世界における物語(寓話や伝承)を語る設定、ということです。
神河ブロックにおいては、《伝承の語り部》《神河の歴史、暦記》がストーリーの語り手という設定になっており、フレイバーテキストからもその様子はうかがえます。
生あるものからは語られぬ言葉が、その多くの口からこぼれ落ちた。
《伝承の語り部/Teller of Tales》
暦記が死して後、僧たちは十年をかけて彼の体に刻まれた入墨や、彼と話をした者に語った物語を写しとった。かくして、今手にしている書ができあがったのだ。
――― 神河史書.
《神河の歴史、暦記/Reki, the History of Kamigawa》
特に暦記は、「あなたが伝説の呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。」という効果なので、能力的にも伝説の語り手、というフレイバー通りです。伝説テーマの神河ブロックならではの能力と、設定が嚙み合っています。
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