神河自作 - 天狗
2020年1月15日 Magic: The Gathering日本三大妖怪は鬼・河童・天狗とされることがあります。
そのうち、鬼はデーモン・スピリットとして神河ブロックに存在しています。河童は絶滅こそしているものの、存在は示唆されています。そして、復活した河童をデザインしました。
では、天狗はどうか?と調べてみたのですが、まったく影も形もありません。『イニストラードを覆う影』に《死天狗茸の栽培者》という形で「天狗」という単語を見ることができる程度です。あとは天狗の由来である、《Moon-Eating Dog》が『Global Series: Jiang Yanggu & Mu Yanling』で登場したぐらいでしょうか。
まったく忘れられていた訳ではなく、神河での登場は検討されてはいたようです。
TRUTH IN FANTASY
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/truth-fantasy-2005-03-07
これによると、「赤の人型種族は飛行を持たない」「悪忌の方が魅力的」ということから、天狗よりも悪忌を採用することになったようです。
しかし、天狗はメジャーな妖怪です。烏天狗、白狼天狗、鞍馬天狗など種類も豊富にあるので、まったく使わないのも勿体ないと思います。
そこで、天狗をデザインすることにします。河童と違って、存在した痕跡すらないのですが。そこは、人間が神になったもの、という理屈付けをします。現実世界でも、崇徳上皇などは天狗になったと言われますし、神河世界でも《確約の神主》という神に転生する人間がいます。これで一応の理屈はつけられるでしょう。
まず、考えるのは色です。上の記事では、赤のカラーパイを理由に天狗が不採用となっています。一方で、天狗は山伏(赤のシャーマン)の恰好をしており、山岳信仰と結びついており、山の神ともされているので、赤や山とは切り離しにくいものです。ただ、翼をもって飛翔したり、風を操ったり、知恵に富むものだったりといった側面は、赤よりも青のイメージと言えます
以上を元に考えると、赤青にすれば問題はなくなりそうです。河童が青黒、鬼が黒赤、とすると、ちょうど弧三色となり、キレイにまとまります。
そうして作ったカードがこれです。
他にも作りたいところですが、神河は多色テーマという訳でもないので、赤青のカードを多数作るわけにはいきません。もし、それなりに枚数を作ろうと思うなら、山とのつながりを押し出した、飛行の無い天狗モチーフの赤単色のカードや、風を操る面などに注目した青単色のカードを作るでしょう。
そのうち、鬼はデーモン・スピリットとして神河ブロックに存在しています。河童は絶滅こそしているものの、存在は示唆されています。そして、復活した河童をデザインしました。
では、天狗はどうか?と調べてみたのですが、まったく影も形もありません。『イニストラードを覆う影』に《死天狗茸の栽培者》という形で「天狗」という単語を見ることができる程度です。あとは天狗の由来である、《Moon-Eating Dog》が『Global Series: Jiang Yanggu & Mu Yanling』で登場したぐらいでしょうか。
まったく忘れられていた訳ではなく、神河での登場は検討されてはいたようです。
TRUTH IN FANTASY
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/truth-fantasy-2005-03-07
Shed a tear for the tengu: The akki beat out the other contender for the highly coveted red spot in the world of Kamigawa: the tengu. Tengu, the classic bogeyman of Japan, have a many-tiered society. The bottom ranks are long-nosed mountain men that look a bit like akki without shells, while the upper ranks are more birdlike, complete with beaks and wings. Ultimately, the tengu lost their bid for glory in Kamigawa because red humanoids in Magic have no business flying all the time, and they lack the akki’s natural charm.
これによると、「赤の人型種族は飛行を持たない」「悪忌の方が魅力的」ということから、天狗よりも悪忌を採用することになったようです。
しかし、天狗はメジャーな妖怪です。烏天狗、白狼天狗、鞍馬天狗など種類も豊富にあるので、まったく使わないのも勿体ないと思います。
そこで、天狗をデザインすることにします。河童と違って、存在した痕跡すらないのですが。そこは、人間が神になったもの、という理屈付けをします。現実世界でも、崇徳上皇などは天狗になったと言われますし、神河世界でも《確約の神主》という神に転生する人間がいます。これで一応の理屈はつけられるでしょう。
まず、考えるのは色です。上の記事では、赤のカラーパイを理由に天狗が不採用となっています。一方で、天狗は山伏(赤のシャーマン)の恰好をしており、山岳信仰と結びついており、山の神ともされているので、赤や山とは切り離しにくいものです。ただ、翼をもって飛翔したり、風を操ったり、知恵に富むものだったりといった側面は、赤よりも青のイメージと言えます
以上を元に考えると、赤青にすれば問題はなくなりそうです。河童が青黒、鬼が黒赤、とすると、ちょうど弧三色となり、キレイにまとまります。
そうして作ったカードがこれです。
天狗の元締め、アマギ (3)(青)(赤)
伝説のクリーチャー ― スピリット レア
飛行、速攻
~が攻撃するたび、あなたがコントロールしていないクリーチャー最大1体と、あなたがコントロールするクリーチャー最大1体を対象とする。あなたは(1)(青)か(2)(赤)またはその両方を支払ってもよい。(1)(青)を支払ったなら、前者をオーナーの手札に戻す。(2)(赤)を支払ったなら、後者はターン終了時まで、+X/+0の修整を受ける。Xは、あなたがコントロールする山の数に等しい。
4/4
他にも作りたいところですが、神河は多色テーマという訳でもないので、赤青のカードを多数作るわけにはいきません。もし、それなりに枚数を作ろうと思うなら、山とのつながりを押し出した、飛行の無い天狗モチーフの赤単色のカードや、風を操る面などに注目した青単色のカードを作るでしょう。
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