神河自作 - 死後の再録
2020年1月6日 Magic: The Gathering
先日、『変わり身』について考察しているうちに、1つ思いついたことがあります。それがキーワード能力『死後』の再録です。
理由はいくつかあります。
1.『転生』の後継メカニズム
「もともと神河の神は不死身。現し世(神以外の世界)での肉体が壊れても、隠り世(神の世界)に戻るだけで、また新しい肉体を得て戻ってこれる。転生はこれを現した能力」という話を聞いたことがあります。スピリットが死亡した後でまたスピリットが出るのは、同様のフレイバーと解釈できるでしょう。
また、『転生』を有するスピリットは、白黒緑に限られていました。そして、『死後』は白黒の勢力、オルゾフのメカニズムです。緑で飛行トークンが出るのはやや不自然だから外すとしても、『転生』を使っていた3色のうち2色が使うなら、同程度の枚数は作れると思います。
2.メカニズムの再利用
各ブロックで1つは過去のメカニズムを再利用する、という方針があるそうです。
Making Magic -マジック開発秘話- 2013.12.11 再興の信心
https://mtg-jp.com/reading/mm/0006529/
これは絶対というほどではありません。そもそも最近はブロック制度が崩壊しています。しかし、再利用できるいい機会があるなら、そうするに越したことはありません。
3.忍術やスピリット部族カードとのシナジー
これは先日の記事にも書いた通りです。飛行という回避能力を持っているのですから、忍術とはシナジーを発揮します。黒は忍者もいるのでやりやすいでしょう。トークンなので回収して再利用できないのは残念ではありますが、シナジーが強くなり過ぎない、とも言えるかもしれません。
また、神河なので、スピリットであることは当然大きな意味を持ちます。スピリット部族カードの恩恵を受けやすいでしょう。特に、白のクレリックにそういうカードを作ろうとしているので尚更です。
以上の理由から、『死後』を再録させるのもありなのかも、と考えています。
もっとも、今あるカードリストに『死後』を入れるという話ではなく、また別の神河リメイクをやるとしたら入れるかも、という話です。
また、考察中をきっかけとして思いついたカードを載せます。
余談:神河における死後の世界
テーロスでは、死の国
アモンケットでは、下働きのミイラや、人々を襲うゾンビや、栄光の来世(実際は永遠衆)
イニストラードでは、ゾンビやスピリット
神河において、神は死なない(or死んでも生き返る)、それ以外は死ぬ。
《道を塞ぐ者、黄泉示》のFTでは、死後の世界がある、あるいは信仰されている。
《御霊の足跡》のFTでは、生き返ることもある。
《分霊の確約》のFTでは、スピリットとして転生もある。
ただし、《死者の嘆き、崩老卑》のFTから考えると、転生ではなく神の誕生という可能性もある。
《死相の否命》のFTでは、流転輪廻する。
《春の鼓動》のFTでは、天国(paradise)がある、あるいは信仰されている。
《侍の御大将、武野》は、幽霊になって定命の世界に帰った。これは世界の帳が弱くなったことによる。
http://mtgwiki.com/wiki/%E4%BE%8D%E3%81%AE%E5%BE%A1%E5%A4%A7%E5%B0%86%E3%80%81%E6%AD%A6%E9%87%8E/Takeno,_Samurai_General
余談:神河の神
テーロスやアモンケットなどの神は破壊不能などで不死身性・永遠性を表していましたが、神河のスピリット/Kamiの場合は、むしろ死亡することや、神を生け贄に捧げることに焦点を当てています。
低いレアリティにもいて、枚数が多いから、強力な除去耐性を付けられないから、とも、日本人的な死の美学、とも取れます。
例えば、転生、ドラゴンサイクル、ずべらのPIG、《一なる否命》、《飢えたるもの、卑堕硫》、《生相の否命》、 《貪る強欲》、《貪る憤怒》、《生紡ぎ》、《季節の導き、節貴》、他にも自分を生け贄に捧げることで能力を起動するスピリットがたくさんいます。魂力もある意味ではその亜種と言えるでしょうか。
転生は活躍しませんでしたが、サクリ能力は一定の人気があって、デッキがしばしば成立するので、リメイクのやりがいはあるはずです。
理由はいくつかあります。
1.『転生』の後継メカニズム
「もともと神河の神は不死身。現し世(神以外の世界)での肉体が壊れても、隠り世(神の世界)に戻るだけで、また新しい肉体を得て戻ってこれる。転生はこれを現した能力」という話を聞いたことがあります。スピリットが死亡した後でまたスピリットが出るのは、同様のフレイバーと解釈できるでしょう。
また、『転生』を有するスピリットは、白黒緑に限られていました。そして、『死後』は白黒の勢力、オルゾフのメカニズムです。緑で飛行トークンが出るのはやや不自然だから外すとしても、『転生』を使っていた3色のうち2色が使うなら、同程度の枚数は作れると思います。
2.メカニズムの再利用
各ブロックで1つは過去のメカニズムを再利用する、という方針があるそうです。
Making Magic -マジック開発秘話- 2013.12.11 再興の信心
https://mtg-jp.com/reading/mm/0006529/
遠い昔、ビル・ローズ/Bill Roseは、デザイン資源を守るために各ブロックで1つは過去のメカニズムを再利用するようにする必要があると気がついた。
これは絶対というほどではありません。そもそも最近はブロック制度が崩壊しています。しかし、再利用できるいい機会があるなら、そうするに越したことはありません。
3.忍術やスピリット部族カードとのシナジー
これは先日の記事にも書いた通りです。飛行という回避能力を持っているのですから、忍術とはシナジーを発揮します。黒は忍者もいるのでやりやすいでしょう。トークンなので回収して再利用できないのは残念ではありますが、シナジーが強くなり過ぎない、とも言えるかもしれません。
また、神河なので、スピリットであることは当然大きな意味を持ちます。スピリット部族カードの恩恵を受けやすいでしょう。特に、白のクレリックにそういうカードを作ろうとしているので尚更です。
以上の理由から、『死後』を再録させるのもありなのかも、と考えています。
もっとも、今あるカードリストに『死後』を入れるという話ではなく、また別の神河リメイクをやるとしたら入れるかも、という話です。
また、考察中をきっかけとして思いついたカードを載せます。
生まれ変わる魂 (3)(白)(白)
ソーサリー レア
すべてのクリーチャーを破壊する。これにより破壊されたスピリット・クリーチャー1体につき、それのコントローラーは、飛行を持つ無色の1/1のスピリット・クリーチャー・トークンを1体生成する。
分霊 (1)(黒)(黒)
ソーサリー アンコモン
この呪文を唱えるための追加コストとして、スピリット・クリーチャー1体を生け贄に捧げる。飛行を持つ無色の1/1のスピリット・クリーチャー・トークンをX体生成する。Xは、生け贄に捧げられたクリーチャーの点数で見たマナ・コストである。
余談:神河における死後の世界
テーロスでは、死の国
アモンケットでは、下働きのミイラや、人々を襲うゾンビや、栄光の来世(実際は永遠衆)
イニストラードでは、ゾンビやスピリット
神河において、神は死なない(or死んでも生き返る)、それ以外は死ぬ。
《道を塞ぐ者、黄泉示》のFTでは、死後の世界がある、あるいは信仰されている。
《御霊の足跡》のFTでは、生き返ることもある。
《分霊の確約》のFTでは、スピリットとして転生もある。
ただし、《死者の嘆き、崩老卑》のFTから考えると、転生ではなく神の誕生という可能性もある。
《死相の否命》のFTでは、流転輪廻する。
《春の鼓動》のFTでは、天国(paradise)がある、あるいは信仰されている。
《侍の御大将、武野》は、幽霊になって定命の世界に帰った。これは世界の帳が弱くなったことによる。
http://mtgwiki.com/wiki/%E4%BE%8D%E3%81%AE%E5%BE%A1%E5%A4%A7%E5%B0%86%E3%80%81%E6%AD%A6%E9%87%8E/Takeno,_Samurai_General
余談:神河の神
テーロスやアモンケットなどの神は破壊不能などで不死身性・永遠性を表していましたが、神河のスピリット/Kamiの場合は、むしろ死亡することや、神を生け贄に捧げることに焦点を当てています。
低いレアリティにもいて、枚数が多いから、強力な除去耐性を付けられないから、とも、日本人的な死の美学、とも取れます。
例えば、転生、ドラゴンサイクル、ずべらのPIG、《一なる否命》、《飢えたるもの、卑堕硫》、《生相の否命》、 《貪る強欲》、《貪る憤怒》、《生紡ぎ》、《季節の導き、節貴》、他にも自分を生け贄に捧げることで能力を起動するスピリットがたくさんいます。魂力もある意味ではその亜種と言えるでしょうか。
転生は活躍しませんでしたが、サクリ能力は一定の人気があって、デッキがしばしば成立するので、リメイクのやりがいはあるはずです。
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