神河資料 - 魂力から生まれた出来事 その2
2019年12月20日 Magic: The Gathering
昨日の記事に「マーク・ゴットリーブ/Mark Gottliebが出来事メカニズムの進化について非常に詳細な記事」とあった記事について取り上げます。
翻訳記事その他 2019.9.12 出来事に起こった出来事
https://mtg-jp.com/reading/translated/0033068/
魂力を持つクリーチャーは、呪文(のように使える起動型能力)の効果と、クリーチャー時の常在型能力・起動型能力の効果が一致していました。そのため、自然とテキストが長くなります。また、この方針の場合はバニラ・クリーチャーにすることができません。こうした点が、新世界秩序(詳細は記事中のリンクかMTGwiki参照)の観点から相応しくなかったようです。
もっとも、これはそういう「方針」でしかなく、魂力が必ず従わなければならないルールではないです(そもそも能力語なので、ルール上は何も意味を持たないのですが)。よって、1.の点だけならば、魂力という名前のまま、方針を変えて再録することも可能です(名前が雰囲気に合うかどうかはともかくとして)。
ただ、2.のように、あとでクリーチャーとしても唱えることができるようにするのは難しいでしょう。これこそが魂力ではなく、出来事になった決定的な理由と言えます。
結果、「クリーチャーとしても呪文としても使えるカード」から大きな進化を遂げました。
翻訳記事その他 2019.9.12 出来事に起こった出来事
https://mtg-jp.com/reading/translated/0033068/
出来事はこの過程で2つの段階に分かれて生み出されました。
1.イアン・デューク/Ian Dukeは新しいキーワードではなく魂力の再利用を提案しました。魂力はゲーム中の決断の場所を提供し(クリーチャーか呪文、欲しいのはどっち?)、あらゆる種類の効果に適用でき、理解するのが難しくなく、初めての時はあまり使われませんでした――『神河』ブロックでは12枚だけしか存在しなかったのです。
我々は今回はこれらのクリーチャーをシンプルなものにしたいと考えました。神河の時のカードはクリーチャー部分の能力と魂力の能力をメカニズム的に結びつけるためによく機能しまししたが、新世界秩序のコモンとしては複雑すぎました。なので、例えば2/3クリーチャーか《送還》の効果を単純に選ぶことになります。我々はこれを試し、気に入りました……ある程度は。最初に決定を行う場所以外はこのカードはとても基本的で、そしてこれを最大限に活かすことはできません。これらのカードを使ったゲームは進むにつれて面白さが減っていきました。
2.多いものは少ないものより良いというデザインの原理を利用して、アーロン・フォーサイス/Aaron Forsytheが魂力を使ったクリーチャーを後で唱えることができるというものを提案しました。
できました。これです! 我々はこれを試して好きになり、出来事は自身をセットの要素の1つとして認めました。
魂力を持つクリーチャーは、呪文(のように使える起動型能力)の効果と、クリーチャー時の常在型能力・起動型能力の効果が一致していました。そのため、自然とテキストが長くなります。また、この方針の場合はバニラ・クリーチャーにすることができません。こうした点が、新世界秩序(詳細は記事中のリンクかMTGwiki参照)の観点から相応しくなかったようです。
もっとも、これはそういう「方針」でしかなく、魂力が必ず従わなければならないルールではないです(そもそも能力語なので、ルール上は何も意味を持たないのですが)。よって、1.の点だけならば、魂力という名前のまま、方針を変えて再録することも可能です(名前が雰囲気に合うかどうかはともかくとして)。
ただ、2.のように、あとでクリーチャーとしても唱えることができるようにするのは難しいでしょう。これこそが魂力ではなく、出来事になった決定的な理由と言えます。
結果、「クリーチャーとしても呪文としても使えるカード」から大きな進化を遂げました。
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