神河資料 - 伝説のバニラ・クリーチャー
神河資料 - 伝説のバニラ・クリーチャー
伝説のバニラ(能力を持たないクリーチャー)についてです。

Making Magic -マジック開発秘話- 2018.5.1 『ドミナリア』での話 その3
https://mtg-jp.com/reading/mm/0030528/

《アーボーグの暴食、ヤーグル》
『神河物語』のあるデベロップ会議の間に(私は同セットのデザイン・チームには参加していなかったが、デベロップ・チームに参加していた)、我々はそのセットのすべてのレア・クリーチャーを伝説のクリーチャーにし、さらにアンコモンの一部もそうするということについて話していた。

誰が言ったかは忘れたが、そのとき誰かが伝説のバニラ・クリーチャーはデザインできない、と言ったのだ。私はできると答え、そして相手の主張が間違っていると証明するため、《今田家の猟犬、勇丸》をデザインした。

『ドミナリア』も伝説をテーマとしたセットなので、再び伝説のバニラ・クリーチャーという問題が浮上してきた。今回の解決策は、これまでバニラ・クリーチャーで存在したことがないだけでなく、マジック史上にも存在しなかった唯一のパワー/タフネスの組み合わせにするというものだった。最終的に、9/3に決まった。これが黒になったのは、(カラー・パイ的には赤でもあり得たが)黒がふさわしい場所だと感じられたからである。蛙・スピリットというフレイバーづけはあとで行なわれたものだと思う。


伝説のクリーチャーというと、派手な効果や、デッキの中核になる能力などがつくことがあります。あるいは、ストーリーのフレイバーを再現するような能力も目にするでしょう。それだけに、伝説のバニラ・クリーチャーをわざわざ作ることは普通ありません。

伝説をテーマにした神河やドミナリアでならではのカードと言えます。また、「伝説」が初登場した、レジェンドでは伝説のバニラが何枚も収録されました。残念ながら「2色6マナで5/5」の《Torsten Von Ursus》のように、割に合わないものが多かったのですが。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索