今回は、『神河救済』の《空虚自身》についてです。
Making Magic -マジック開発秘話- 2014.4.9 レンズ状のデザイン
https://mtg-jp.com/reading/mm/0008676/
タイトルの「レンズ状のデザイン」とは、「新規プレイヤーにとっては単純だが経験を積んだプレイヤーにとってはより複雑なに見えるデザイン」ということです。
そして、「複雑さとは?」という説明で《空虚自身》が引き合いに出されました。
このカードには、《混沌の掌握》や《生き写し》のような文章の難解さはありません。しかし、「そんなことしてどうするの?」という点が意味不明です。
単体では何もしないどころか自殺行為でしかありません。そこで、コンボやピンポイントな状況での対策カード、という使い方がある程度考えられ、実践されています。
「こういったカードの使い道を探すのも楽しい」というプレイヤーも皆無ではありません。そういった楽しみも許容するのがマジックの懐の広さだと思います。
空虚自身 (黒)
インスタント
あなたの手札を捨てる。
Making Magic -マジック開発秘話- 2014.4.9 レンズ状のデザイン
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理解上の複雑さ
4つめに、文章はわかるが求めていないことをするように見える場合。この場合にもプレイヤーは混乱することがある。この典型例が、『神河救済』の《空虚自身》だ。
《空虚自身》に書かれている文章自体は短いが、多くのプレイヤーを困惑させるものだった。なぜか? なぜなら、このカードに書かれている内容が、なぜそんなことをしなければならないのか理解できない類のものだったからである。プレイヤーは文章を読み、そしてその使い道が理解できず、自分が誤解しているに違いないと考え、完全に理解しているにもかかわらず理解できていないと思ったのだ。
このどの場合においても、経験の浅いプレイヤーはルール文章を読み、そしてそのカードの使い方がわからなくて立ち止まらされることになる。
タイトルの「レンズ状のデザイン」とは、「新規プレイヤーにとっては単純だが経験を積んだプレイヤーにとってはより複雑なに見えるデザイン」ということです。
そして、「複雑さとは?」という説明で《空虚自身》が引き合いに出されました。
このカードには、《混沌の掌握》や《生き写し》のような文章の難解さはありません。しかし、「そんなことしてどうするの?」という点が意味不明です。
単体では何もしないどころか自殺行為でしかありません。そこで、コンボやピンポイントな状況での対策カード、という使い方がある程度考えられ、実践されています。
「こういったカードの使い道を探すのも楽しい」というプレイヤーも皆無ではありません。そういった楽しみも許容するのがマジックの懐の広さだと思います。
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