神河現代 - 公式ストーリー第1章
2021年12月17日 Magic: The Gathering コメント (3)
次期に発売される、神河の新セットの情報については、「神河現代」とした記事で扱うことにします。
公式サイトで、ネオ神河のストーリー記事が公開されました。
タイトルにある「魁渡」は、神河出身の新PW、漆月魁渡(しづき かいと)のことです。
以前から公開されていた画像からは想像しませんでしたが、わずか16歳でした。
氷山勢団から受けた依頼をこなして、報酬を受け取っています。
もっとも、それは失踪した神河の皇帝の行方を探るための手段であり、組織への忠誠はありません。
この失踪事件が、ストーリーの縦軸になりそうです。
事前情報にあったサイバーパンク世界らしさは、随所に登場する機械に現れています。
一方で、神河の神河たる所以である神=スピリットも、健在です。
特に、その神と機械との融合という技術が開発されていることから、どちらかに偏重する可能性は低いでしょう。
狸の神が出てきたのも、面白いところです。
狐と狸は対になるような扱いでありながら、旧神河では狐しか登場しませんでした。
神の姿であれ、登場してくるのは望ましいことです。
梅澤一族と思しき梅澤悟(うめざわ さとる)を始めとして、
大口縄にとって代わって神河を統べる神となった香醍(きょうだい)、
名前だけがでてカード化されていなかった西の樹の木霊、
カード名そのままの背信の化身、痣矛奇(あざむき)など、興味深い名前も出てきます。
当然ですが、神でもなければ、当時のキャラクターをそのまま出すことなど不可能です。
定命のキャラクターは、梅澤のように、その子孫という形で出てくることが予想されます。
余談
英語原文記事には、《鷲掴む苦悩》のアートがありました。
https://media.wizards.com/2021/images/daily/jDMWI78h6e.jpg
なぜか日本語記事にはありません。
2022/01/30 追記
大雑把な流れをまとめました。
[1] 皇が姿を消した事件から一年後のある日。魁渡は所属する氷山勢団の長である梅澤から直々の依頼を受ける。大田原の未来派ムーンフォークであるタメシの設計図を奪うことに。
[2] 母聖樹でタメシを追っていると、姉の英子と合流。その目的は失踪事件の際に、光が動物の姿になったのが未来派の仕業かを確かめるため。後にタメシと遭遇して交戦の末に捕らえる。
[3] タメシに閉じ込めていた神を檻から開放すると、狸の神が出てきた。それは、かつて姉が失踪事件の際に目撃した光の動物と同じだった。研究は神と機械の融合であり、その目的は神を守るためだと語る。
[4] 魁渡の裏切りを神使いの力で察知した勢団員が表れて交戦。戦闘力は上でも数で押され、苦戦していると、樹海の兵団がやって来た。3人は狸の神を連れて、その場から逃げ出す。
[5] 樹海にて、忘れられた空地の神と遭遇すると、狸の神が光となってそれと交戦。狸の神が命令を発すると、空地の神は自ら川に飛び込んで消えた。
[6] タメシは皇宮への報告を無しにする代わりに、これ以上の研究を断念した。神、特に定命の世界で生まれた神は、いずれ自ら機械との融合を選ぶだろう、と考えていたため。狸のドローンを魁渡に譲り渡し、立ち去る。
[7] 狸の神は自ら狸のドローンと繋がり、自らの名前を灯元だと明かすと、仮面に変形した。魁渡がそれを装着するとPWに覚醒し、別の次元へと移動した。以降、狸の神と共に多次元宇宙全体を探す旅に出る。
公式サイトで、ネオ神河のストーリー記事が公開されました。
狸のロボットは再び形を変えて魁渡の手の中へと滑り込んだ。それを裏返すと、仮面の形をしていた。
彼はその滑らかな縁と折り紙のような面を見つめた。もしも、灯元の中に皇との繋がりが本当に生きていて、かつ自分と一緒にいることを選んだなら、それが意味するのは……
狸の仮面を顔にあてがうと。彼は瞬時にそれを感じた。
彼の奥深くにエネルギーが打ち鳴らされ、指先へと登ってきた。それは静電気が、魔法が、力が、解き放たれたがっているようだった。魁渡に、放ってくれと願うようだった。
背後のどこかで、英子が名前を呼んでいた。必死の、恐怖した声で叫んでいた。
だが魁渡は返答できなかった。何かが彼の魂を異なる方向へ――異なる次元へ――引いていた。そして彼はそれに抗えなかった。
抗う気はなかった。
どこへ行けばいいかわかった気がしたのは、いつ以来だろうか。
力が溢れ、あらゆる骨と血管に流れた。魁渡は貪るようなそれに身を任せた――そして魂を引く力を今一度感じると、それがずっと運命であったかのように彼はその呼び声に応えた。
魁渡は一歩を踏み出し、神河から姿を消した。
引用元
神河:輝ける世界 EPISODE 01
魁渡・起源の物語:「忠誠の試練」「その先へ続く道」
https://mtg-jp.com/reading/ur/NEO/0035688/
タイトルにある「魁渡」は、神河出身の新PW、漆月魁渡(しづき かいと)のことです。
以前から公開されていた画像からは想像しませんでしたが、わずか16歳でした。
氷山勢団から受けた依頼をこなして、報酬を受け取っています。
もっとも、それは失踪した神河の皇帝の行方を探るための手段であり、組織への忠誠はありません。
この失踪事件が、ストーリーの縦軸になりそうです。
事前情報にあったサイバーパンク世界らしさは、随所に登場する機械に現れています。
一方で、神河の神河たる所以である神=スピリットも、健在です。
特に、その神と機械との融合という技術が開発されていることから、どちらかに偏重する可能性は低いでしょう。
狸の神が出てきたのも、面白いところです。
狐と狸は対になるような扱いでありながら、旧神河では狐しか登場しませんでした。
神の姿であれ、登場してくるのは望ましいことです。
梅澤一族と思しき梅澤悟(うめざわ さとる)を始めとして、
大口縄にとって代わって神河を統べる神となった香醍(きょうだい)、
名前だけがでてカード化されていなかった西の樹の木霊、
カード名そのままの背信の化身、痣矛奇(あざむき)など、興味深い名前も出てきます。
当然ですが、神でもなければ、当時のキャラクターをそのまま出すことなど不可能です。
定命のキャラクターは、梅澤のように、その子孫という形で出てくることが予想されます。
余談
英語原文記事には、《鷲掴む苦悩》のアートがありました。
https://media.wizards.com/2021/images/daily/jDMWI78h6e.jpg
なぜか日本語記事にはありません。
2022/01/30 追記
大雑把な流れをまとめました。
[1] 皇が姿を消した事件から一年後のある日。魁渡は所属する氷山勢団の長である梅澤から直々の依頼を受ける。大田原の未来派ムーンフォークであるタメシの設計図を奪うことに。
[2] 母聖樹でタメシを追っていると、姉の英子と合流。その目的は失踪事件の際に、光が動物の姿になったのが未来派の仕業かを確かめるため。後にタメシと遭遇して交戦の末に捕らえる。
[3] タメシに閉じ込めていた神を檻から開放すると、狸の神が出てきた。それは、かつて姉が失踪事件の際に目撃した光の動物と同じだった。研究は神と機械の融合であり、その目的は神を守るためだと語る。
[4] 魁渡の裏切りを神使いの力で察知した勢団員が表れて交戦。戦闘力は上でも数で押され、苦戦していると、樹海の兵団がやって来た。3人は狸の神を連れて、その場から逃げ出す。
[5] 樹海にて、忘れられた空地の神と遭遇すると、狸の神が光となってそれと交戦。狸の神が命令を発すると、空地の神は自ら川に飛び込んで消えた。
[6] タメシは皇宮への報告を無しにする代わりに、これ以上の研究を断念した。神、特に定命の世界で生まれた神は、いずれ自ら機械との融合を選ぶだろう、と考えていたため。狸のドローンを魁渡に譲り渡し、立ち去る。
[7] 狸の神は自ら狸のドローンと繋がり、自らの名前を灯元だと明かすと、仮面に変形した。魁渡がそれを装着するとPWに覚醒し、別の次元へと移動した。以降、狸の神と共に多次元宇宙全体を探す旅に出る。
コメント
梅澤哲郎はドミナリアに渡って、その子孫は、現在までドミナリアにいますよね?
神河にも梅澤一族がいるということは、ドミナリアの梅澤一族の中に、次元を渡って神河に帰った者がいるということなのでしょうか?
あるいは、梅澤哲郎の親戚の子孫の可能性もありそうですね。
どちらにせよ、すごく楽しみで、現在に至るまでの梅澤家に関するストーリーを読んでみたいです!
申し訳ありませんでした。
元々神河に梅澤一族がいた訳ですが、彼ら全員が追放されたのではなく、その一人である梅澤哲郎が追放されただけなので。
1000年以上もの時間が空いているので、現在までのストーリーを描くとしたら膨大なものになりそうですね。